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 24日【皿ヶ嶺】
 雨、晴れ、雨、晴れと暖かい日が続いている。やっと、朝の最低気温が3度に冷え込んだ。起きて二階から山を見ると、トンネルの上が白い、霧氷が出来ているな〜と皿ヶ嶺に決めた。私が「カメラは持って行くかどうか」と迷っているとおっちゃんが「カメラは要るよ」と言うので、急いで準備した。

   
 我が家の梅は、昨夜の風で少し花びらが落ちたが満開に近く咲いてきた。上林林道は、水の元から風穴に向かう所のカーブと、トンネルに向かうカーブが少し凍っているぐらいだ。水の元の手前で出会った軽トラは、この南口の駐車場で引き返して戻ったようで、広場の先には車の通った跡は無かった。いつものように広場の所に車を停め、トンネル南口を10時45分に出発。登山口から見える肩は霧氷で真っ白だ。

  
 上林峠もこの冬初めて見る立派な霧氷だ。10時54分通過。登山道には霧氷の切片が落ちているが、まだまだ霧氷がないと言う感じはしない。今日は一応撮影なので、階段になると亀の上りになるおっちゃんの後ろを行くのは止めて、先に上る。11時20分、最初の撮影場所でスタンバイしているとおっちゃんが上ってきた。

  
 私が撮影していると、細い枝に霧氷が羽毛のようについているのをおっちゃんが写しているが、苦労しているようだ。私は、マクロレンズのないマミヤ7Uなのでこんなのは無理だ。時々、陽が射してきている。それは一瞬だ。

  
 分岐を竜神平へ行かず、周回路を反時計回りに尾根を真っ直ぐ行く。ここまでも、この先にも足跡はなかった。伐採した木から枝が出てそれに霧氷が付いている。おっちゃんが「この辺りの笹は、竜神平の笹のようには刈れてないけど、背の高いのと低いのがある」と言い、「南側の低いのに北側の高い笹が浸食していってるなぁ〜」と、細かい事に気が付く。

      
 山行記の写真はおっちゃんが撮影している。ホワイトバランスとか、+補正とかはお構いなしなので、雪は暗く写っている。ホームページ用に載せるには、補正しなくちゃならないので手間がかかる。下の集落の昼のチャイムが聞こえてきたが、昼食は竜神平の愛大小屋にしようと、次の撮影ポイントへと向かった。

   
 次の竜神平への分岐も森のフラダンサーへ行くのでスルー。竜神平方面から二人分の足跡がある。足跡は、上りだけじゃなくて下りの跡までしっかり付いていた。この辺りも北側斜面には、しっかり霧氷が付いている。

   
 森のフラダンサーから戻り、竜神平へ。12時53分、愛大小屋で昼食をとる。外の温度計は−2度だった。13時11分、食事を終えて外へ出ると、天気が回復して青空も見えてきた。さっき、おっちゃんが言ってた『竜神平の枯れた笹』だ。一人の真新しい足跡が周回路を反時計回りに付いている。分岐を13時28分に上林峠方面へ。waiwai隊以外の足跡は、さっき歩いたような真新しい足跡の方だ。

  
 上林峠に下りる肩の所で単独男性に追いついた。ひょっとしてと思っていたのだが、やっぱり、皿ヶ嶺の常連のおじ様だった。おじ様は肩の大ブナを見て風穴の方面に引き返して行かれた。いつも一言二言話すだけなのだが、山へのスタイルが素敵なのだ。このおじ様に逢うと思い出す言葉は、「このキノコは食べれますかねぇ〜」の問いに「一回だけなら食べれるでしょう」との会話だ。

  
 上林峠を13時50分に通過。やはり、朝方より大分落ちてしまっている。上林トンネル南口の道路に『不法投棄は犯罪です!!』と立てられている愛媛森林管理署の看板が折れてしまっている。アルミの棒なのだが、こんなに弱いのか。車に14時に戻り帰る。一台も車にあわないのに、水の元より下でパトカーと離合した。なんでこんな所にパトカー? 何かあったのかな〜、パトカーはスタットレスタイヤを履いているのかな〜等と話していると、上林集落で二台目のパトカーと離合した。


 19日【皿ヶ嶺】


 11日に行った 七折梅林、梅林の向かい側から撮った写真が愛媛新聞に載っていた。ここを歩いている時、おっちゃんが「向かい側から誰か写してないか?」と言ったので、そちらを見たのだが確認できなかった。先日の新聞を確認していると、小さいが見覚えのある体形が見えたので拡大鏡で見てwaiwai隊だと分かった。(笑)

 下から三分の一、右から三分の一の所
 愛媛新聞 2月16日


 17日(金)、目覚めた時からこわばっているような・・・、なんとも言えなく気分が悪かった。インフルエンザかと熱を測ってみたが平熱だ。夜になっても肩が凝っているような、歯が痛いような・・・、気分の悪さが治らないので湿布を貼り、痛み止めのロキソニンを飲んで寝た。昨日はまあまあの体調に戻った。四国にも春一番が吹いたそうなので気候のせいなのかな〜。

 先週は私の通院、おっちゃんや義父の病院、また天候も荒れ気味だったことなどもあり、家でグズグズしていた。そんなこともあって、肩凝りが続いているのは、運動不足かもと皿ヶ嶺に行く事にする。

   
 我が家の枝垂れ梅は5分咲だが、今日の天気では夕方には8分ぐらいは咲いてきそうだ。上林林道は、このところの陽気ですっかり雪が無くなっている。おっちゃんはそれでも心配そうに運転しているが、水の元の上のカーブの所に雪が残っていたが難なく通過。風穴からトンネルまでの間も、少しの間だけ雪が残っているが問題ない。上林峠〜竜神平〜頂上〜畑の川登山口と歩く事にして、上林トンネル南口を少し下りた広い所に車を停める。駐車場所から向う側には道路に雪が残っていた。準備をしていると軽トラの運転手が畑の川方面から上がってきた。「登るんかね。滑らんようにせなナ!」と、おっちゃんに話しかけて居た。10時半に出発。林道の入口、上林集落からは薄〜い霧氷が付いているのが見えたが、上林峠辺りはもう落ちている。登山道には、うっすらと霧氷の欠片が敷き詰められている。その下の登山道は凍っていたので、すぐ先で簡易アイゼンを付ける。

   
 上林峠からの階段には昨日と思われる峠に下りている靴跡が続いている。霧氷が落ちた欠片が靴跡に溜まっている。縦走路の肩の辺りのブナには少し霧氷が残っている。雲一つない青空に霧氷といきたいが、惜しいな〜。

  
 霧氷があれば、竜神平の周回路を反時計回りに尾根を真っ直ぐ行って、向う側の分岐を左折して竜神平へ向かおうかと思っていたのだが、なさそうなので最初の分岐を左折し竜神平に向かう。11時35分だった。

  
 冬枯れの竜神平に入る。大勢の話声がすると思ったら頂上から続々と登山者が下りてきている。11時50分、竜神平のベンチで昼食を食べる。団体さんは昼食は終えていたと見えて、次々と到着する人を待っていたようだ。

  
 竜神平を12時出発の予定のようで、まだ三々五々と下りてきていた総勢23人のパーティだ。マイクロバスが風穴に回ってくれると言っていたが、暫くの相談の結果『歩いていないコースで下りよう』と、上林峠方面に向かって行った。一方、waiwai隊は、12時10分頂上へ向かう。落葉樹の葉が落ちる今の時期の楽しみは、快晴の日には所々で石鎚山方面が見える事だ。

  
 竜神平はすっかり雪が融けていたが、頂上までの登山道は雪道だ。頂上から下りてきた町内会のОさんとおっちゃんが、例の木の根の急登の上で立ち話をしている間に、私は、外していた簡易アイゼンを付けて斜面を上がった。おっちゃんが、頂上直下の石鎚山展望所からの石鎚山を写しているが、ピント合わせが上手くいかないとブツブツ言っている。

  
 頂上に12時45分到着。その時は誰もいなかったが、単独男性、男女二人連れと次々と上ってきた。やはり日曜日の好天の日だ。最近は紅茶をテルモスに入れて来ることが多いのだが、今日は暖かそうだったのでコーヒーを入れた。下山開始は13時、畑の川方面に下りる。真新しい1人の足跡がある。おっちゃんが「竜神平の笹は冬は枯れているが、この辺りの笹は冬でも青い」と不思議がっている。

   
 今の時期でも自然林の尾根道は笹が刈られ迷う事はないが、植林帯に入ると同じような景色で道は判然としない。雪や露出した土の下はアイスバーンなのだ。分岐を13時30分に右折する。ここまで続いていた足跡は左折して竜神平へと向かっている。畑の川からの古い足跡は、上りの跡だけのようだ。

  
 13時40分、沢を横切る所に氷のオブジェが出来ていたので写す。

 
 13時52分、畑の川登山口に下山。上林林道を歩いて車まで歩いていると、上から男女が歩いてきた。「山へ行くの」と聞くと「行く」との返事が返ってきたが・・・どうなんだろうか。車には、14時7分戻る。隣にさっきの男女のだろう車が停まっていた。帰路、トンネル手前にはオフロードバイクが停まっていた。


 12日【引地山】
 寒波がやってきた。平地でも雪との事で、11日(土)には七折梅林に行ってきた。今日は皿ヶ嶺に霧氷が出来ているだろうと思ったが、7日(火)に引地山林道の探索に行った時には、林道の雪も堀越池の氷も融けていたので、この寒波でどうなのかの方が気になり行ってみる事にした。

11日 七折梅林
  
 七折梅林祭りは20日からなので閑散としている。咲き具合もまだまだだったが、ロウ梅、紅梅は良く咲いていた。朝早く来たのだろう一人の足跡がある。もう一人、梅林を歩いているのが見えた。



   
 朝起きて外を見ると、昨日と同じくらい少し雪が積もっている。9時17分、家を出発。三坂道路を出て左折すると、若者達が旧国道脇に車を寄せてタイヤにチェーンを付けている。皿ヶ嶺六部堂登山口バス停(JRバスは2017年1月1日より経路変更により廃止)の駐車場にたくさん駐車して三々五々歩いて久万スキーランドに向かっている。幼い子供を抱っこして歩いているお父さんもいた。もう駐車場が満杯なのか・・・、後続の車は次々に下の駐車場へと入って入ったが、waiwai隊は久万スキーランドを通り過ぎるので何処かに停めれるだろうと進む。スキーランドの入口の駐車場は満杯のようだ。予定通り、堰堤の所に車を停めて10時17分に出発。前日に幅広のタイヤの車が、今日は軽トラくらいのタイヤの車が通っている。

 最近、標識が設置された面白嶽の鞍部に上る登山口(スキーランドの上部)への分岐を10時35分に右折する。一台のタイヤ痕も右折していたが、別の一台のタイヤ痕は左折していた。


   
 冬の雪道は動物の足跡が見えるのも楽しみだ。左の写真の爪のある大きな動物の足跡を見つけて、大きさが分かるように私の足跡を付けてみた。カーブを曲がったらすぐと思っていたが、登山口がなかなか来ない。急登コースの面白嶽が見えてきた。久万スキーランドの最上部が下に見える。


   
 10時54分、20分弱で登山口に着く。この登山口は初めてだが、一昨年の6月に犬と一緒の女性の2人連れに道を尋ねられた際の登山口がここだった。縦横無尽に動物の足跡、これはリスかな〜。少し上がると、階段が取り付けてくれてある。アイゼンを付けていれば簡単なのだが、傾斜がそれほどでも無いのによく滑る。11時3分、縦走路に着く。


  
 この分岐の標識は度々通り過ぎている。縦走路を振り返ると、直登コースと迂回路の両方に動物の足跡が分かれて付いている。皿ヶ嶺の霧氷は今までによく見ているので、この縦走路のブナ林の霧氷を撮りたいと思って来たのだが、どうも付いていないようだ。


  
 カラマツ林にも全然霧氷はない。単独の男性が赤柴峠方面からきた。この寒いのに胸をはだけている。「どちらから」とおっちゃんが尋ねたがすぐには『赤柴峠』が出て来なかった。「この間、石墨山に登ったがきつかった。スノーシューの女性に追い抜かれた」、そして「後から5人来ます」と言って縦走路を皿ヶ嶺に向かって行った。



 アップダウンを歩き、後の5人がなかなか来ないねと話していると、男性ばかり5人のパーティがやってきた。「単独男性に追い抜かれましたわ」と言っていた。同じパーティでなかったのね。それにしても、女性ばかりのパーティはよく会うけど、中年の男性ばかりのパーティは珍しい。赤柴峠に11時39分到着。先程の人達は引地山には行かなかったみたいで、そこから先には足跡が付いていなかった。時々日が差してくるまっさらの道を引地山へ。11時45分、引地山に到着。


  
 霧氷がダメなら次の目的は堀越池なので休まず進む。動物たちは何の為にウロチョロしているのか・・・。その目的の一つは、縄張りの見回りだろうか、匂い付け(?)をしている。又、リスが隠しておいた木の実を掘った跡も見る事が出来た。チャイムが聞こえてきた。


  
 12時2分、引地山登山口へ下りる。この車は、ここで引き返したみたいだ。動物の足跡に導かれて12時15分に堀越池に到着。


  
 池の薄氷に雪が積もり、融けた所がサークルになっていてフォトジェニックなのだが、邪魔な木や枝があり、私はズームレンズじゃぁ〜ないので撮るのは難しい。池の土手のところでおにぎりと味噌汁でお昼にする。おっちゃんが、氷の割れ目に青空が写っていると撮っている。私もなんとか七折梅林の撮影で残っているフイルムを使い切り、13時41分に帰路についた。


  
 13時53分、引地山登山口に着く。帰路、林道を下っている間に、おっちゃんは3度も滑って転んだのだった。なにせ平に見える雪の道の下はガタガタ道なんだから・・・。14時9分、車に戻る。さすが連休の日曜日だ、久万スキーランドがこんなにも賑わっているのは知らなかったな〜。


 7日【引地山】
 初めての所へ行くと、見つけた道は何処へ続いているのかとか、気になるwaiwai隊。2日に行った堀越池への引地山林道を、赤柴峠コースから別れて逆向きに歩いてみる事にした。


2日 堀越池

  
 久万スキーランドから林道を奥に入り、引地山登山口から林道を歩くと堀越池だ。池の氷が半分くらい融けていたが、面白い模様になっていた。池の向こうに丹波へという標識があった。その後、久万スキーランドのレストランでお昼を食べて帰る。平日にもかかわらずスキーヤーが多いな〜と思ったら、中学生等が観光バス4台で来ていた。


藪日記へ
 2日に堀越池に行った時、引地山林道がどこまで続いているのか地図を見ると、赤柴峠コースのNo.153鉄塔からNo.152鉄塔方面に行くと引地山林道に合流しそうなので行ってみた。山行記はおっちゃんの藪日記へ。