夜の海に月が照り 空の雲の谷間から 背丈ほどの波が いくつもやってくるのです 浜辺には不安の人影が ひとつ落ちているのです ひょっとしたら大津波が あの波の次にやってきて 悲鳴が斑雲に響き渡り・・・ それからは もう分からないことです