_ Kleistの『ペンテジレーア』、15年前に岩波文庫のリクエスト重版で出ていたのを(多分旧字体だったので)買いそびれたが、今になって読みたくなりあちこち探し歩く。が、さすがにどこにも見当たらない。プロジェクト・グーテンベルグには原典で収録されているが、さすがにドイツ語の知識はないしなぁ。
_ 南池袋《古書往来座》に行こうとして、途中で池袋《西武Libro》の春休み古本まつりが本日初日だと知り、そちらへ足を向ける。そして練馬大泉《ポラン書房》の台に探求中だった『ペンテジレーア』を発見。確かにこの店も硬度が高かったっけ。車の置き場所がないから二輪でないと行けず、普段なかなか足を運べないから忘れていたが。で、ついでに同じくKleistの、これは90年秋の岩波文庫リクエスト復刊『ミヒャエル・コールハース』と、Mauroisの『バイロン伝』(角川文庫)も捕獲。
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別の店の台には『ペンテジレーア』の初版(昭和16年)があった。これは表紙が縦書き、つまり右から左に書いてある。時代を感じる。ちなみに手に入れた91年春の復刊は第2刷で、実に50年振りという代物。