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憲法と平和の議論を尽くそう!

憲法を守れ!ストップ戦争への道!ながさき集会

 憲法記念日の5月3日、「ながさき9条フェスタ実行委員会」が「憲法を守れ!ストップ戦争への道!ながさき集会」を開きました。雨のために、急遽会場が変更となったにもかかわらず、500人以上の参加がありました。

 呼びかけ人を代表して葛西よう子さんがあいさつ。「戦争できる国に着々と進んでいる。少しずつ平和への歯止めが外されようとしている。憲法記念日のこの日、憲法と平和の議論を尽くそう」と話しました。

 リレートークでは、県弁護士会の憲法委員会副委員長の中川拓さん、長崎市仏教連合会顧問の楠達也さん、第17代高校生平和大使の竹内彩華さん(現在は大学生)が平和と憲法の大切さについて語りました。

 中川さんは「最も憲法が危機にある」と警鐘を鳴らし、それぞれの憲法が前憲法よりも優れている点を説明しました。「憲法は元々国家権力を縛るものであると同時に、その国の将来の理想が込められている。日本国憲法には、戦争放棄の理念が見て取れる」とのべ、「日本は、憲法を生かしきれてない」と指摘しました。「議論を尽くして、理想的社会にしていく必要がある」と語りました。

 楠さんは「戦後70年、70年間でアジアで戦争をしなかった国は日本とブータンの2カ国しかない」と話し、「憲法9条のお蔭。平和憲法があるために、日本は何を歩んできたらいいのかわかる」と述べました。お釈迦様の「殺してはならぬ、殺さしめてはならぬ」の言葉を引用し、日本もそうあるべきと語りました。

 現役の高校生平和大使らとともに、竹内さんは「微力だけど、無力じゃない」の言葉を紹介し、「憲法9条を守らなければならない。声を上げていくことが必要」と呼びかけました。

 17団体の各九条の会の紹介があり、「国会も国民もないがしろにされている。隣の人、友達に学習会に来てもらうことが大事」との発言がありました。

 集会後、参加者は「ピース9ウォーク」で市中をパレードし、憲法9条をアピールしました。

(2015年5月4日)