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久喜市議会議員 いのまた和雄
市政報告『声と眼』 718号
2026年 9月 28日


718号ファイル

 『声と眼』
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【9月市議会】 余熱利用施設の利用料金など提案

 9月市議会に「クリーンセンター余熱利用施設条例」が提案されました。
来年4月開設で、利用料は温水プール・温浴施設・トレーニングルームとも、1施設1回(3時間)一般500円、65歳以上400円、小中学生250円、障害者は無料、2施設以上利用する場合は割引になります。
団体利用は温水プール(1コース1時間)一般1500円、小中学生750円、フィットネススタジオ(1時間)一般500円、65歳以上400円。多目的室と防音室(1時間)一般250円、65歳以上200円です。
余熱利用施設は毎週火曜日休館と提案されていますが、休館日を月1回程度に減らすよう求めました。

 これに伴い、菖蒲・鷲宮の老人福祉センター(温浴施設)はこれまで60歳以上の方が無料で利用できていましたが、廃止されます。
菖蒲・鷲宮の温水プールもこれまでは200円で利用できましたが、廃止になります。
施設の老朽化と、“余熱利用施設で同等以上の施設ができるから”と説明していますが、利用料は大幅増額となって利用しにくくなることは否定できません。
市では両施設に廃止を知らせる掲示をして利用者の理解を得てきたと言っていますが、もっとていねいな説明が必要ではなかったでしょうか。

 公共交通機関は久喜駅発の循環バスが11便乗り入れますが、日曜は運休、大和バスも土日は運行本数が少なくて、たいへん不便です。
せめて循環バスを日曜日も運行するべきではないでしょうか。

 隣接する公園にはバーベキュー場が設置され、利用料金は1区画1500円です。
利用時間は10時~17時で、毎週火曜日がお休みです。議会審議では『年中無休または月1回の休み』にするよう求めました。

【9月市議会】 久喜市のふるさと納税が急成長

 久喜市のふるさと納税が急増していることがわかりました。
2020年には寄付件数753件、金額が1355万円を超えたところでしたが、昨年度は寄付件数1万件、総寄付金額は2億円を突破しました。
今年度は3億円を超える見込みです。
返礼品も多様化して380品目に及んでいます。
年度 寄付件数 寄付金額
2025 13,514 2億2267万円
2024 9,653 1億4047万円
2023 3,817 4612万円
2022 1,488 1987万円
2021 1,555 1890万円
2020 753 1355万円
金額は千円以下四捨五入

 昨年、寄付金額の多かった返礼品上位10位は、化粧品2品、小判(!)5品、いちご2品などでした。
寄付金額の多い順 上位5位
1 TSUBAKIプレミアムモイスト&リペア 1306件 1339万円
2 純金製小判10g 7件 1291万円
3 純銀製小判30g 101件 1154万円
4 あまりん(4パック) 508件 1088万円
5 あまりん(いちご2パック) 642件 935万円
6 純銀製小判20g 108件 742万円
7 焼きそば革命(12食) 396件 696万円
8 センカパーフェクトホイップ 572件 629万円
9 純銀製大判50g 38件 563万円
10 純金製小判5g 5件 500万円

 久喜市の返礼品は以前は《梨》が多かったのですが、昨年は42位に《幸水》80件 128万などが入りました。
注目は10位以内に5品が入っている《大判・小判》で、21位に純銀製小判10g(77件 234万円)、37位に純銀製小判5g(70件 147万円)も入り、7品で406件 4631万円にものぼりました。
10万~200万円近くもする小判に人気が集まって、もうすぐ合計5000万円に届く勢いです。
久喜市のふるさと納税の急拡大を牽引していることは確かで、新たな“特産品”になりそうです。

他方で、久喜市民で市外にふるさと納税をした人は1万1618人で、市民税の控除(市税の減少額)は4億9146万円にのぼり、市のふるさと納税に関わる収支はマイナスです。
この内75%は地方交付税交付金で国から補填されることになっています。


猪股市議の一般質問1
9月11日の本会議で、5項目の一般質問を行いました。


【一般質問】 ヘルプマークとヘルプカード

 ヘルプマークは援助や配慮を必要としている人が身につけて周囲に知らせるためのサインです。
必要なサポートを記入したヘルプカードとセットで持っていれば、急に具合が悪くなったときなどに、本人が説明できなくてもどんな配慮が必要かを知ってもらうことができます。
市内では障害者福祉課や各行政センター、ふれあいセンターで配布しています。

 ヘルプマークは久喜市では市議会で提案して2018年から配布されました。
最初はマークとカードをセットで配布していたのですが、いつのまにか、『マークとカード、両方をほしい』と言わないとマークだけを配布してすませるようになっていました。
そこで改めて、市民からヘルプマークの希望があった場合には、ヘルプカードといっしょに渡すように提案しました。
市もさっそく配布方法を改善することになりました。


【一般質問】 公共施設予約 タブレット操作で困ったら

 市民がパソコンやスマホ、コミセンの窓口などに設置してあるタブレットを使って、公共施設を予約することができます。
使い慣れている人にとっては便利ですが、一方でスムーズに使いこなせずにうまく予約が取れなくて困っている人もいます。

 6月に、中央コミセンのタブレットをうまく操作できずに困った市民が、窓口の職員に助けを求めたのに対して、『説明書を見ながらやれば誰でもできる』と言って30分以上も放置された事件が起こりました。
その場から電話で助けを求められた猪股が駆けつけたところ、ようやく職員が出てきてタブレットの操作を始めたのですが、結局その職員も予約を完了できず、他の職員が替わって操作しました。

 もともとは公共施設の予約は、窓口で職員に申し出て取ってもらっていました。
予約システムができて市民が自分で取ることもできるようになりましたが、うまくいかなければ職員がサポートするのがあたりまえです。
部長は最初『原則として市民が自分で取ることになっている』と答弁しましたが、そんな決まりはありません。
『原則として市民が…』という答弁は誤りなので、抗議して撤回させました。

 デジタル化は市民がより便利になるように導入するもので、市民が手続きするのに苦労するようになってしまっては本末転倒です。
市の窓口で市民がタブレットの操作で困っていたら、使い方を教える、操作を手伝う、職員が替わって操作する、事務室のパソコンで予約手続きを行うなど、臨機応変に対応するように求めました。

 その後、コミセンのタブレットの前に、左の掲示が貼り出されました。

★久喜市の公共施設予約システムにバグがあって、一部の職員は気付いていたのに、修正もせずに放置しておいたらしい。
そんなシステムを市民に使わせておいて、うまく操作できずに諦めて帰ってしまった市民もいたのではないか。★

【一般質問】 給食費無償化を市内のすべての子どもに

 4月から全国の小学校の給食費が無償化されました。
久喜市では市議会で中学校の給食も無償化するよう求め、小中学校同時の無償化が実現しました。

 私は2月市議会で、県立特別支援学校中学部の生徒の給食費も市費で負担するように提案しました。
選挙後の6月市議会で、貴志市長が特別支援学校の中学生に対しても、給食費相当分を給付する方針を明らかにしました。
市内から特別支援学校中学部に通学する生徒は44名で、今年4月に遡って1年分の給食費納付分を申請し、年度末に給付します。

◆県立伊奈中学校にも市内から7人が通っています。
伊奈中の給食は牛乳だけで弁当は持参ですが、この生徒たちに対しても市内の中学校給食費相当分を支給するよう求めました。
市は牛乳代の保護者負担分だけを給付する方針です。
◆市内の小中学校に在学していて不登校の児童生徒に対しても、給食費相当額を支給するべきですが、市では来年度からの給付を検討しています。
◆国立や私立の中学校に通学している生徒に対しても、市の給食費相当額を支給するように求めましたが、市は給付する考えはありません。

 特別支援学校は無償化、伊奈中は牛乳代だけの給付、不登校の児童生徒は来年度から給食費相当額の給付を検討、国立や私立の生徒は給付しない…。
久喜市では子どものいる場所によってバラバラな対応ですが、市民の子育ては平等に支援するべきではないでしょうか。
給食を食べていなくてもすべての子どもたちに給食費相当額を給付するよう求めます。









久喜市議会議員 いのまた和雄
市政報告『声と眼』 717号
2026年 9月 7日


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【9月市議会】 市役所新庁舎建設計画の予算を削除

 市議会定例会議が9月1日に開かれ、一般会計補正予算が提案されました。
 今年度の当初予算に計上されていた「本庁舎増築棟基本構想・基本計画策定」の費用が全額削減され、貴志市長の選挙公約通り、新庁舎建設は白紙撤回になりました。
今年度は1089万円もかけて計画策定を業務委託し、2030年以降に着工して建設費総額122億円と説明されていました。
仮に計画が動き出していたら、実際の建設費はどこまで膨らんでいたか…。

単位 千円
2025年度予算 2025年度決算 増減 増減率
市税 242億8059万1 251億3414万0 8億5354万9 3.5%
地方譲与税 4億5021万8 4億5342万1 320万3 0.7%
利子割交付金 700万0 3億7170万 3017万0 431.0%
配当割交付金 1億2900万0 1億9567万3 6667万3 51.7%
株式等譲渡所得割交付金 1億5700万0 3億2522万2 1億6822万2 107.1%
法人事業税交付金 3億1400万0 3億3327万6 1927万6 6.1%
地方消費税交付金 36億2000万0 39億8475万0 3億6475万0 10.1%
環境性能割交付金 8200万0 9260万3 1060万3 12.9%
地方特例交付金 1億6728万6 1億5822万9 ▲905万7 ▲5.4%
地方交付税 62億1200万0 69億4182万3 7億2982万3 11.7%
交通安全対策特別交付金 1962万3 1569万6 ▲392万7 ▲20.0%
分担金及び負担金 3億9705万9 3億9302万9 ▲403万0 ▲1.0%
使用料及び手数料 3億3152万2 3億1064万3 ▲2087万9 ▲6.3%
国庫支出金 138億6591万1 158億2035万3 19億5444万2 14.1%
県支出金 50億0858万7 50億8452万5 7593万8 1.5%
財産収入 2801万6 1億3614万5 1億0812万9 386.0%
寄附金 1億2066万6 2億9328万8 1億7262万2 143.1%
繰入金 32億4772万0 19億9385万9 ▲12億5386万1 ▲38.6%
繰越金 6億0000万0 19億4224万2 13億4224万2 223.7%
諸収入 11億8130万1 12億7311万0 9180万9 7.8%
市債 125億7550万0 110億4790万0 ▲15億2760万0 ▲12.1%
合計 727億9500万0 759億6719万7 31億7219万7 4.4%
議会費 3億3428万4 3億2107万5 ▲1320万9 ▲4.0%
総務費 73億2869万9 70億7170万3 ▲2億5699万6 ▲3.5%
民生費 272億0696万7 287億3302万3 15億2605万6 5.6%
衛生費 134億3844万1 128億1357万3 ▲6億2486万8 ▲4.6%
労働費 1471万5 1355万1 ▲116万4 ▲7.9%
農林水産業費 6億8896万9 5億9327万0 ▲9569万9 ▲13.9%
商工費 2億3784万1 2億6203万6 2419万5 10.2%
土木費 4億88276万3 47億1972万8 ▲1億6303万5 ▲3.3%
消防費 22億8832万6 22億4993万8 ▲3838万8 ▲1.7%
教育費 11億94974万0 120億6820万7 1億1846万7 1.0%
公債費 41億8893万1 41億4950万2 ▲3942万9 ▲0.9%
諸支出金 13億532万0 4億1941万3 2億8409万3 209.9%
合計 727億9500万0 734億1502万1 6億2002万1 0.9%


★鷲宮と菖蒲の老人福祉セター(温浴施設)と温水プールを来年3月で廃止する条例が提案された。
新ごみ処理施設の余熱利用施設で温浴施設もプールも設置するので、梅田前市政で決まっていたこととはいえ地元、住民は納得してるの?★

【9月市議会】 小中学校全校で屋上防水改修工事

 小中学校10校(久喜小・青毛小・青葉小・江面小・栢間小・菖蒲東小・栗橋南小・砂原小・東鷲宮小、栗橋東中)の屋上防水の改修工事費3億9955万円が計上されました。
今年度の当初予算では小学校8校、中学校4校の屋上防水改修の工事費が計上されていました。
建築基準法の定期点検で22年に小中学校23校もの「屋上防水劣化」が指摘されていましたが、工事は先送りされてきました。
5年たってやっとすべての小中学校の屋上防水改修工事が完了する見通しになりました。

【9月市議会】 南栗橋駅周辺など 路上喫煙禁止に

健康増進法で、受動喫煙を防止するのは行政の責務と規定されています。
久喜市は市街地などでの路上喫煙と周りの人々への受動喫煙をなくすために、2012年に路上喫煙防止条例を制定しました。
最初は路上喫煙禁止区域は久喜駅周辺だけでしたが、20年に東鷲宮駅周辺、24年には栗橋駅周辺も指定されました。
来年4月から南栗橋駅と鷲宮駅周辺も路上喫煙禁止区域に指定されます。

 現在は各駅周辺のおもな道路が《喫煙禁止》とされています。
区域内の市道をすべて面的に指定するとともに、禁止区域の拡大が課題です。

審議会等の女性委員比率40%に届かない 公募委員は少しアップ

  女性委員の比率は昨年よりやや下がり、40%に届きません。
5つの審議会ではいまだに3割未満です。
年齢構成では60代以上が半分を占めています。
ここに記載した以外の行政委員会でも、選挙管理委員会は女性ゼロ、農業委員会で女性は名中2名だけです。

 公募委員が3割未満の審議会は昨年よりも減少したものの、まだ1つだけ残っているのはなぜでしょうか。
この表には出ていませんが、4つ以上の審議会委員を兼任している人が人もいて、人選が固定化していることも否定できません。
市長が積極的に女性や若手の登用を主導して、兼任を減らすとともに、公募や新しい委員を増やしていくべきです。
久喜市の市民参加の質が問われています。