2004年
           




  月(年始編)


 1日(木) 元旦は、家族全員で石手寺へ参拝。イラク情勢など・・きな臭い昨今、平和を祈って“折鶴”を折って、【思いやり 平和 不殺生後生】と書かれた短冊をいただきました。帰りに伊予鉄健康ランドで入湯。夜遅くまでおっちゃんの実家で過ごした。

 2〜3日【瓶ガ森】
 2日(金) 去年一度も石鎚山に登ってないので行きたいが、機材(生意気〜!)が重い・・・。去年の瓶ガ森林道の樹氷の写真が、写真教室で“金庫入り”だったので、今年も・・(二匹目のドジョウはいない?)、重いザックもシラザ峠までなら大丈夫と決定した。
 帰省中は、PHSでネットに接続していて、掲示板に予定を書き込んだら

30日 わいわい
新年早々は、瓶が森林道辺りへテント持参で、撮影に出かけようと思っています。

31日 ANちゃん
年明け早々、瓶付近を散歩ですか?お会いできるかも知れません!お二人のお顔はバッチシ拝見させていただいているのでもし見かけたら声かけますのでビックリしないでくださいね!

31日 なべちゃん
え?
瓶に?
わいわい隊とはすれ違い数回。
言葉を交わしたこともあるけど
正体が判っててであったことは・・ない。
もしかしたら、合うかもしれん。


と書き込みがあり、「なべちゃん、ANちゃんは一緒かもしれんね〜」と期待を胸に、waiwai隊はシラザ峠までなので、ゆっくりと家を出発!
  
 途中の滝も今年は凍ってないし、林道の雪も少ない・・・、家から3時間で、11時によさこい峠の駐車場に着いた。高知ナンバーに混じって愛媛ナンバーのジムニーとエスキュードが停まっている。「やっぱり、ふたりは一緒なんだ〜」っと、隣に我がシエラを停めた。スズキ車3台揃い踏み!! 

 もたもたと準備をして、30分後に出発。カメラ(1210g)、レンズ(935g、1360g)、三脚(2400g)、これだけで約6kg。後、アイゼン、シュラフ、シュラフカバー、防寒着、食料・・・をざっくにいい加減に詰め込んだものだから、途中で偏ってしまい、あわれな格好になってしまった。なんて汚いバックパッキング!見えてるうちに撮っておかないとと、石鎚山をバックに撮影、腰が曲がってますね〜。

 よたよたと林道を歩いていると、ゲートが閉まっているのに車が来た。避けていると、「すみませんね〜、瓶に三人入りましたよ」と言われるので、早くも瓶ガ森のテント場に着いたのかと思い「あ〜、なべちゃん達ですね、私達はシラザ峠でテントを張ります」と答えた。「携帯は持ってますか?」と聞かれたので「持ってます」と答えた。どうも小屋の方たちのようだ。

 55分でシラザ峠に着き、早速テントを張った。この広い瓶ガ森で偶然会うなんて事はむづかしいのでは・・・と、陣中見舞いに行く事にして、おっちゃんはザックに二人分のアイゼンやインナーの羽毛ジャケット等を、私は軽い方のカメラと三脚(今回、おっちゃんも私が以前使っていた一眼レフを持って来ている)を持ってキャンプ場まで出掛けた。途中の子持ち権現の分岐からは登山道を上がって、1時間で瓶ガ森駐車場、トレースがどちらにもついていて第一か第二か悩んだが、第一キャンプ場に行ってみて、いなかったら第二キャンプ場に降りようと行ってみたら、テントが三つ張ってあり、ピンポーン! ヽ(^o^)丿

 で、劇的なご対面となったのであります。涙涙のとなるところでありますが、おっちゃんの「千代さんの胸のあたりはほんもので」に始まり・・、まあこの写真を見れば仕方ないですわね〜。でも、胸のポケットには行動食、この写真は遠近法に失敗しただけで・・・ほっぺは隠せない感じ (@_@;)

 なべちゃんは、イメージ通りの実直、真面目そうな方でした。両手で握手をしてくださり感激いたしました。
 ANちゃんは、背が高くてハンサム、若いわ〜。シャイな方とおみうけしました。
3日 ANちゃん
最初、吹雪の中で全然分りませんでしたが、ホント、ビックリ(瓶にいるの判ってる筈なのに)して嬉しくなりました。waiwaiさんはカッコええですねぇ。千代殿も実物は凄く若い!

3日 なべちゃん
再会できてよかった!
本当に訪ねてくれてありがとうございました。
帰り、よさこいに車がありましたが?どこへ?
お土産のゲソ、雪洞の中で炙っておいしく頂きました。
げそ、だけに。。あしからず。

4日 ANちゃん
ANちゃんの画像
なべちゃんはwaiwai隊と何度も遭遇している筈ですがお互いの素性が解ってからは初めてみたいですね。今回は遭遇ではなくてテン場に現れていただきました^^ANちゃんは初めてでしたので感激しました。
なかなかダンディーな方で贅肉の取れた締まったボディーにコーディネートされたウェアと装備はサイボークのようでした。

と、掲示板の書き込みがありました。身に余るお褒めの言葉(?)ありがとう御座いました。 <m(__)m>
   
 山は暮れるのが早いので、挨拶と記念撮影をしただけでおいとまし(ANちゃんからお土産に、餅入りおしるこをいただきました)、帰りは子持ち権現の所から登山道を下りた。途中で男性一人、女性二人のパーティと出会った。女性の一人は少し遅れて苦しそう、「頑張って」と声をかけた。林道より少しは早いかと思ったが、アップダウンがあり同タイムだった。

 テント場に戻ると、我がテントは雪でこの通り。テントの中でお餅と味噌汁、めざし、ビーフジャーキー等を食べて、眠る仕度をしてからラジオを聴きながら、貰ったおしること、湯割りのウイスキーを飲んで暖まった。樹氷が出来てないので、せめて雪でもたくさん降ったらいいのに〜と思い、寝る前に外を見ると、綺麗な月がでていた。時々、風でパラパラッと木の上の固まった雪がテントに落ちてきたので、風で樹氷が出来てるといいな〜と思いながら寝た。

    
 3日(土) 頂上で日の出を拝むのは時間的に無理だろうと思うが、とりあえず4時45分に携帯のアラームをセットしておき、ちゃんと起きたのに、コーヒーを入れたり、行動中のお湯を雪から溶かして沸かしたりしているうちに、出発が6時30分になってしまった。
 おっちゃんが買ってきたカシミールで、シラザ峠から見る日の出は伊予富士より右手に7時5分となっていたので、林道から見れるかと歩き出すと、よさこい峠の車で寝たのだろう今朝歩いた足跡と、バイクが走った後があった。そういえば、去年もバイクの人に遇ったな〜。

 空はどんよりとした雲で覆われていたが、そのうち雲の一部が少しピンクになって来た。ここで撮るしかないと、あわててカメラをセットしたが、前景と山の格好が悪い・・などと思っているうちに太陽が昇ってきた。なまじ習っているものだから・・感動のままに撮ればいいのに・・と言う訳で、おっちゃんの日の出(三枚)の写真となりました。私はと言えば、形の良い木はないかと、先を急ぎ後の(二枚)となりました。

      
 日の出ショーの後、林道を歩いて行くと、子持ち権現が姿を現して向こうに岩黒山も見えたので、石鎚山も見えるかもと子持ち権現の登山道を上がると、ほんの一瞬石鎚山が姿を現した。

 男山へ登る途中で、下山する五人のカメラマンにあったがみんな日の出も石鎚山も見えなかったそうで、なにが幸いするか判らないものだ。10時45分に男山の頂上に着いた。長野から年末の27日から四国に来ている方にシャッターを押してもらった。27日は三嶺、昨日は笹が峰、今日は東の川から登って来て、西の川に下りるそうだ。「長野だったら、登る山はいくらでもあるでしょう」と聞くと「冬は、かなり根性がないと・・」と言ってました。当たり前でした!!

 女山への稜線でにわかに青空も出るようになり、カメラをセットするも、セットすると陰ったりでなかなかうまくいかない・・・、樹氷はおっちゃんのデジカメです。11時20分に女山到着、また雲の中。
   
 女山から第一キャンプ場に降りてみたが、12時前になっているのでなべちゃん達はもういないだろうが、手前まで行ってみた。雪洞跡がポツリ・・・、覗いて見たかったが、テントの中も片付けずに出て来たし、時間が押して来ているのでその足で下山した。残念!

 帰り道に一瞬靄が上がって男山が見えた。瓶ガ森駐車場辺りでは石鎚山もバッチリ見えてきて、おにぎりを食べながら撮影タイム。
 
 今日は林道を下りて、シラザ峠に着くと休んでいた三人のうちの女性の方が「昨日の方たちですか?元気になりました」と声をかけてくれた。よかった、よかった。
 私がシュラフやマット等をたたんで袋にいれているうちに、おっちゃんが雪でお湯を沸かしたり、餅を焼いたりの分業作業。テントを撤収してシラザ峠を後にした。途中のビューポイントで、私の指導(?)でおっちゃんが撮影した石鎚山、私といえば、もう仕舞ったカメラを出す気力はアリマッシェ〜ン。そして、よさこい峠にポツンと寂しげな我が愛車でありました。

 帰りは木の香温泉に入湯。露天風呂にも行ってみると、二人の先客がなにやら山の話をしていたので「山へ行かれたのですか?」「はい、瓶ガ森へ」「私もです」「ええ〜、じゃ〜」と話は盛り上がり、昨日と今日あった三人パーティの方だった。去年も2日に瓶ガ森だったそうで奇遇だ。夕食のレストランでも一緒だった。

 てなわけで、今年の年始も幸先のいいスタートだったな〜。なべちゃん、ANちゃん、またどこかで (^_-)-☆
 皆さん、今年もよろしくお願いします。

 4日(日 喫茶店でモーニングを食べて、実家に挨拶。義母は伯母ちゃんの看護で、もともと悪い足がますます悪くなって来ているのが心配だ。
 お昼過ぎに我が家を出発、13時15分に石鎚ハイウェイオアシスで昼食。無料のインターネットで遊んで・・・

現在、石鎚ハイウェイオアシスで書き込んでいます。一番込み合っている時間を狙って、上阪しています。いつ頃、着きますやら?

と書きこんで、冬用に乗用車からエルクに替えて夕方(案外空いていた)吹田に帰ってきました。エルクで高速を走るのは、ちょっと疲れます。