芭蕉句碑(富士女性センター前)
貞享2年(1685)夏、「のざらし紀行」の帰路の吟。この句についてはもろもろの解釈があり、一つは葎(群生した雑草)が山賤のあごのあたりまで繁茂していて、出会って物を問いかけても口を聞いてくれないの意。もう一つは、草深い山中のこと、葎が繁茂して人の往来もままならず、そのせいか山賤も無駄口を聞かず、口を閉ざしたままの意。新たなものとして、山賤の無口な様子に託して、人を拒否するかのごとく閉じられた葎の宿だよの意とする解釈がだされている。