ハブと戦う島2
7/7
朝、荷物の最終チェックをし長男が学校へ行くのを見送った後、広島西飛行場へ向かった。昨夜っというか今日未明まで準備に掛かってしまいやや睡眠不足気味の出発となった。
時間的余裕を持って西飛行場に着いたのはいいが、カウンターが未だ開いていなかったため自販機でジュース買って飲みながら待っていると、カウンターに登場したのはなんと浴衣を着たお嬢さん達。七夕に合わせて前日から浴衣での勤務らしい。セキュリティチェックの職員はさすがに浴衣は着てなかった。
カウンターで浴衣のお嬢さんに航空券を発券してもらい、続いて荷物のセキュリティチェック。なんとここで機内預け荷物がセキュリティチェックで反応。さい先の悪いスタートじゃ。
係員「ここに四角い金属の塊がありますね。荷物のこの辺りです。開けてもらえますか?」
又七「はいどうぞ」
っと私が出したのはフライバイスのペディスタル台
係員「フライされるんですね。はい、結構です」
どうやらこの職員フライフィッシングを知っているようだ。あっさりと終わってしまった。さい先の良いスタートじゃ。
天候不順で気流がやや不安定、視界もあまりよろしくない。高度を上げると直ぐに雲の中に突入した。
別府上空から関崎沖にアジ・サバ狙いの一本釣り漁船が沢山見えた。釣れてるのかな〜。
鹿児島に到着して3時間の乗り継ぎ時間をもてあます。
種子島・屋久島上空はかなり荒れているようで、到着便も出発便も乱れている様子。奄美便は大丈夫らしい。
帰りに買う土産を軽くチェックしながらあっちへうろうろこっちへうろうろ。
一二時過ぎにミサゴさんと合流して軽く昼食を摂り、
奄美行きのジェット機へ乗り込んだ。離陸後しばらくは気流の乱れで期待がかなり上下していたが、屋久島を過ぎた当たりから揺れはなくなり快適なフライトとなった。
一時間少々のフライトの後無事到着。荷物を受け取り、奄美レンタカーの送迎バンで空港向の事務所へ行き手続きを終え、晴れてにわか奄美人となった。
始投式を何処にするか迷いながら、大瀬海岸は潮が干き過ぎ、土盛海岸は海水浴客あり、結局、龍郷湾側へ移動し、
外金久で始投式となった。
ここでミサゴさんが早速1尾目をゲト!ニセクロホシフエダイの幼魚のようだ。
その後は、たまに小ガラの小群が散発的に通るだけで、わしはボーズ。
宿へ行く途中、瀬留の干潟をちらりと横目で観ると、、、なにやら黒い尾鰭のような????
車を止めてちょこっと偵察してみると、チンハケ〜ン!しかも尋常な量じゃない。そこら中でティリングが起こっている。
すぐにタックルをセットしミサゴさんと干潟へ降りた。竿はセージRPL-X#7、リールは新調したオラクル、ラインは10年以上使い続けているクリアインタミWF7I、フロロの8ポンドティペットにフライは金目黒のサーフェスミノー。
そ〜っとストーキングし、最も近い尻尾へ一投、、、ポシャ、、モピュ〜ン!(チンが逃げる様子を私なりに音で表現してみました。)。まだまだ沢山テイリングがある。次の尻尾を狙って、、、ポシャ、、モピュモピュ〜ン!(テイリングの手前にもう一尾いてその魚がラインに驚いてモピューンと逃げてそれに驚いた狙ってた魚もモピュ〜ンっと逃げる様子を私なりに音で表現してみました。)。まだまだ沢山テイリングがある。さらに次の尻尾を狙って、、、っと今度は手前から慎重にポシャ、、、、シ〜ン。。。手前にはいないようだ。よし、狙い定めて、、、ポシャ、、おっ喰った!!すかさずあわせる。モピュ〜モピュモピュ〜ン!(フッキングに驚いたチンがモピューンと逃げ、廻りにいた数尾がそれに驚いて一気に逃亡する様子を私なりに音で表現してみました。)。チンはサーフェスミノーのエクステンドボディ部分を銜えていたようで、フッキングならず。悔しい〜!
結局一尾も釣ることなく諦めざるをえませんでした。
宿は安木屋場トンネルの手前にある
サマーヌード。奄美チン狙い遠征海水毛針釣人達の常宿だ。今回はここへ4連泊して朝な夕なとどっぷりと釣りに浸ろうと思っている。
宿についてからも、あきらめの悪い二人は裏のビーチで竿を振ったのであるが、何も起こらなかった。。。
夕食はオヤビッチャの煮付けをメインにした献立でウマ〜!。食事の後はフライを拾二本ほど巻き加えて明日に備えて早めに就寝した。。ズズ〜。
7/8
天気は崩れそうな気配だがまだ少しは保ちそう。朝飯前の一仕事ってことで
安木屋場へ車を走らせた。
満潮のビーチで又七塩毛針丸試八号にビリーペイト・ターポンをセットし#10シューティングヘッドを投げる。
う〜ん、さっすがオールチタンフレームSiCガイドはよく飛ぶねぇ。
ただ飛ぶだけで、ドラマは起こらなかった。
港へ移動してみようってことで港へ移動したが、結局ここでも何も起こらなかった。それに加え、突然の雨雨雨、、、。
宿へ戻り朝食を摂っている間もどんどん雨足が強くなる。
「大阪から誰か来るのかな〜?、名古屋からかな〜?」
雨ばかり観ていてもしょうがないので、とりあえず雨が早く止みそうな南へ行ってみることにした。目指すは
住用村のマングローブ干潟。
途中で戸口、小湊といったちょっと気になる河口域を偵察し、住用村の内海へ着く頃には雨は止んでいた。内海は釣れそうな気がしなかったためマングローブパークまで移動し、マングローブ林の写真を撮っているとなんと再び大雨が・・・。
まあ、雨雲も切れ切れになっているし天気予報では午後から快復するようなことを言っていたので山間でちょっとやってみようってことになった。
ここで又七淡毛針丸試拾壱号をデビューさせたかったのだが、何時大雨が降るかわからないため、とりあえず昨日と同じRPL-X#7+オラクルで釣ることにした。フライは銀目ライムのサーフェスミノーショートバージョン。
釣り初めてしばらくして、ミサゴさんが何やら魚をランディングしたのが見えた。そしてそのちょっと後に再び
ミサゴさんの竿が曲がった。なんと初奄美であっという間に
チンゲット!さすがという他ない。
私はというと、ミサゴさんがチン釣った直ぐ近くでコトヒキを発見し即フッキングできたのだが、オラクルのドラッグとか試そうとダイヤルをいじったりしている内にばれてしまった。その後しばらくして魚っ気が無くなってきたところでちょっと小魚が逃げる様子が見えたためそこへ投げてゆっくりとリトリーブすると、ドンッ!っとストライク!
オラクルのドラッグは特に妙な引っかかりも見せずスムーズに逆転を始めた。
しばらくやりとりして寄ってきたのは
ヒラアジ系の魚。ギンガメにしては鰓蓋際の黒斑がないしカスミでもないし、オニヒラでもないし???後にマー坊さんによりロウニンアジであるとの検定を受けました。このサイズではジャイアント・・・・とは言いにくいねぇ。でも前回釣ったロウニンよりは格段に大きく、自己記録更新じゃ〜!。
その後、雷雨になったため道の駅へ移動して食事することにしたのだが、なんと停電で自動ドアが開かない〜。食事は可能なようで、照明の消えた薄暗いレストランで昼飯を食べたのであった。
しばらくして電気が復旧し、土産を買い(ミズカマキリ、、いや間違えたマリカミズキのCDも購入)雨も小降りになった。
釣りを再開しようと市へ移動したのだが、ここで釣りをしている最中に再び大雨が、、確実に誰かが奄美大島へ接近していた。
雨が小康状態となった合間を狙って
小ネバリの入れ食いを楽しんで、ぷりぷりに太った中ムラサメモンガラも釣ったのだが、ムラサメはポシャッと落ちて写真を撮らせてくれませんでした。帰路に再び山間の干潟に立ったが魚は対岸にしかいなかったようだ。あのボイルは忘れられんです。
夕方に瀬留の干潟で昨日のリベンジをしようと車を龍郷方面へ走らせるが、名瀬へ近づくに連れて雨足が強くなりしまいにゃ視界不良、、事故起こりそう。ぶるぶる。。
こんなことなら内海でボラのティリングでも狙えば良かった。でもこれやるとSaltさんから「奄美までいってボラ〜?」っとか言われるんじゃろうな。やらなくてよかった。いややっぱりやっておくべきだったか?
名瀬を通過している間も雨雨雨雨・・・龍郷まで帰っても相変わらず雨雨雨雨雨雨・・・。瀬留でも雨雨雨雨雨雨雨雨・・・どうやら雨雲の中心に向かって走っているようだ。っということは雨雲の中心は既に安木屋場付近に・・・?
宿まで帰ると予想どうりそこは雨雲の中心だった。
裏からにぎやかな声が聞こえると思ったら大阪からLeeさん、名古屋からソルトウォーターフライフィッシングの大御所Uさん、コンパラさん、里見三郎さん、そして前回もご一緒したIさんが宴会前座モードでビールを飲んでいる。雨雲の中心が解明した瞬間であった。
自己紹介を済ませてみんなでわいわいと食事し、大阪・名古屋ご一行様はY川へ夜釣りに出かけていったのでした。結果は聞いてません。。。笑)
7/9
朝5時半に起床しIさんをさそってミサゴさんと私と3人で安木屋場へ、、又七塩毛針丸試八号にビリーペイト・サーモン+WF9Fをセットし、、、
朝日が綺麗だな〜、でも魚は釣れない。ちょっと秋名まで足を伸ばし、
ミノカサゴって綺麗だな〜、でも魚は釣れない。
宿へ帰って朝食を摂りわいわいやっているとさかきさん登場。満潮が何時だからどこへ入るだ何だと相談し、我々2二人はとりあえず私のお気に入りの大瀬海岸から入ることにし、一路東海岸へ車を走らせた。しかしそこは・・・・強風と泥濁りの海。。昨日に誰かが呼んだ嵐のおかげで河川が大濁流となりそれが海へ流れ出しているのだ。風もかなり吹いていたため、一昨日に最初に入った外金久の端にある前田川の河口へ移動した。そこは風も弱くトイレ・駐車場完備の至れり尽くせりの公園だった。タックルは又七淡毛針丸試拾壱号にこれまた新調したラムソンリディアス1.5+モニッククリアフローティングラインWF4F、フロロの6ポンドティペット。川からは濁りが出ているが海は思ったほど濁っていなかったためしばらくブラインドキャストで釣っていると、対岸でプチボイルが連発している。しかし対岸までは届かないし川を渡る勇気もない。手前のアバスにからかわれるばかりであった。
この日は午後の干潮は14時53分、潮位34cmとなっており、隠れ浜への上陸が試みれそうな雰囲気だったためそれに合わせて釣り場を移動した。まずは手花部の東端、ちょっと潮位が高かったが早めに入ってみた。岸寄りでモピュ〜ンが2回。西端には大阪・名古屋組が入ってきた。ミサゴさんの様子を観ていると道路に何か見覚えのある車が、、そうテレビのバラエティ番組で見かける屋根にソーラーパネルを乗せた軽バンである。後ろに続くワンボックスのサンルーフからカメラマンがカメラを構えている。ミサゴさんにあれっあれっっと竿で合図し、ソーラーカーの方を観るとなんとタオル鉢巻に赤Tシャツのナントカ君がこっちに手を振っているではないか。思わずこちらも手を振りました。放送してくれるかカットされるかこうご期待。
ここでは何も釣れなかったので次に前肥田へ移動。前回さかきさんに沢山のチンを発見してもらいながら釣り上げることができなかった場所である。しかし引き潮はあまりよろしくないようで、チンは見えたがボーズ。まあこの日の本命ポイントは大瀬が駄目だったことから満ち上がりの前肥田に焦点を合わせている。焦ることはない。その後屋入へ移動しひさ倉で昼食を摂ろうと思ったが、人が多かったため裏の海岸で遊ぶことにした。
小コトヒキで遊んで、マゴチの五段ロケット煙幕逃げに遊ばれて、、、。
ひさ倉の鶏飯ウマ〜!しかも地鶏卵のおまけ付き。ダブルでウマ〜!。
食事が済んで隠れ浜へ行くと既に隠れ浜がその姿を現していた。
ミサゴさんと二人で
隠れ浜への上陸を試みる。。。っと、あれれ?
うしろから何やら人が付いてくる。。水着ギャル2名ハケ〜ン!でも男付きだった。誰も居おらず二人占めできるはずだった隠れ浜は
ビーチパラソルが立てられ、何やら某旅行会社のパンフレットの表紙でも飾りそうな景色へ一変した。特にミサゴさんが撮った写真など、旅行会社が買ってくれそうな位見事に隠れ浜の魅力を醸し出していた・・・・ん?
ここで(たぶん)ギンガメのスクールがすごいスピードで私の横を通過していった。キャスト間に合わず。。。。結局隠れ浜ではアジも水着ギャルもキャッチできなかった。。。あれれ?しょうがないので魚の気分になって
水中から見た釣り人の姿の写真撮ったり。。。まあ何度も書くが今日の本命は満ち上がりの前肥田。焦ることはない。
予想は的中した。前肥田には水着ギャルはいないが、チンはいる(念を押しておくがチンと言ってもチン○ではない、正真正銘のミナミクロダイのことである。水着ギャルネタに混乱して誤解することのないようにお願いします。)。
しばらく魚にあたらなかったが、潮がちょうど良いレベルになったころ、良型チンが三尾ほど左斜め前方からこちらに泳いできた。又七淡毛針丸試拾壱号を右斜め後ろへ構え、リディアスからモニックを引き出す。ティップを後ろへあおりながら必要十分な長さのラインをティップの先に出し、頃合いを見計らってサイドからアンダーループでチンの進行方向に銀目ライムをポシャ。三尾のチンは競うようにフライにまとわりついてきた。どのチンが食いつくのか全く予想が付かない。軽くストリップするとドン、続いてグワングワンっと明らかに生命反応が伝わってきた。あらためてラインを引っ張りフッキングを確実にさせ、リ−ルファイトに持ち込んだ。又七淡毛針丸試拾壱号は
バットから見事な円弧を描き、リディアスはややドラッグの滑り出しが引っかかる感じはあるが十分我慢できるレベルである。
無事ランディングしたチンは尺越えの良いサイズ。
又七淡毛針丸試拾壱号の入魂にふさわしい十分な獲物である。サイコー!
帰りはお約束の瀬留。
大阪・名古屋組が既に入って頑張っていた。
しばらく歩道から様子を観ていると、ティリングを発見。ミサゴさんが仕留めにいった。しかし仕留めきらなかったようだ。チンは結構いるみたいで、私も我慢できず干潟に降りたが、竿を立てるだけでモピュ〜ン!。キャストさせてもらえても、ポシャ、、モピュ〜ン!、やけくそでブラインドキャストすると、モピュモピュモピュ〜ン!。予想どうりこの日も完敗であった。とりあえず
クラゲの写真でも撮っとくか。
宿に帰るとアントン改レイセフォーさんとマー坊さんが既に合流していた。
おっ久しぶりで〜っす!
さかきさんはじめKamazzのみなさんは積極的にホワイトソックスに磨きを掛けているようだ。足首にくっきりっ!
そしてバーベキューと「まんこい」で
サマーヌードの夜は更けていくのであった。(「まんこい」は奄美大島特産の黒糖焼酎の銘柄である。水着ギャルネタに混乱してあらぬ想像をしないようお願いします。)。
7/10
昨晩、マー坊が
「明日は五時起きで浜千鳥」
っと豪語していたのだが、誰も起きてこない。5時半頃になってようやく一人又一人っと起き出して、結局フルメンバーではないにしても我々二人とIさんLeeさんそしてマー坊の五人で
浜千鳥前の干潟へ立った。
なんとミサゴさんがここでサイトフィッシングで見事にチンをランディング。初奄美で既にサイトチン修了とはさすがミサゴさんである。
朝食を摂りに宿へ帰る途中、おきまりの瀬留は、、、相変わらずモピュ〜ンの連発。何とかしたいのぉ〜。
朝食後、我々は再び大瀬海岸へ向かった。道中、
山羊が日向ぼっこをしていた。のどかじゃのぉ〜。
川は昨日ほど濁っておらず風は強いが何とか釣りはできそう。
又七塩毛針丸試八号の入魂が済んでいないためビリーペイト・サーモンをセットし、フロロ8ポンドティペットにこの度一番当たっている銀目ライムで挑む。
全体的に川から流れ出た土砂でフラットは濁り気味であるが、河口から離れると結構いい感じである。
何回かキャスティングの感触を確かめるようにフォルスキャストやロールキャストしながら移動し、そろそろかなっと10m程先のキレットを狙って凝視すると、なにやらゆらゆらと動く陰。うりゃっと投げて一発で乗りました〜!竿を立てると一気に足下まで寄ってきたのは
手のひらサイズの若チン。小物ではあるがなんとか又七塩毛針丸試八号の入魂を果たした。
その後、砂浜よりの浅瀬で良型のチンを二尾発見したのだが、ちょっと手元に目を移した間に何処へ行ったのか解らなくなり、結局キャストさせてもらえなかった。後は浅瀬を歩いているときにチンがいることに気づかずに接近しすぎてモピュ〜ン!。
沖合に移動し強風と戦いながらリーフエッジやら塩溜まりやら狙ってみたが結局それ以上の釣果はなく、大瀬から移動した。
辺留まで移動してみると、Leeさんと里見三郎さんがフラットで物色中、さかきさんはメッキを追っかけて堤防上をうろうろしていた。
しばらく見学しているとさかきさんがあきらめて上がってきた。さかきさんが他の場所に入った方々の状況を携帯で聞いているとなんと宇佐見さんがアヤマルでファイト中だとか、Ichikoさん作の六角バンブーで釣られた模様、おめでとうございま〜す。
アヤマル〜用海岸までは既に誰かが竿を出した後ということなので、我々は北の屋仁へ行ってみることにした。しかしそこは外洋の影響を強く受けており波も大きいし風も強い。結局赤木名でラーメンを食べて前肥田へ移動した。
前肥田での今日のタックルはアーティストトラベラーAT586+ラムソンリディアス1.5。
まだ潮位が高かったため手花部よりの浅瀬から入ろうと岩場を超えようとしたところ、少し沖でパシャパシャと小魚が逃げている。狙いやすいポジションへ移動して少し待っていると再び同じところでパシャパシャッ。これまた当たりフライの銀目ライムを投げ数回リトリーブすると、ドンっと当たりがあったがフッキングしなかった。気を取り直して同じ所へもう一回キャストし、少し沈めてゆっくりと長いストリップをすると再びドンッ!今度はしっかりと載りました。これまで掛けたことのある中でも最大サイズの
良型コトヒキはリディアスから数度ラインを引出し良いファイトしてくれた。
ミサゴさんはというと、ここでもサイト〜!イッパ〜ツ!でチンをランディング。初奄美でサイトで二尾チンとはさすがミサゴさんがミサゴさんである所以かな。チンがちゃんと見えていると言うことです。
続いて隠れ浜の岸よりの浅瀬へ行き、ここでも同型のコトヒキをランディングしたのだが、ここのコトヒキは頭を振るばかりであまり走ってくれなかった。コトヒキをリリースした後コトヒキが釣れたポイントを見ていると、単独行動の40cmオーバーのチンがゆっくりとこちらへ泳いできた。ちょっと距離が近すぎて竿が動かせない。だるまさんが転んだ状態で目の前を通り過ぎるのを待って適当な距離になった時にキャスト〜!。。。。無視。もう一回キャスト〜!。。。。無視。。。気を取り直して次の魚を探そうと振り返ると、なんとちょうど良い距離に40cmあるかないかのチン発見!進行方向の1m先にキャスト〜、、、、おい、おまえ、何でそこで曲がるんよ。しかもフライを通り越したあとに元のラインに戻っとる。。。完全におちょくられてました。
この後、満ち上がりの前肥田をもう一回狙っても良かったのだが(ミサゴさんは行きたそうだった。)時間的に途中で時間調整して瀬留に行けばちょうど良さそうだったので、龍郷方面へ向かった。一屯駐車場の浜は手前こそ石がごろごろしているが、少し沖へ行くと柔らかい砂のフラットが続いており、歩いているだけで幸せになれそうだったが、やはりギンガメが凄い勢いで通り過ぎていって現実に戻された。釣れない現実に・・・。とりあえず
シャコの写真と
水中写真を撮った。
その後、潮が引ききった屋入に入ってしばらくして駆け上がり付近でパラパラと小魚が逃げ、続いてスプラッシュがあった。明らかにダツの存在を感じた。
そろりそろりと射程距離になるまで接近し、トラベラーでキャ〜スト!長いストリップを二回ほど入れたところでダツ特有の素面に飛沫を挙げるバイトが来た。載った〜!
ダツはあまり走りはしないが南の島では水面で暴れてくれる数少ない魚であり好きな部類である。離れて釣っていたミサゴさんもこの大暴れに気づいたようだ。派手に暴れさせて、、、、って、ちょっと派手にやりすぎたようでばれてしまいました。ロッドが#5なのでフッキングがうまくできてなかった様じゃ。
このあとお約束の瀬留へ、ちょっと早いが干潟に降りて、、、なんか魚影が少ない。とりあえずカニの写真でも撮っとくか。
この日の夕方、大阪・名古屋組は瀬留めへ現れなかった。宿へ帰ると入れ替わりで大阪・名古屋組が車で出ていった。早めに夕食を食べてイブニング瀬留?っとか思っていたが、どうやら名瀬市の大浜サマーフェスティバルに出演するさかきさんを見に行くのだそうだ。
おっとすっかり忘れてました。わしもそれ見に行ってみようと思いよったのに〜。
飯も食べずに釣りの格好でそのまま折り返し大浜まで行くわけにも行かず、さかきさんには申し訳なかったが勇士を観ることができませんでした。でも鶏般うまかった〜。
この日は何故かやたら眠くなり、いつの間にかうつらうつら、、携帯にかみさんからメールが届く音がする度にビクッと起きるが返信が終わるとうつらうつら、疲れが溜まってきたかな?
7/11
いよいよ最終日、昨晩早く寝たので早く目が覚めた。
おきまりの
瀬留テーリング狩りに、、、あれっ?今日はモピュ〜ンじゃないぞ?、、でも完全無視。あまり近くに投げるとモピュ〜ンなのだが1m位では完全無視。とりあえずアバスでも釣るか、、ってとりあえず一尾、次に大物アバスを掛けたのだが口の皮一枚にかかっており写真撮ろうと水面にぐっと持ち上げたときに口切れ。歩道の上からさらに一尾、計アバス三本ゲット!
宿に帰り朝食を済ませ、大阪・名古屋組に挨拶をして一足先に出発した。
何処に行こうか?まずは手花部、ダツに遊ばれておわり。→次に大瀬、3Kgクラスのカスミアジが直ぐ目の前にきてうろうろし始めた。チャンスとばかりに水面早引きしたり目の前斜め引きしたりと、、、努力が報われませんな〜。→
コーラルパームス下当たりまでうろうろとしてみたが小魚はいるがチンもガラもいない。→最後のあがきでアヤマルへ移動。
ここで流れ込み手前の岩礁の際に40cmオーバーの良チンを発見したが近づきすぎてびゅ〜〜〜んっとすっごい勢いで逃げられてしまった。
岬側の岩場へ移動し、手のひらサイズのチンが三尾程うろうろしているのを発見しキャスト!おっ喰った〜!、あれ〜??掛からない。フックのポイントが内側へ曲がってました。キャスティング中に岩にぶつかって曲がっていたようだ。
結局この日は
アバスを三尾釣っただけで終了。奄美遠征は針千本の三本占めとなったのでした。針三千本かよ〜!
釣りを早めに止め、駐車場のトイレの水道でタックルを軽く洗ってパッキングし空港前の奄美レンタカーへ車を返却。奄美空港まで送ってもらい(って目の前じゃん)、土産買って食事して、店を出ようとテーブルから立つと
何処か見覚えのある五人組が、、大阪・名古屋組でした。Leeさんが一五時発の飛行機なので送ってきたのだそうだ。名古屋組は一七時台の飛行機なので午後からも釣るということでウェーディングシューズ履いたまま食事してました。
我々は一四時一五分発(実は当日の朝まで一五時台の飛行機と勘違いしており、危ないところだった。)のため、そそくさと挨拶し搭乗待合室へ。
残念ことに鹿児島空港も広島西飛行場も正常に稼働していたようで、定刻通り飛行機は離陸した。
今回は帰路の乗り継ぎは良く、前回のように二時間待ちということもなしに順調に
広島西飛行場行きに乗り継いで家へ帰った。
空から観る広島湾、チヌのサイトフィッシングができそうな干潟って、宮島の鳥居下くらいしかないな〜。こんど行ってみるかの?
さかきさん、マー坊さん、アントン改レイセフォーさん、Leeさん、Uさんはじめ名古屋の4名様、大変お世話になりました。ミサゴさん、初奄美でサイトチン攻略成功おめでとうございます。この度の遠征はミサゴさんのお誘いがなければ始まらなかったので感謝してます。大変楽しい遠征でした。是非またご一緒したいですね。ありがとうございました。
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