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JIS規格他資料6
194.-17/18 製図-投影法-第4部:透視投影(JIS Z 8315-4:1999)
JA.2.5 直線操作の操作機器の向きに関する指針
 “入り・切り”を直線操作で切り替える操作機器の操作方向は、操作機器の取付け面のオペレータに対する相対位置に応じて、次による。
- 取付け位置が垂直の場合、“入り”又は“増加”には、上方への操作方向を、“切り”又は“減少”には、下方への操作
  方向をそれぞれ対応させなければならない(図JA.6)。
- 取付位置が水平の場合、“入り”又は“増加”には、前方(オペレータから離れる方向)への操作方向を、“切り”又は
  “減少”には、後方(オペレータに近づく方向)への操作方向をそれぞれ対応させなければならない(図JA.6)。

- オペレータの頭高よりも高い位置に、二つの設置区間を傾斜させて置く場合には、低い方の設置区間の傾きは30°
  以下と し、高い方の設置区間の傾きは60°以上として、確実に二つの設置区間の区別を付けられるようにする
  ことが望ましい。操 作機器を設置する傾斜面を頭高より高い位置に一つだけ配置する場合には、45°以下の傾斜
  角度でもよい。

- 設置区間が垂直から60°以上傾斜している場合、操作機器の操作方向の違いで、混乱を生じるおそれがあるので、上方
  へ、 又は下方へ動かして操作する操作機器ではなく、右方へ、又は左方へ動かして操作する操作機器を用いることが
  望ましい。
- 鈍角で接する幾つかの面からなる一つながりの取付け面(例えば、各面がオペレータを中心とした円周状に配置され
  ている ような)では、全ての操作機器の操作方向を同一にそろ(揃)えなければならない。統一の基準となる面は
  中央の面とする。
 図JA.6-直線操作の操作機器の操作方向

JA.2.6 表示の動きが回転運動、操作機器が回転操作の場合
 表示の動きが回転運動、操作機器が回転操作の場合の、操作機器については、次による。
- 尺度が固定していて指針が移動する表示では、操作機器の時計回りの操作は、指針の時計回りの移動を、反時計回
   りの操 作は、指針の反時計回りの移動を引き起こすものでなければならない[図JA.7 a)]。
- 指針が固定していて、尺度が移動する表示では、操作機器の動きと表示の動きとの間の一般的な標準は規定されて
   いない (できれば、この種の表示の利用はさけることが望ましい。)。
- 表示が円形の尺度の一部の円周だけを表示する場合、回転操作の操作機器は、円弧の内側又は表示の下側に置
   かなけ ればならない[図JA.7 b)及びc)]。
  図JA.7-表示の動きが回転運動、操作機器が回転操作

                     

JA.2.7 表示の動きが直線運動、操作機器が回転操作の場合
 表示の動きが直線運動で、操作機器が回転操作の場合の、操作機器については次による。
- 回転操作の操作機器と直線運動の表示とが同じ設置区間上にある場合、操作機器の表示に近い部分が動く方向は、
  表示の指針の動く方向と同方向でなければならない(図JA.8)。
- 操作機器の動きとそれに対する表示の反応の動きとの間の不調和を避けるために、回転操作の操作機器は、表示の
  指針 が水平方向に移動する場合には、表示の上側に、表示の指針が垂直方向に移動する場合には、表示の左側に
  置いてはな らない。
- 時計回りの操作機器の動きは、表示の指針を上方又は右方へ動かすのもでなければならない(図JA.8)。

 図JA.8-表示の動きが直線運動、操作機器が回転操作

                        

JA.2.8 表示の動きが回転運動、操作機器が直線操作の場合
 表示が、操作機器の動きを直接に反映する場合には、次による。
- 表示の指針の移動範囲が180°以上の場合には、回転操作の操作機器を用いるのがよい。
- 表示の指針の移動範囲が180°以下の場合、又は操作機器の動きが指針の動きと平行していて、指針と操作機器とが
  同じ方向に動く場合には、直線操作の操作機器を用いるのがよい[図JA.9 a)及びb)]。

 図JA.9-直線操作の操作機器


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