秋も過ぎゆく彼方には 赤陽落ちて行きました 私とあなたの思い出は あそこに見える柿の実に だんだん似てきたようですね 橙色の染められた 私とあなたの心には 感じ合えるものはないのでしょうか 一緒に駆けて行きましょう あそこの柿の木の下に 精一杯、背伸びして 柿の実を取って食べましょう そして、悲しくなったなら もう少し、二人で生きてみましょうか