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危険なオスプレイ 佐世保に来るな!

佐世保平和委員会・原水協が抗議行動

 3月19日、九州防衛局はオスプレイ2機が23日午後に、米軍赤崎貯油所ヘリパッドに飛来すると、県と佐世保市に通知しました。目的やルートは明らかにされませんでした。
 県内10団体は、20日に県知事に申し入れを計画しました。しかし、担当の危機管理課長の異動発表と重なり、さらに「国が決めたことで、県当局が会ってもしょうがない」と面会を拒否したため、やむなくファックスでの申し入れという異例の事態となりました。

 3月23日、佐世保平和委員会と原水協の10人は欠陥機オスプレイの佐世保飛来中止を求め、朝長則男佐世保市長にあて、申し入れを行いました。申し入れは、①「飛来中止の要請」をする②今後、佐世保地区での米軍・自衛隊のオスプレイ飛行に対して反対の立場を明らかにせよ—の2点を要求。

 朝長市長は「オスプレイの安全性は国民の理解が十分に得られていない。国に対し、安全確保に万全を期すよう求める」と発言しています。申し入れで山下千秋さん(佐世保原水協理事長)は、市長の発言は重要だとし、「オスプレイは来るなと明確に米軍に言うべき」と求めました。市は「オスプレイ=危険という認識は国民にもあるため、市長コメントがあった。国民に説明するよう政府に求めていきたいが、飛来中止の要請は考えていない」と回答しました。

 同日に島瀬児童公園で行われた抗議集会には、約30人が参加。参加者らはリレートークで「佐世保の街で墜落したらどうするのか。オスプレイは佐世保に来るな、これが市民の声です」と訴えました。

 オスプレイ2機は23日午後1時頃、赤崎貯油所のヘリパッドに着陸。物資の積み込みとタンクローリーから燃料の補給後、午後2時半頃に離陸しました。機体のマークから東シナ海で訓練をしている強襲揚陸艦ボノムリシャールから飛び立ったものとみられます。

(2015年3月25日)

(追記 2015年4月1日)
 そして26日、ほぼ無通告状態で再び1機が飛来。米軍は「急患輸送」と説明していますが強襲揚陸艦の医療施設で対応できなかったのか疑問です。さらに31日にも飛来。これは完全な事後報告で市として確認ができていません。
 搭載機の佐世保への飛来・着陸は初めてのことで、今後は恒常化する危険性が高まります。