| 桂 村(かつらむら) |
| 桂村は、明治8年1月19日に境、鹿留、夏狩、十日市場の諸村と倉見、上暮地、下暮地、小沼の村々が合併してできた村である。全戸数は1千戸を上回る大村である。 ただ、明治26年6月に、境、鹿留、夏狩、十日市場の旧村を一村として東桂村となり、倉見以下の4村が西桂村と分離している。 村の中央を流れる桂川とほぼ平行して走る沼津街道(国道139号線)ぞいに集落が展開しているが、村役所、郵便局は市郡村誌には小沼にあったされる。(以下市郡村誌の記載による。) 学校は、明治7年9月に鹿留小学校、同年4月に夏狩小学校、同年10月に十日市場小学校、次いで同18年10月に境小学校が設置されている。その他、小沼小学校(明治7年3月)、上暮地小学校(同年11月)も開校している。 各地の用水や飲料水は、桂川の水を堰で引き入れている。外森堰は夏狩、十日市場の用水と飲料水で、その水掛り反別は38町歩余、下今堰は夏狩、小沼の田養水でその水掛り反別は69町歩余、そして夏狩の飲料水にも使われている。 森橋堰は鹿留の用水と飲料水で、その水掛かり反別は38町歩余で、正縄木堰は境の用水と飲料水のために利用され、その水掛かり反別は17町歩余である。 耕地は、野土が八分で残りは砂入りの地質で、そう良いものではないが、穀物で最も多いのが米、大小麦である。野菜のうちで多いのは大根や菜の類である。そして桑の栽培もなされている。農業従事者は1059戸で、そのうち養蚕を兼ねるものは820戸である。その他兼業として商が171戸、工が86戸、猟師は11戸である。 山梨県市郡村誌で戸数は1292戸、人口は6701人(男3274、女3427)である。ほかに他へ寄留が255、他より寄留は413である。 神社は各組にそれぞれ氏神が置かれていた。八面大神(夏狩)、十二天社(上夏狩)、小笹大神 (十日市場)、今宮大神(鹿留)、太宰府神社(境)などで、その他には倉見の白山大神などがある。昭和29年合併して都留市となる。 |
| 【詳しく知りたい人】 都留市史資料編 近現代 1993 都留市史編纂委員会 都留市史 通史編 1996 都留市史編纂委員会 |