たわごと 2
le jardin des jargons


無頭人的放言録 2007/09版 その2


検索エンジンで来られた方へ……ご苦労様ですが、きっと無駄足です。


2007/09/16 (日)

妻がやをいに目覚めてしまいました。どうすればいいでしょう。 (LIBRE)

_ と言ってもそんなにはまっているわけではない。青土社『ユリイカ』2007年6月臨時増刊『総特集 腐女子マンガ大系』を読んだら思考がそっち方向に寄り気味になったというレベル。しかし、ここんとこの政情を見て「小沢=攻め、阿倍=受け」などと言い出すとなると……


取り違え (LA RÉFLEXION SANS FONDEMENT)

_ 人間は手段を目的化したがる、というのが筆者の持論だが、最近の「改革」なんて言葉もどうもその一端に思えて仕方がない。前から変わらない存在があるから変える、つまり理由や目的、どう変えたいか、何を変えたいかが定かでも明らかでもないままに、ただ「変える」ことを考えているようにしか見えないのである

手段の目的化は必ずしも害悪ばかりを与えるものではない。芸術なども、呪術的な側面から(美術や音楽)また伝達という機能的な側面から(文学)の変遷であろう。しかしどうもこのところ自己目的化は人間自身にとって芳しからぬ結果や影響を与えることが多いように思えてならない。


れぇだぁ・でてくたぁ (LA VOITURE)

_ 8年か9年ぶりぐらいになるが、ふと思い立って車載用レーダー探知機を買い替えたのが先週土曜のこと。今まで使っていたのは、ユピテルのX/Kバンド専用ソーラー機SRX-8。これを、同じソーラーだがGPS付きのマルハマGPS-1700LDにした。

今日日のレーダー探知機は、従来通りレーダー波を捕捉するのはもちろん、GPS付きはごくごく当たり前になり、関連各種無線波の受信(その種類数で優劣を競っているやにも見える)対応、そして表示画面の大きさ、表示そのもののヴァラエティ(派手さ、と言ってもよい)ももの凄いことになっている。ただ、その分電気は喰うことになり、ソーラー対応機の場合、外部電源を使わないと機能の半分が死ぬなどというのもざらである。

ただ個人的には線を取り回すのは嫌いなのでやはりソーラー機、また画面が派手なのも運転中鬱陶しいだけなので、表示のシンプルなもの、そしてお守り程度の使用頻度(ホントか?>自分)なのでそこそこの値段のものという条件であれこれ見てみたところ、上述の機種が某所でなかなかの評判だったので、これに決めた。

さて買ってみたはいいが、1つ考えなければならない点があった。どうも自動車の保安基準が変わったとかで、前方視界を妨げるという理由でフロントウィンドウに吸盤が付けられなくなったらしい(下手なナビの方がよほど邪魔だと思うのだが)。SRX-8は吸盤付けだったのだが、GPS-1700LDは設置器具としてステイと両面テープしか付属していない。ところが筆者はまたこの両面テープというのが嫌いなのである。
いろいろ考えだの調べだのして思い至ったのが、粘着メモホルダーの応用だった。ゲル状パッドで貼り剥がしは自在、汚れて粘着力が落ちたら水洗いで回復というものである。だが通常はいいところA4コピー用紙1枚を保持する程度の粘着力だろう。ステイ込みで200g近いものを保持できるものがあるだろうかと《東急ハンズ》を漁ったら、運良くお誂え向きのものを発見。手書きイラストの用途の中に、「花ビンなど転倒しない様止めとして」とある、「透明粘着シート」。サイズは10cm×16cmで、適当に切って使える。メーカーは共栄プラスチック株式会社。しかしサイトの商品情報には記載がない。全部が全部載っていないだけかもしれないが。まあとにかくこれを切って使ってみた。
とりあえず街乗りレベルのハンドリング&ブレーキングでは、運転中ずれるということはなかった。後は耐熱・耐寒と経年変化(変な風に硬化しそうな気もする)がどうなるかだろう。

で、所謂一つの「ファースト・インプレッション」てやつを。ソーラーとはいいながら初期充電のためアンビリカル電源ケーブルをつないでの動作だが。
GPSは遮蔽物下に入った時の衛星失探が早いが、回復も早い。都下青梅街道や都内環状8号線でのオービスやNシステム探知はごく当たり前にこなす。その際のアナウンスの女声はややくぐもった感じ。画面も青に変わるのだが、低速時音声キャンセルが効いていた時、それだけでは見落とした。必要な場合は必ず音が出るので気にする点ではないかも知れない。
ナビ無しで不案内かつ込み入った住宅街を抜ける時、待ち受け画面のコンパスモード(これは外部電源時のみ有効)が思いの外役立った。
環8に沿う脇道では、カーロケや署活系無線の受信案内が頻繁に入り、その直後確かにPCを見かけることが多かった。
走行状況に依って感度やGPS参照情報が自動的に変わるのは面白い。走行状況判断はGPS連携の速度状況に基づくものだろうから、それなりに電力を喰う機能ではあろうが。
後は高速道路でどう出るかだろう。



2007/09/20 (木)

太るのは (LA RÉFLEXION SANS FONDEMENT)

_ この前の続きに近い話。これまでに人間はいろいろと制度(システム)を拵えてきたわけだが、多分それには人間に還元されるはずの目的があっただろう。それがいつの間にか、システムそれ自体の存続のみが重視され、システムそれ自体ばかりが太っていく、一種自己目的的なものになってしまっている。そういったものが少なくないのではないか。いや、そういったものはもしかするとはなから人間への還元など二の次だったのかも知れない。
具体的にはどんなものが? 例えば企業はそうではなかろうか。


或仮説 (LA RÉFLEXION SANS FONDEMENT)

_ 経済の所謂「発展」が少子化の一因である、という仮説の裏を取るにはどうすればよいだろう。状況証拠のようなものならいくつか挙がるのだが。




筆者:acephale composée par acéphale
ちょっかいの出し先は最新版頁にあります。

この日記は、GNSを使用して作成されています。