企 画
企 画
1.概要および留意点
●日本ではバブル崩壊以後のレジャーボートは低価格フィッシングボートばかりが 目立ち、遊び
を誘起させるような魅力あるボートが少なくなってしまった。そこで今回の圧倒的にレジャー人口
の多い陸上のアウトドアスポーツとボートを結びつけたキャンピングボートの商品化を提案する。
企画はトレーラー牽引のキャンピングカーにボートの機能を追加するアイデアで、ボートとして使
用しない場合はキャンピングトレーラとして使用可能。試作ボートは2000年東京ボートショーにて
株式会社 石垣から発表された。しかし、株式会社 石垣ではジェット船外機を搭載して商品を考
えねばならず残念ながら商品化は見送られてしまった。低価格な通常船外機仕様での商品化の可能
性はあったのではないかと悔やまれる。
●船 体
・40PS船外機で滑走し、横安定性の良いフラットな船型を採用。
●デッキスペース
・前後のデッキスペースでは簡単な釣りも可能。
●余裕のキャビンスペース
・キャビン内は4〜5人の家族で遊べる広さがある。
・このクラスでは他に類のない立って歩けるヘッドクリアランスを確保。
・テーブルを外しバースをフラットにセットすれば3〜4人が宿泊可能。
・ギャレー設備とトイレルームにより女性も安心して乗船可能。
●設備等
・清水タンクは標準装備です。
・オプションで陸電装置を付ければ様々な電気機器が使用可能。
・太陽光発電で充電し居住区電源を賄う。
・DC-ACインバータで交流電源も使用可能とする。
・入出港時は電動船外機を使用し、速力は3KT程度。
●販売価格
・仕様によるが廉価版はトレーラを含めて300〜400万円。
●牽引免許
・普通免許で牽引可能。トレーラとボートを合計した重量は750kg以内。
●主要諸元
・横安定を重視しGM値は1.2m以上とする。
・全長5m以内、全幅1.7m以内、完成重量は400kg程度。
・最高速力15〜30KT、巡航速力10〜25KT程度、航続距離200km以上。
●その他
・海象不良な状況では航行しないことを前提とする。
2.自作費用
最高速力や追加仕様などで費用は異なるが自作を前提とし船体材料費は200〜300万円を目標。
3.プロトタイプ
基本設計終了後、スポンサーあるいは投資家が見つかれば半年〜1年程度で1隻試作する。
開発計画
開発を進めるために検討すべき主な項目
1.
モデルの選定
基本設計(安全性ー強度、復元性、製造原価、基本図面、プレゼン資料)
2.
日程
計画着手からプロトタイプの製造までのスケジュール
3.
費用
プロトタイプ完成までの開発費(設計費、材料部品費、資料作成、その他打ち合わせ)
4.
資金調達
プレゼン資料と模型を作成し投資家を探す。
5.
需要予測
市場調査及び市場開拓
6.
その他
これらの検討は平行して進めることが企画を成功させることにつながる。
MAXSURF
による検討
検討中