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2016憲法違反の戦争法制は廃止

 1月11日、戦争法廃止2000万署名の取り組みを本格化させるための長崎キックオフ集会が開かれ、会場を埋め尽くす約150人が参加しました。戦争への道を許さない!ながさき1001人委員会、憲法改悪阻止県共同センター、N-DOVE、女の平和in長崎の4団体が呼びかけたもの。長崎県では4月25日までに20万筆を目標にしています

 主催者を代表して土山秀夫さん(1001人委員会呼びかけ人)があいさつ。「安倍政権はこの間、ファウルや規則違反を繰り返している。ここでレッドカードを突きつけよう。安倍政権の企みを粉砕するには2000万人署名をやり遂げて、民意を突きつけることが大きなインパクトになる」と呼びかけました。

 被爆者5団体を代表して中島正徳さん(手帳友愛会会長)は「これまでの歴史を見れば、独裁者、権力者が自分たちの欲望を満たすために戦争を始めた。今の安倍政権は米国の戦争の下請けをしようとしている。何としても憲法を守らなければならない。被爆者も力を入れた頑張っていきたい」と決意を述べました。

 i女性会議の小杉実知子さんは「安倍政権を批判するのに選挙では自公に入れる人たちは本質が見えていない。もっと知らせて参議院選挙に勝利しよう」と訴えました。

 N–DOVEのメンバーもそれぞれ発言。「安保法制は通ってしまったがデモは無駄ではなかったと思う。少なからず影響を与えた。署名は対話の場所。無限の可能性がある」「私たちも勇気と元気をもらった。署名は未来をつくるもの。多くの人たちに広めていきたい」「『未来はおれたちの手の中に』と言ってきたが、その確信はいまでも変わらない。しかし待っているだけでは手に入らないことも知った。署名で安倍政権に民意を突きつけ、また遅々として進まない野党共闘を後押ししたい」。

 芸人九条の会の古今亭菊千代さんは「神社で改憲署名が集められ、国会近くでかばんに『平和』の文字があるだけで職務質問を受ける時代。生きる権利が踏みにじられるとき、落語家である前に人間でありたい」と話しました。

 光源寺前住職の楠達也さんは「世間に『たたかえる国にせんばダメさ』という雰囲気が浸透していることに怖さを感じる。ダメなものはダメとみんなが自覚し、行動し、発信しなければ伝わっていかない」と語りました。

 集会後は4カ所(ハマクロス前,長崎駅前高架広場,鉄橋,夢彩都前)で署名行動を実施し、全体で120人が参加、寄せられた署名は946筆でした。

(2016年1月12日)