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6月


 28日【愛媛県生涯学習センター】



今治平野と芸予諸島の遺跡から見えてきた人々の交流・航路・船 ~縄文時代から古墳時代~

 案内を貰ったので、企画展に行ってきた。愛媛県埋蔵文化財センターと今治市教育委員会がこれまで本四架橋や今治道路関連調査などで島しょ部の古墳、今治市内の遺跡を調査してきた遺物を展示していた。


 24日【古岩屋・皿ヶ嶺】



 そう言えば、今年はジカバチソウを見てないと、古岩屋に出掛けた。天気予報では、今週はずっと雨模様、今日は午前中はくもりで昼から大雨との事だった。ところが、午前中なのに久万高原町に近づくにつれ、小雨が降っている。まずは、ツレサギソウはもう終わっているだろうが見てみようと行くが、除草されていて跡形もなかった。

 いつもは、国民宿舎古岩屋荘前の駐車場に車を停めて歩くのだが、今日は雨が降っているので林道を車で行く。9時30分、国民宿舎古岩屋荘へ0、7㎞の『四国のみち』標識がある所に車を停める。4月27日以来だから2ヶ月ぶりだ。周りはすっかり草が生えている。ツチアケビが林立していた。


 歩いていると路肩には、ノギランの花の蕾が立ち上がっているが、まだ咲いていない。名前の分からない花、トンボソウ?がある。おっちゃんが変わった花があると言うので、見るとピンクの可愛い花だ。そのうちにアジサイだと分かった。キツリフネも咲いていた。


 クモキリソウは終りかけのようだ。目的のジカバチソウは、時期が遅かったのか見つからず、奥の方の暗いところに花がなく芯だけになったのを見つけた。それではと、必ず一株(二株あったのだが盗掘された)はある筈の場所に行ってみたが草ぼうぼうで見つからなかった。

 お昼は、国民宿舎古岩屋荘で雉うどんを食べる予定だったが、休みだった。久万高原町の食事場所では、よくこういう目にあう。最近は、国民宿舎も道の駅も月曜日が休みなのか・・。


 畑野川から風穴に寄って帰る事にした。帰路のふるさと村も食堂は準備中の看板が出ている。しかたなく、持っていた羊羹とチョコレートでお腹を満たした。

 上林トンネルを抜けた北口になにやらピンクの花が見えたので、車を下りて見てみるとヤマアジサイだった。アザミに2種類の蝶がとまっている。トンネル横の上林重信林道に行く時に車を停める広い所に、大型車が2台停まっている。一台はフォークリフトなどの建機運搬車、もう一台はダンプだ。上林重信林道に落石等があるので片付けに来たのだろうか。また、林道の延伸工事が始まるのかなぁ~。それとも、単にこの林道を利用しただけなのか?


 風穴にはハンカイソウ、ササユリが咲いていた。


 19日【皿ヶ嶺】



 生協の宅配が来た後、皿ヶ嶺に出掛ける。今日はコンビニで久し振りに助六寿司とおにぎりを買う。11時20分、風穴に着く。支度をしていると、見知った人が数人見える。花の常連さんEさん、町内会のOさんが草刈りの道具を持っている。そこで、花の情報をいろいろ聞いた。waiwai隊とは花のマニアック度が違うのだが・・・、聞いたからには見たいと思うのが性だ。

 話し込んでいるうちに、出発が11時44分になった。風穴の井戸のヒマラヤのケシが咲き始めている。井戸の上の≪お願い 危険ですので柵の中に入らないで下さい≫との掲示板の横に咲いている花は小さい。井戸の中には3輪咲いているのだが、下を向いているので花芯を写せない。


 昨日の雨が嘘のように快晴だ。ニワトコの実がなっている。倒れたミズナラの横を通過。


 今日は、ヤマボウシを見ようと思って来たのだが、上りの間中は下から見上げても葉があるので見えない。一ヶ所、ピンクのヤマボウシが咲いているのが見える所がある。向こうに瀬戸内海の島が見通せた。ヤマトウバナが可憐に咲いている。ヨッツベンチの所の少し赤っぽいドウダンツツジはベニドウダンツツジで、その右側の真っ白のがシロドウダンツツジと思っていたのだが、両方ともシロドウダンツツジなのかな~。


 分岐を竜神平へ、コナスビが咲いている。13時10分、竜神平に着き、やっとお昼にありつけた。何組かの登山者がいたのだが、三々五々下山して行った。クモキリソウが咲いていたが、いつもの場所のは以前より減っている感じだ。


 ササユリはまだ咲いてないので、13時40分に半直登コースを下山する事にする。ギンリョウソウを見るのも目的なのだが、今年は少ない。やっと見つけたギンリョウソウも、既に実になっている。分岐から下も小さいのが少しあるだけだ。梅雨入りしたのだが、雨が少ないからなのかなぁ~。


 蕾のノギラン、コガクウツギを写してずんずん下りる。どういう訳かこのコースに13日に見た1輪しかササユリが見えない。おっちゃんは下山になると元気になるからね。熱心に花を写している単独の方が下りていた。


 朝は、写しにくかったモミジウリノキが風もなく綺麗に写せた。15時7分、風穴の井戸に下りようとしている人がいる。waiwai隊は怒られたくないので下りないだけだ。貯水桝の辺りに車が3台停まっていて、何か作業をしていたが、水道(トイレで使用する)の点検をしているみたいだ。


 ササユリのロケハンをして、15時50分に帰った。


 16日【瞽女童集落~林道歩き】



 我が家の裏にテンナンショウのような植物が生えているのを見つけた。いろいろネットで検索してみると、ムラサキオオハンゲのようだ。種を蒔いたのでも、苗を植えたのでもないのに、どこから飛んできたのだろうか。

 先週の雨で順延になっていた町内大清掃が終わったので、「どこか歩こうかと相談。暑いからねぇ~、林道なら杉林の中だから涼しいかも」と、決める。10時5分、上林林道に入る手前の広い所に車を停める。県道209号線を少し下がって、ガードレールの向こうの道を下って、瞽女童集落へ向かう。道路脇の草むらに小さな蝶が飛んでいた。羽を広げると青紫色が綺麗なムラサキシジミだっだ。


 集落の棚田の間の道を上へと歩いて行くと、「林道・土山西山1号線」の標識がある。この先に、大きな桜の木があるが「花が咲いている時に来たいね」と、言いながら何年も経つ。道をずんずん歩いて行くと、秋にはナンバンギセルが生えている所を越え、左に折れると、そこには「林道・西コラ線」との標識がある道に入る。


 林道脇には、ホタルブクロ、コクラン、ノギランが生えている。明るい所にはウツボグサが生えている。


 アオテンナンショウの花は終りかけて実が出来かかっているのもある。林業の方が植えたのかアジサイも咲いている。


 オカトラノオ、ヤマゴボウが咲いている。鉄塔が見えてきた。その先の鉄塔の下辺りに車を停めている。 


 「赤柴峠登山口」の標識が見える手前で下の道へ。整備された田を見ながら歩き、赤柴峠コースの標識の所から下りて行く。11時43分に谷を渡る所に着き、弁当タイム。足が疲れたので、靴を脱いで水につける。冷たすぎて長くはつけられない。


 水田のある所、どんな山奥でもこんな水路は整備されている。いつも感心するのだ。我が家の庭にドクダミは生えているのだが、路肩に並んで生えていると美しいものだ。12時16分、車に戻ってきた。2時間ちょっとの林道歩きだった。出発する時から、駐車している車に変更は無かった。


 13日【皿ヶ嶺】



 おっちゃんが所用から帰り、皿ヶ嶺にササユリのロケハンに出掛ける。12時44分、風穴に到着。いつものように小屋前のベンチで弁当を食べる。そろそろ下山してきた登山者が、トイレ裏の園地に花を見に来ている。園地には、ホシキキョウ、センノウの仲間・マツモトセンノウが鮮やかな花を咲かせている。登山者の格好で無いような人が次々に、この周辺では一番早く咲くササユリの場所へと向かっている。我々は帰りにでも寄ろうかと、おっちゃんと話す。

 13時20分、風穴の井戸を出発。まだ青いケシは咲いてない。6日には、あれ程咲いていたシロバナサワルリソウは少ししか残っていない。


 以前、転がってきた大きな石の手前に四国ナベワリが咲いていた。下りて来た女性が、「まだ咲いているんですね」と声をかけてくれる。ヤマアジサイはまだ蕾で、下りて来た2人組の女性が残念がっていた。13時50分、半直登コースに入る。


 この道に、この前からたくさん生えていて何だろうと思っていた小苗だが、おいわさんの≪出たがりオヤヂのお出かけ日記≫によると、サワグルミの幼生だそうだ。たくさん2番目の葉が出ている。この中でどれぐらいが大木になるのだろうか。


 倒れている木にツルアジサイが巻きついて咲いている。14時20分、のっこしに到着し休憩する。14時45分、引地山分岐に到着。2年に渡って、6~7輪の花を付けていたササユリは、今年は芽も出てないようだ。一休みしているのか、枯れたのか・・・。

    
        
≪2022年7月3日≫                 ≪2023年7月5日≫


 引地山分岐からの尾根が皿ヶ嶺ではササユリが一番早く咲くはずなのだが、一輪も咲いてないな~と歩いていると、咲いたばかりの初々しいササユリが見えた。おっちゃんは、既に先の方に歩いているので呼び止めた。それにしても、ここには3株くらいはある筈なのだが・・・。ここで一輪なら、ここから先はまだだろうと、下山することにした。15時だった。

 帰りに寄ろうと言っていた、風穴にある定番のササユリの箇所をロケハンに行く。なんとイタドリの大株の所に足跡があり、ササユリの株に折ったイタドリが覆いかぶさっているのを見つけたので、イタドリを取ってみる。ササユリは、二株まだ生き残っていたので起こしておいた。大事にしてよね~!

 15時40分、車に戻り帰る頃には誰もいなかった。


 10日【天狗の森】



 四国カルストには、2022年6月3日に行った時に、高知県側の遊歩道の工事を見てから足を踏み入れてなかった。その理由は、後述する事として、11時28分に姫鶴荘に到着。おトイレを借りて、 オオヤマレンゲを見る。観光客もぼつぼつ来て、展望所から景色を見るのだが、オオヤマレンゲを写していても誰一人興味を示す人はいない。

 11時47分、星ふるヴィレッジTENGUに到着。丁度お昼なのでランチを食べる。リニューアルで綺麗になっている。


 食事を終えて、12時30分、天狗の森まで散策だ。早速、シロバナエンレイソウ・フタリシズカが一緒に咲いているのを写す。 オククルマムグラが苔むした岩の上に生えている。


 13時8分、瀬戸見の森に着く。周りは霧に包まれている。登山道脇にヒメキリンソ、(フガクスズムシソ?アキタスズムシソウ?)、エビネ等の花々が咲いていた。


 尾根道になってくると、シコクハンショウヅル、オオベニウツギが咲いてきた。13時57分、天狗の森に到着。ここから先には行かず、少し戻って、セラピーロード方面へ。


 14時45分、セラピーロードに下り立つ。終りかけのコケイラン、フタリシズカと言うより4人シズカだ。ウマノアシガタがあちこちに咲いている。
 15時30分、3時間の森散歩で星ふるヴィレッジTENGUに戻る。


 15時45分、一昨年に訪れた際には[もう来るもんか]と思っていた遊歩道を歩いてみることとした。その時の2022年6月3日【四国カルスト・大野ヶ原】の記事
 
高知県側の駐車場に行ってビックリ!! その先の様相が変わっている。工事中の看板が立て掛けられていて、進入禁止となっている。

 waiwai隊が訪れた後、地元の津野町の有志の方が「なんて事をしてくれたんだ」と騒動となって、高知新聞でも「自然破壊について」問題提起されたようで、県議会でも対応されてきた模様だ。しかし、如何せん「他県の出来事」というような扱いの愛媛県側だ。


 何かわびしい思いが一杯、貴重な花が失われた。16時、帰る。440号線のしし丸辺りでトンネル工事が始まっている。


 6日【皿ヶ嶺】



 おっちゃんが所用から帰ってきたのが12時を過ぎていた。遅くなったので皿ヶ嶺に行くのか行かないのか分からないが、お弁当だけは作っておいたので家で昼食を食べてから出発だ。13時10分、風穴の駐車場に到着。7、8台車が停まっている。昨年も、おっちゃんと一緒に写したのだが、杉の木にツルアジサイが巻きついて咲いている。13時20分、出発。登山道には、あちこちにサワルリソウが咲いている。そう言えば、5月25日の高縄山でも、サワルリソウとオオキヌタソウが近くに咲いていたな。


 次々に咲いている中に淡青紫色のサワルリソウがある。白色の花が終わりかけたら淡青紫色になるのかと思っていたが、はっきりと蕾も色が付いているのがある。帰ってから調べてみると、白いのはシロバナサワルリソウで淡青紫色のがサワルリソウらしい。皿ヶ嶺の常連さんIさんが下りてこられた。最近は、waiwai隊の出発が遅いので、常連のIさんとはここらへんで会う事が多い。半直登との分岐に14時5分、分かりやすい標識が新たに設置されていた。


 倒れたミズナラをしばし見る。直ぐ先にあるハナイカダ、気をつけて歩かないとつい見落として通過してしまう。私の中では、葉の真ん中に花が咲き実がなるのは不思議の一つだ。アオホオズキが、無事咲いていた。


 フタリシズカ、赤ドウダンツツジ・白ドウダンツツジを写す。白ドウダンツツジは一房しか見つけられない。


 オモゴウテンナンショウを写して、15時に竜神平に到着。マユミの花が咲いている木の下のベンチで、一休みしてバナナを食べる。15時17分、今日は周回路には行かず、下山する。


 今の時期、ガマズミの白い花が目立つ。シロバナエンレイソウの実が膨らんでいる。


 イラクサ科のウワバミソウ、地味な花なので今まで写す事はなかったが、星のように花が咲いていたので写した。下りは淡々と下りた。風穴の井戸から木の階段を下りた所の、杉の木に絡まっているツルアジサイが満開なので撮影。16時に車に戻ったが、車は一台も残ってなかった。


 3日【赤蔵ヶ池・猿楽遺跡】



 『猿楽遺跡(第2地点)発掘調査のご案内 令和6年5月27日(月)~6月7日(金) 土日は調査なし』が来たので、行ってきた。まずは、赤蔵ヶ池に寄る。赤蔵ヶ池には何回行っても少々迷う。それは、久万高原町から届いた案内に載っている地図どおりの行き方(沢渡大橋からササミネ林道を経由)に、おっちゃんは不案内のようだ。赤蔵ヶ池は、いつもだと池の雰囲気は伝説通りに怪しいのだが、天気が良かったので、池に青空が映り込み爽やかだった。


 ここからの林道は、詳しい道順が入っていたので、なんとか行けた。赤蔵神社を過ぎ(左側)、3分ほどの三叉路(猿楽大師堂の石柱)を左、林道ササミネ線をすすむ。「道が劇的に悪くなります」と書いている通りに、悪路となる。10分程で、車が数台停まっていた。坂道を上ると猿楽遺跡第2地点だった。


 愛媛大学の柴田先生、他5人ほどが発掘作業をしている。2016年9月17日・2017年9月16日の本格的な現地説明会と違って作業を見るだけだ。1900年前の弥生遺跡だそうだ。遺物がある場所に杭が立てられている。車の後ろの遺物を見ても良いとの事で拝見する。このところコロナ禍で説明会がなかったが、上黒岩第2岩陰遺跡等の説明会を11月に開催するとの事で楽しみだ。

 猿楽石舞台へ行ってみようと、林道を歩くが意外と遠い。引き返そうとしていると、猿楽石舞台の方から男性がよろよろと歩いて来るのが見えた。手を振ったりしているので、道に迷い困っているのかと思って近くに来るのを待ち話し掛けると、「最初に遺物を見つけたのは自分だ」とか、「7000年前の記憶がある」とか何か怪しいが、 芸名と本名があり、ここらでは有名な人らしい。(笑) 

 猿楽石舞台が遠いので、車で入口まで行き、道を歩き始めたのだが、草がボウボウに生えていたし、おっちゃんの後を歩いていたら、マムシが草むらに逃げ込んだので怖くなり行くのを止め帰った。

 
以下に、2016年・2017年の現地説明会

「waiwai隊」 縄文遺跡を巡る旅(四国・愛媛編)・・山上の弥生遺跡