推薦　「また明日」　藤江洋子

雨で煙った中を一緒に帰ってきた児童４人のうちの１人がここで「さようなら、また明日」。
振り返りながら見送る３人。４人の仲良しさが伝わってきます。

特選　「没落」　大江美継

壁や造りを見ると相当由緒ある家だったのでしょう。それが今では主がいなくなって
廃屋になったようで、傍に咲いている桜花も少なくて寂しい。地方の悲しい現状です。

　　　　特選　「夜桜」　藤田　学

桜の咲いた公園の夜。昼間、ここで遊んでいたはずの子どもはいない。
ビニール傘を持って１人だけの夜桜見物はちょっと不気味さを感じます。

　　　　　　　　

準特選　「待つ」光成郁夫　　　　 　　　　　　　　準特選　「視線」前田紀明

　準特選　「私も花見よ！」　丸山　精

入選　「それぞれの春」　平川龍彦　　　　　　　　　　　　　入選　「モンクアル」　世良喜代子

入選　「チャレンジ」　大坪正人　　　　　　　　　　　　　　入選　「朝の時間」　岡田勇治

入選　「朝露の下で」　内海一彦