| 1.概要 |
“オフィスボート”は基本的にハウスボートのコンセプトである。
ハウスボートは陸上の居室機能を船舶に移設する考えであり、キャンピングカーと仕様は共通
する部分が多い。
“オフィスボート”は事務所機能を重視したハウスボートとして設計する。
低速クルージングは電動推進機を使用する電気推進も採用する。
|
| 2.企画の留意点 |
●“オフィスボート”は基本的にハウスボートのコンセプトである。
●サイズは全長10m、全幅4.0m程度、重量は5000kg〜6000kgとする。
●船型はステップ付きカタマランで船首から船尾にV型センターハルも設けて波浪中の船首の耐波性能
に配慮。
●カタマラン船型の強度基準は不明確であるがV型ハルに準じて検討する。（350PSx2仕様は最高速力50KT
と仮定して検討）
●電気推進および居住区電源は太陽光パネルによりリチウムイオン電池およびディープサイクルバッテリー
（約25KW程度）へ充電する。また、DC-ACインバータで交流電源も使用可能とする。
●電気推進は4KW程度の電動船外機x2を使用し速力は5KT程度とする。
●居住区画の定員は最大10〜12名で5名分のバース、トイレ、シャワースペース、ギャレー（冷蔵庫付き）、
事務スペースを設定。
●乗り心地改善のため、ジャイロを使用した横揺れ減衰装置を搭載。
|
| 3.販売価格の目標 |
最高速力（30〜50KT）と電気推進仕様の追加により販売価格は大きく変わるが２０００万円〜3000万円を目標とする。
|
| 4.プロトタイプ |
基本設計終了後ろ、スポンサーあるいは投資家が見つかれば半年程度で1隻試作し、
試験評価
後、商品として販売するか決定する。 |
