はじめに



企画
1.概要 地震国である日本は災害を避けることはできない。対策としては国が行うべきインフラ
対策も重要ではあるが、個人レベルでも人命を守る対策も必要である。
特に津波対策は限られた時間で避難するのは限界があり、充分な強度を持つシェルター
は有望な対策のひとつである。
2.企画の留意点 ●サイズはワンボックスカー程度で2トントラックやボートトレーラーで運搬する。
 全長は5m以内、全幅2.0m以内、重量は500kg以内とする。
●通常はシェルター以外に使用できる多目的仕様とする。例えば非常用電源装置、収納ロッカー、
 キャンピングボートなど
●構造体の強度基準は不明確であるが30KTクラスのプレジャーボートの2倍程度と仮定して検討
●主要構造体の材質は自作も考慮するので木材及び合板、FRP、軽金属とする。
●災害発生時は数日間最低の生活ができる環境として水、食料、電源を備蓄する。
●非常用電源は160W程度の太陽電池を使用し、12V-105Aディープサイクルバッテリーに充電
(約5KW程度)し、DC-ACインバータで交流電源も使用可能とする。
●速く移動する目的はないので1KW程度の電動船外機を使用し速力は3KT程度とする。
●定員は最大6名で5名分のバース、簡易トイレ、シャワースペース、簡易ギャレー(冷蔵庫付き)
 をオプションで設定。
3.製造原価の検討 まず人命が守られることが第一なので市販する場合FRP構造の標準仕様は100万円以内の販売価格
とする。自作の場合は木製とし、材料部品費が50万円程度のキット仕様を設定する。
(図面のみの販売も行う)
4.プロトタイプ 基本設計を3ヶ月程度で終了し、スポンサーあるいは投資家が見つかれば半年程度で数艇試作し、
強度試験の後、商品として販売するか決定する。
開発計画 迅速に開発を推進するために検討すべき主な項目をリストアップする。
1. モデルの選定 基本設計(安全性ー強度、復元性、製造原価、基本図面、プレゼン資料)
2. 日程 計画着手からプロトタイプの製造までのスケジュール
3. 費用

プロトタイプ完成までの開発費(設計費、材料部品費、資料作成、その他打ち合わせ)

4. 資金調達 プレゼン資料と模型を作成し投資家を探す。
5. 需要予測 市場調査及び市場開拓
6. 生産計画 工場計画、販売、アフターサービス、採算性の検討
7. その他

これらの検討は平行して進めることが企画を成功させることにつながる。

MAXSURF
による検討
(準備中)