第36番独鈷山 伊舎那院青龍寺(しょうりゅうじ)

         

                  青龍寺近辺地図
                                 JR高知駅から バス 宇佐(高岡・市野々・須崎)行き 中島下車 約56分
                              (高岡発竜行きに乗り換え)  竜下車  徒歩約15分

                            青龍寺境内 配置図                        
                          

                
                      第36番 青龍寺 仁王門 本堂まで階段177段です。

                
                              第36番 青龍寺 本堂

            
                   三重塔                         多宝塔

                 
                         御本尊                  納 経

 山 号   独鈷山
 院 号  伊舎那院
 寺 号  青龍寺(しょうりゅうじ) 
 本 尊  波切不動明王
 開 基  弘法大師
 宗 派  真言宗豊山派

                住 所  〒781−1165 高知県土佐市宇佐町竜601
                        電 話 (088)856−3010
 
         御真言 のうまく さんまんだ ばざらだん せんだまかろしゃだ そわたや
               うん たらた かんまん
 
            御詠歌 わずかなる 泉に住める 青龍は 仏法守護の ちかいとぞ聞く

  青龍寺略縁起等(抜粋)
  青龍寺を遍路するときは、かつては浦ノ内湾の湾口約400mを宇佐の渡し舟
(竜ノ渡し)で渡っていた。
  弘法大師も、青龍寺を創建する際に、この渡しを利用していた。
  お供をした8人をこの地に残している。その子孫が、竜の渡し舟を近年まで守り
続けてきたと伝えられている。

  昭和48年、宇佐の大橋が開通したため、この渡しは無くなった。

  弘法大師が唐に渡り、長安の青龍寺で密教を学び、惠果和尚から真言の秘法
を授かって真言第八祖となられ、帰朝したのは大同元年(806)であった。

  縁起では、弘法大師はその恩に報いるため、日本に寺院を建立しようと、東の
空に向かって独鈷杵を投げ、有縁の勝地が選ばれるようにと祈願した。
独鈷杵は紫雲に包まれて空高く飛び去った。

  弘法大師は、帰朝後、この地で巡教の旅をしているときに、独鈷杵は今の奥の
院、山の老松にあると感得して、ときの嵯峨天皇(在位809〜823)に奏上して、
弘仁6年、堂宇を建立し、石造りの波切不動像を安置した。
  寺名は、恩師に因み青龍寺、山号は、自ら投げた独鈷杵から独鈷山と命名した。

  本尊の波切不動明王は、大師入唐の折、暴風雨に遭遇したとき、風波を切り鎮
めるために現れたと伝えられ、今も航海の安全、豊漁、世間の荒波をも鎮めてく
れるとして、多くの人々から深く信仰されている。

  青龍寺は、明治の頃までは、土佐の七大寺と言われ、末寺四ケ寺、脇坊六坊を
もった名刹であったとのことです。
  


           
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