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戦争法廃止へ!みんな一緒に

 「野党は手を取れ!」「憲法守れ!」「戦争反対!」…安倍政権が戦争法の採決を強行させてから3ヶ月目となる12月19日、「戦争法廃止!安倍政権退陣!ながさき集会」が開かれ、約400人が参加しました。主催は、憲法共同センター、戦争への道を許さない!ながさき1001人委員会、N–DOVE。

 県九条の会の井田洋子さんは、「昨年7月の集団的自衛権行使容認の閣議決定は、本来すべての武器を持てないはずの九条の下で、個別的自衛権だけは認めるという、なんとか法治国家の体裁を保つために生み出した政府解釈を一握りの人たちの思惑で一挙に変えてしまった。その新解釈に依拠する戦争法制はどれも違憲である」と強調しました。また安倍内閣は参議院選挙向けに「経済対策」をアピールしているが、武器輸出などに見られるように戦争法制と表裏一体のもの。表面的なものに誤魔化されないようにと警鐘を鳴らしました。

 光源寺の前住職の楠達也さんは、「武器はいらない、兵隊はいらないというのが釈迦の教え。いま憲法を変える/戦争への道への大きな流れをひしひしと感じる。来年は天下分目のたたかい。選挙で流れを変えよう。そのためにも野党は『バラバラだけどみんな一緒に』なって勝ち抜こう」と呼びかけました。

 長崎被災協の山田拓民さんは、「被爆者5団体はスクラムを組んでいる。戦争と聞くと、『あの日』の悲惨な光景が浮かんでくる。絶対に許してはならない。戦争のニオイがしたらその元をつぶしていかなければ。気づいたら手遅れだったということがないように頑張っていきたい」と決意を述べました。

(2015年12月20日)