|
市長が「財政緊急対策・再建宣言」 市のホームページに掲載するとともに、新聞などでも大きく報道されました。 これまでの財政運営を続けていった場合、「財政調整基金=市の貯金が現在の44億円から4年後には枯渇して、予算編成もできない状況に陥る」と説明しています。 市の全ての事業をゼロベースで見直し、公共施設の集約再編、大型事業の実施の可否や再検証を進める方針で、当面、今年の職員募集の中止、市長給与の2割削減を発表しました。 今後、タウンミーティングなどで市民に説明しながら進めていく考えです。 梅田市政のもとで財政支出の計画は大きく膨らみました。新ごみ処理施設と余熱利用施設・公園の建設費は26年度だけで220億円もの支出です。 この3施設の建設費と20年間の運転経費は当初契約では合わせて550億円でしたが、建設費高騰の影響でごみ処理施設の契約額が昨年36億円の増額、今年度にも20億円増額される予定で、余熱利用施設・公園の建設費も6億円が増額されました。 これらは稼働後もさらに運営費の膨張が続いていくと見込まれています。 市役所新庁舎は建築費122億円(!?)で2020年度以降に着工する予定でしたが、貴志市長がすでに白紙撤回を表明しました。 他にも栗橋複合施設、防災公園、道の駅、総合運動公園の再整備など、財政計画が示されないまま多くの大型公共事業が掲げられてきました。 さらに「公共施設個別施設計画」では2030年以降に、市内の文化会館やコミセンを集約して新文化ホールの新設、武道場、栗橋行政センターの新設などの大型事業が盛り込まれています。 その結果、公共施設の再編や更新整備にかかる費用の試算は2021~29年度に132億円、30~38年度には550億円にも膨らむというあり得ない非現実的な計画になっています。 新市長がこうした財政見通しや公共施設の計画(「計画」の名に値(あたい)しない!)の全面的な検証を宣言したのは当然のことと言っていいでしょう。 新規の建設事業抑制 再検証すべき 財政調整基金は本来は災害時や景気変動で歳入が大きく減少した場合などに備えて積み立てておく基金です。久喜では財政調整基金を毎年20~30億円も取り崩して歳出に充ててきましたが、久喜市の適正規模とされる 30億円程度は確保しておく必要があります。財政調整基金の安易な取り崩しはやめるべきで、そのためには毎年の予算編成で歳出を大幅に削減していかなければなりません。 人件費や扶助費などの義務的経費、公共施設等の維持補修費は削減できませんから、今後は特に新規事業や建設事業費を抑制していかざるを得ません。 久喜市の財政に占める普通建設事業費は、24年度までは80億円以下で推移していましたが、25年度174億円、26年度298億円と急拡大しました。 来年度以降は100億円を下回る見込みですが、さらに20億円以上を削減していく必要があります。 一方で、市長は今年の職員募集を中止しましたが、昨年も30人以上の職員が退職しています。 職務環境や市民サービスを維持するためには、欠員補充のための職員採用は継続するべきではないでしょうか。 ★市長は最初は7月には「財政・・・再建宣言」を出したかったが、財政部局との調整の遅れや、議会への報告の場がなかなか設定できなかったため、8月までずれ込んでしまったようだ。 いろいろな抵抗もあるのかも知れない。★ |
|
市長交際費の削減を進めるべき 久喜市の市長交際費は2017年まで年間150万円以上で県内3位でした。私は毎年、交際費支出の削減を求めてきて、最近は少し減ったものの昨年は県内で9番目でした。 貴志新市長は、懇親会の短時間の参加の場合は飲食を辞退し会費も出さないなど、支出の見直しを進めています。 形式的な会合の出席でも一律に会費を置いてくる慣例はやめるべきです。 市議会では『交際費はしっかり使うべきだ』と誤解を招くような発言をする議員もいますが、市民の税金なのですから縮減に務めるのは当然です。 今年度は市長選前に前市長が4月だけで5万8300円を使いましたが、貴志市長の当選後、5・6月の支出は大きく減って6万7000円に止(とど)まりました。
|
|
私たちは政務活動費を何に使ったか
久喜市議会では4半期ごとに1人1か月3万円の政務活動費が、各会派に交付されています。
|
|
市議会で熊本地震の被災者支援募金活動
7月28日に発生した熊本地震の被災者の皆さんの苦闘が続いています。これまでにわかっているだけ |
|
【7月臨時会議】 契約変更せずに追加工事、予算もオーバー 7月24日に臨時市議会が開かれ、一般会計補正予算が提案されて賛成多数で可決されました。一昨年から「栗橋いきいき活動センターしずか館」の解体工事が進められています。 しずか館は50年前の建設で老朽化し危険なため、2025年3月に解体工事を6億6660万円で契約し、来年には完了の予定でした。 ところが着工後に建物の地下からアスベストが発見されたり、地盤改良などで16件もの追加工事が必要になり、25年度中だけで3600万円もの増額となっています。 当初の契約額の5%を超える増額があった場合、議会で変更契約の議決が必要ですが、担当課では契約変更を行わずに追加工事を進めてしまいました。 しかも工事費用が25年度の予算額をオーバーしていたこともわかり、これらは地方自治法や市の条例違反の疑いがあるため、現在、工事は中断しています。 前市長らは経過を知らなかったのか? 追加工事が相次ぐ中で、昨年10月ごろには工事費の増額分が契約額の5%を超えることは予測されていました。当時の副市長にも報告されましたが、推移を注視するとしてそのまま工事が継続されました。 今年2月には工事の中間検査も行われ、前市長と副市長も決裁していましたが、ここでも契約変更が必要なことに気付かなかったと言います。 昨年から違法状態を是正する機会が何度もあったにもかかわらず、ただ漫然と工事を継続してきたとすれば、前市長と副市長の責任は重いと言わなければなりません。 4月19日に市長選挙が行われ、市ではその後の24日になってはじめて、追加工事が当初契約の5%を超えていることを確認したと言っています。 3月まで違法状態に誰も気付かなかったのに、市長が交代した直後にわかったというのも不可解です。しかも新市長への報告は1か月後の5月29日でした。 「職員のカン違い」が原因ってホント!? 臨時議会では13名の議員が質疑に立って、原因の究明や今後の対応策についてただしました。市では原因は工事を担当していた管財課職員の『勘違い』だったと説明しています。 しかし何度も追加工事で工事費が増額され、前市長や副市長にまで報告が上がっていたのですから、総務部長らも知らなかったでは済まされません。 にもかかわらず、担当者個人の判断に委ねて不適切な事務執行や手続きの瑕疵をチェックできなかったとすれば、市の行政内部で職員間の連携や組織体質に欠陥があると言わざるを得ません。 審議の中で、副市長との協議や現場での設計変更の協議が文書で残っていないことも明らかになっています。 継続審議の提案は否決されてしまった 久喜市では11年前にも、公共工事の途中で追加工事が必要になったのに、『担当者の思い違い』で契約変更の手続きを取らず、予算措置もなしに工事を進めてしまった事件がありました。その後に再発防止対策が取られたはずでしたが、今回また2度目の同じ間違いが繰り返されたことになります。 私は職員個人の責任で終わらせるのでなく、原因と責任を究明するために、この議案を継続審査とする動議を出しました。 残念ながら、みらい・公明党・政策会議などが継続審査に反対して、議案はそのまま可決されてしまいました。 秋以降に工事は再開されますが、こんな中途半端な幕引きは許されません。 ★最大会派のみらいから、貴志新市長や関係職員の責任と処分、再発防止策を求める決議が提案された。 前市長の責任には口を閉ざし、原因究明も中途半端で幕引きでは、また同じ間違いを繰り返すだけだろう。★ |
|
【市議会議員選挙】 選挙の公費負担 総額 3039万円 市民がお金をかけなくても選挙に立候補できるように、宣伝カーやポスターの経費は税金で負担しています。4月の市議会議員選挙の各候補者の選挙費用の収支報告書と公費負担額が公表されています。 すべての支出内訳等は選挙管理委員会で閲覧できます。 公費負担の上限額は、選挙カーレンタル代11万2700円、ポスター印刷費58万1972円、選挙ビラ印刷費3万3520円などです。 候補者によって公費負担額は大きく違います。 選挙カーのレンタル代は16名の候補者が10万円以上を請求した一方で、11名は7万円以下でした。 運転手やガソリン代を請求しない候補者もいた反面、選挙カーの経費の最高額は45万円でした。 ポスター印刷代に58万円は高すぎる ポスター印刷代は23名が50万円以上、11名は限度額いっぱいの58万円を使い切りました。関係者の話では、デザイン料などは価格の基準がないのでいくらでも高く請求できるといいます。 30万円程度で済ませている候補者もいますから、印刷代の限度額を大幅に引き下げてもいのではないでしょうか。 公費負担の請求額は、10名が70万円以下でしたが、80万円を超えた人が20人もいました。 全候補者40名の公費負担の合計額は3039万円にのぼりますが、この財源は税金です。議員は普段から、市に対して経費節減を求めているのですから、自分の選挙でもできるだけ費用を抑え、公費負担を減らすべきではないでしょうか。
★選挙費用支出合計【A】は選管に提出された収支報告書の支出額で、この金額には公職選挙法の規定で宣伝カーのレンタル代や運転手費用などは含まれない。 各候補者の公費負担合計には選挙ハガキと演説会場使用料が含まれている。★ 上の表は、市の選挙管理委員会が公表した資料をもとに、猪股が集計・総合して作成しました。 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
【6月市議会】 余熱利用施設・公園整備費を増額へ 新ごみ処理施設に隣接する余熱利用施設・公園の建設工事と20年間の運営費用が大幅に増額されることになりました。 |
|
【代表質問の答弁②】 障害者と地域で生きる そこで障害者が地域で生きていくために、 (1)現在の障害者施設を市で運営していく方針の継続、 (2)精神障害者の地域の居場所としての施設整備、 (3)市職員への障害者雇用の推進を求めました。 市長は、 (1)障害者施設は引き続き指定管理者による運営を継続する、 (2)精神障害者の活動場所は運営者の意向を聞きながら希望に合う施設を検討していく、 (3)社会参加の促進へ、障害者雇用を推進していく方針を明らかにしました。 ◆貴志市長が、前市長の進めていた市役所新築計画の白紙撤回を宣言したことに、私も賛成を表明しました。 しかし現本庁舎が狭いのは確かで、隣接の県立図書館移転後の跡地に最小限の庁舎増築を検討するよう求めました。 市長は『DX化による執務スペースの確保に務め、増築棟の建設は考えていない。執務環境の変化や県立図書館の状況などを見極めながら、将来的な庁舎のあり方を判断していく』と答弁しました。 この他、 ◆小中学校のプール授業を、建設中の余熱利用施設のプールで実施するように提言、 ◆街路樹管理の方針、 ◆コミュニティバス運行範囲の拡充、 ◆ごみ減量の推進と廃プラスチックリサイクルの推進などについても市長の見解をただしました。 |
|