美ら海紀行
2008 7/31〜8/2
真夏日が続き、鉢植えが次々と枯れていき玄関前の芝生も枯れ始めるという異常事態。
このままでは人間様もどうなることやらと言うことで家族で本土脱出を企てました。目指すは沖縄北部の名護〜本部〜今帰仁です。(暑いと言いながら南の島へ向かうバカ親子・・爆!)
どうして沖縄へ行くことになったかというと・・・・暑いので端折ります。
っで、朝6時に家を出て一般国道を通り、7時過ぎに空港着。
荷物をカウンターに預けて、空港内の喫茶店でのんびり朝食を摂り、そろそろ搭乗口へ入ろうかとゲートにさしかかったところ、子供がかざした二次元バーコードがエラーで弾かれました。。。。なんで?
手続きカウンターで改めて手続きしてくれと言うことなのでカウンターに行くと
「申し訳ございません、こちらのシステムの都合でこのようなエラーが出る仕様となっております。」
どうやら旅行代理店が親のチケットと子供のチケットを別々に購入手続きしていたらしく、システムが「子供だけで搭乗しようとしている」と判断してエラーを出したと言うことだった。
この処理に少々時間をとってしまい、搭乗口へ入ったのは搭乗開始直前になってしまった。搭乗前に運香済ませようと思ってたのに執呼しかできなかったよ!
んでフライトの様子も暑いので端折ります。
那覇空港に着きレンタカーを借りたら高速道路を使って一気に名護までドライブ。
まずはネオパークオキナワです。名護駅から
沖縄軽便鉄道に乗ってパークを一周し、列車を降りてから見学ルートを逆行して入り口に戻るという変則的な見学をさせていただきました。原産地で絶滅した
鳥に餌をねだられて囲まれるというなんとも不思議な世界があり、2m近い
ピラルクに餌やったりヤンバルクイナが至近距離で見れたり。野生の生態とはかけ離れてるんでしょうけど貴重な体験ですね。なかなか面白いところでした。鳥や動物と直に接する機会って今時あまりないですからね。
パークを出る直前にサンヨーザクティCA65のバッテリーがちょうど切れたので、昼飯前にバッテリー交換しておこうと車に戻ってみると・・・・ここで問題発生!
実はブログの方にもちょこっと投稿してたように、今回の旅に備えて予備バッテリーとか予備のSDHCカードとか大量購入してたわけですが、丸ごと忘れて来たことが発覚!本体に装備してきたサードパーティー製バッテリーと8GBのSDHCカードのみで3日間過ごさなければならなくなったのであった。まあバッテリーは宿で充電できるので以後全く使えないというわけではないし、とりあえずペンタックスのW30もあるので・・・ってこっちの予備バッテリーと予備カードも一緒に忘れてるよー@@
バッテリーはとりあえず毎晩宿で充電できるとして、とりあえず半日はなんとか写せるとして、カードの容量が持つかな〜?
ケチケチ撮影隊に変身です。
昼飯はパークに隣接したゴーヤハウスで摂りました。アグー肉そば食べたけど、ちょっと脂乗りすぎで・・・。
昼食後は一路古宇利島を目指します。
本当はネオパークより先に古宇利島へ来て、干ききった干潟に立ち込んでフライロッドを一振りしたかったのじゃが、後回しにされてしまって、古宇利島へ着いたときには既に午後3時を回っており立ちこめる潮位ではありませんでした。
とりあえず子供を水着に着替えさせて遊ばせて、その間、陸上から監視です。
何を監視するかというと当然少し沖合の水の中。サメが出ちゃ行けませんからね、でかいヒラアジとかマルコバンとかも監視しとかなきゃ。っで見つけたのはボラの大群とミニミニコトヒキだけ。まあ、他の海水浴客もいるのでここでフライフィッシングというわけにはいきませんね。
一時間ほど古宇利島で遊んだ後は、羽地内海界隈の干潟のあちこちで怪しいテーリングが起こっているのを脇目でチェックしながらも、車を停めて釣りをするわけにも行かず、泣く泣くホテルへ移動。
ホテルに着いたら子供達は早速ホテルのプールで水遊び。
わしも水着に着替えて水遊び。
夕食はホテルのバイキング。ちょっと食べ過ぎた。。。
でもなんで飲み物が別料金なんじゃ?
二日目は6時半に朝食を摂り、朝一番で美ら海水族館へ。
駐車場に車を停め、家族はそのまま水族館へ、そしてわしはフライロッド片手に海へ降りたのでした。
「おれ、遊泳じゃないしー、釣り禁止って書いてないしー。」
っと独善的に釣りを開始したのでした。
少し沖にメッキの群れが見えたのですが、もっと大きいのっと探していると、いました!推定1.5kg程のカスミアジ発見!
だいたいカスミアジはリーフエッジとか岩礁帯のキレットに沿って3〜4尾で泳いでくるのはよく見かけるのじゃが、砂浜のこんな岸寄りに、しかも単独遊泳してるを発見したのは初めて。最初はオニヒラアジかと思いましたが、間違いなくカスミです。
っで、ハマナカチャーリーで水面早引きすると、サーっとフライに反応してくれたのじゃが、距離が近すぎてリトリーブの距離が稼げず、バイトには至りませんでした。
その後は、備瀬の海岸を灯台に向かって探索しました。投げ釣りの地元の人がちらほら・・。
ちょっと話しかけてみると、練り餌の吸い込み仕掛けでボラを狙っているのだとか。
クロダイがいるかどうか聞いてみると、意外にもこのあたりではクロダイはあまり釣れないと言うことです。っとなると、狙いはオニヒラやギンガメといったヒラアジ系の魚と言うことになるねー。
潮位が高いこともあって岸から水中を凝視しながら、たまにブラインドキャストするという釣りが小一時間ほど続き、その間に40cmほどの小さなダツが挨拶に来てくれるくらいで何もドラマは起こりません。
そこうしているうちに岬まで歩いてしまいました。
浮き釣りでオヤビッチャ等小物を狙っている家族がいたので、近くで同様に小物を狙っていると、オヤビッチャが付いてくるのですがさすがに釣れんね。
っでちょっと移動しようと歩き始めると・・・深みにはまってしまい腰まで沈。
普段なら別にどおってこと無いのですが、この日はウェストポーチに財布とか免許証入れとったんよね。当然財布の中のお札までびしょ濡れじゃー・・・哀れ。
濡れてしまったものはしょうがない。わざわざそこで店開きして乾かすわけにもいかんのでこのまま釣り続行です。
しばらくするとフラットの水深が膝上くらいになったので、徐々に沖を目指しウェーディングを開始しました。でも、魚は一向に見つかりません。なぶらも起こらず引き波も全く見つかりません。
灯台の手前あたりまでさしかかった頃から、たまに青白い魚影がひゅーっと沖に逃げていくのが見えるようになりました。
タラオさんのホームページの記事が頭をよぎった。ひょっとしてマトフエかタマン?
それにしても全く魚が見えないのに急に足下から逃げるんよね。あまり活発に動いていないらしく、それ故に奄美のミナミクロダイよりも発見しづらい感じ。
そうこうしているうちに、海草が密生している中で不思議な白い光を発見。何かがヒラ打ちして餌をあさっています。
慎重にハマナカチャーリーをキャストしてゆっくりとリトリーブすると、ぐぐ〜ん、っとラインを引く手に重みがかかりグルンっグルンっという首振りが伝わってきましたがすぐにフックアウト、、、っというか掛かった感触じゃなかったです。
そして少し離れた海草の向こう側の砂地に魚影発見!
あまり大きなサイズではないのですが、相手が何かわからないので慎重にキャスト。ゆっくりとリトリーブを入れると先ほどと同じようにぐぐ〜んっと重みが乗りぐるんっぐるんっっと頭を振る感触。#6ロッドを何度も煽りしっかりとフッキングさせて、右に左にと向きを変えてダッシュする魚を慎重に寄せてランディングしたのは35cmほどの
マトフエフキでした。
とりあえず一尾釣って肩の荷が下りたところへ、ちょうどかみさんから
「エメラルドビーチで泳いでるから帰ってこい」
とのメールが来ました。
潮位もちょうど良く、これからって感じの時に〜〜〜〜もうっ。
しょうがないのでおおざっぱに藻場を狙ってブラインドキャストしながらエメラルドビーチへ戻っていると
ムラサメモンガラがヒット!。そしてその少し後に、推定2Kgオーバーの正体不明の魚がヒット!。
#6のグラファイトロッドがグリップ上から曲がり、スピードはないのですがかなり重たい引きです。右に左にと向きを変えながらオラクルリールからじりじりとラインが引き出されます。水面近くに現れた背びれの形からフエダイ系の魚であることは予想できましたが、マトフエのような黒斑は見えません。背中の色は褐色。オキフエダイでしょうか?
っでそうこうするうちにフックアウトでバレてしまいました。フライを見るとシャンクの真ん中へんからぐにゃりと横向きに曲がってます。おそらく魚の口にがっちりと挟まれただけでフッキングできてなくて、ファイトの最中にシャンクが曲がって最終的に魚が口を開いて針が口から抜けたんじゃろうね。
ショックが隠せないままエメラルドビーチまで帰り、フェンス際でふと沖を見ると、カスミアジ発見!!!!
朝一で見つけたカスミアジと同様単独遊泳でサイズもほぼ一緒。同じ個体だったのかも知れません。当然このカスミアジも釣れませんでした。
その後、家族と合流し、パイナップルパークで昼食。
ここのゴーヤチャンプルはうまかったです。パイナップル食べ放題の後は隣のフルーツランドもついでに見学。その後は今帰仁城跡を見学して本日の予定終了。
ホテルで夕食を摂り海の駅でぶらぶらしてまったりと過ごしたのでした。
最終日、家族は朝からエメラルドビートへ行くというので、これはチャンスとばかりに子供の面倒はかみさんに任せて、前日にカスミアジを見たポイントへ行きました。しかし時間的に潮位が高く昨日のようにはいきません。
ビーチで泳いでいる家族のところへ戻り、子供が遊んでいるのを眺めていると、何やらビーチの小高いところで作業しているスタッフが・・・
四角くネットで囲んでいる中で何か掘ってます。
「ひょっとしてウミガメ?」
すぐに子供を呼び見学させてもらったり、ウミガメの赤ちゃんを触らせてもらったり。
このウミガメ、施設で大きくして放流するのかと思ったら、カウントだけしてすぐに海へ放流すると言うことでした。水産業界では放流後の生残率を高めるために一定期間飼育して丈夫に育ってから放流するのが普通ですが、学芸界では、無意識な選別による遺伝的な影響を避けるため特別は扱いはしないということのようです。
この後、ビーチの端っこでオニヒラアジを発見したり、フエダイ系の黄色い魚がヒットしたのですが獲れず。これまたフックシャンクがぐにゃりと曲がって帰ってきました。
どうやら使用しているフックがハズレロットだったようですね。
っとういことでこの旅での釣りは終わりにして、蝶々園で少々時間をつぶして海岸沿いに移動し、最終日の昼飯は御菓子御殿です。ここは施設の横から海へ降りれるようになっており、駐車場、トイレ、レストラン、土産物っとフル装備なので、
「時間に余裕があればここで釣りするってのもありだよねー」
っとなにげにかみさんの反応を伺ったりして・・。
昼食後は広大な恩納干潟の様子を見て高速道路に入り瀬長島で濡れ着を乾かし、空港で時間調整して帰路についたのでした。
結局、動画も写真もあまり撮らなかったので、カードとバッテリーの持ち忘れはほとんど問題とはなりませんでした。CA65のバッテリーもこまめに電源切れば半日くらいの撮影には使えるってことじゃね。
エピローグ
とりあえず、沖縄旅行ネタは石垣島紀行から数えて今回で2回目なわけですが(実は記事にしていない沖縄家族旅行も間に1回あったのじゃが、これは没ネタとなっています。)、ようやくまともな釣果に恵まれたって感じですね。それでもやはり大物を取り逃がしたりと宿題抱えて帰ってしまいました。
安い航空券が買えてた頃にもっと通っておけば良かったかな?
20080805:up