2月に入って気象庁の長期予報を鑑みながら2台の板を準備し、大会一週間前にクロネコスキー往復宅急便で発送した。
その後も道東ではたいした降雪もなく、突然の中止に備えて釣り道具を持参するかどうか迷ったりしていたが、とりあえず釣り道具は持っていかないことにした。
問題は北海道での移動手段。札幌から遠軽へ行く高速バスが今年も運休。
紋別経由で蟹爪モニュメントを観るというオプションも頭をよぎったが、千葉のIさんから、旭川で拾えるかもとの有難い連絡があってので、まずは旭川に行けば、Iさんの車に同乗させてもらうなりJR特別快速きたみに乗るなり、何とかなるでしょう。
2月20日
少し早めにバスセンターへ行き、予定より一本早いリムジンバスで広島空港へ移動。
空港行きリムジンバスってモビリィデイス使えないんだね。割引のあるパスピーは前日に残額を払戻してもらったばかり。北海道旅行が済んでからにすれば良かった。
仕方がないので現金で支払って乗車。
広島空港に着いたらまずは民宿ふじ乃宿泊の皆さんへのお土産にもみじ饅頭買って、一目散にスカイラウンジに入った。スカイラウンジは場所を移転してリニューアルされており、新千歳空港のラウンジの縮小版みたいな感じ。
リニューアルキャンペーン中とのことで、ビールかワインかもみじ饅頭を貰えるとのことで、迷わずもみまんを選ぶ。ビールやワインは日常的にいろいろ飲むけど、もみまんは手土産に買うことはあっても自分用にわざわさ買わないので、こんな時位しか食べる機会が無いからね。
ラウンジには広島の日本酒の試飲がある。一昨年は福美人、去年は亀齡だったけど、今年はリニューアルに伴って四本に増えていた♪
左から、山陽鶴の花凛、隣が賀茂鶴の一滴入魂、そして西條鶴の大地の冠、一番右が昔から好きな賀茂泉の朱泉。
当然のごとく全て試飲。賀茂泉は散々飲んでいるのて左から攻める。
う〜ん、語彙が少くてスマンが、どれも普通に美味しい♪
ただ、飲む順番を変えると味わいが変わるかもしれないと思い、順番を入れ替えながら何度も試飲(笑)。左から飲んだのは正解だったようだ。
飛行機は定刻より少し遅れたが無事に千歳空港到着。
空港で昼飯を食べることにして三階へ上がると、相変わらず一幻が大繁盛。行列が人を呼ぶ法則を再確認。空席ができそうな飛燕に並んで入店。我流札幌塩らーめんを食べた。
昼食後に空港温泉のエントランスで休んでいるとIさんから、旭川で拾ってくれるとの連絡があった。
ありがたや〜。
例年は新千歳空港から南千歳のレラまで歩いて移動していたが、レラが廃業して閉鎖されたとのことだったので今年は久しぶりに新千歳空港から快速エアポートに乗った。新千歳空港でほぼ満席で発車するから南千歳から乗ると都会の通勤電車みたいでストレスなんだよね。
ちょっと早いけどホテルへチェックインして少し休んで近所のスーパーで夜食と缶ビールを購入。
その帰りすがら、以前から気になっていて一度も入っていなかった豚丼のまむろで夕食。
ホテルに戻ってのんびり過ごした。
2月21日
朝起きて窓の外を見ると大雪@@
高速バスが運休になってはいけないと思い早めに軽く朝食を摂って道庁前のバス乗り場へ移動。
去年ハリボテだった道庁の建物は元通りの姿に戻っていた。
高速バスで旭川へ移動。雪はすぐに止んでいい天気になった。
手の噴水まで行って帰って梅光軒で醤油野菜ラーメンを食べて、Iさん車が車でイオンモールでぶらぶら。
13時にIさんと合流してIさんの車で中湧別の民宿ふじ乃さんへ向かう
道中のゴルフ場で雪質チェック。コースはまだ圧雪が済んでいなかった。
あまり早く宿に行って迷惑かけてもいけないので、遠回りして沖に浮かぶ流氷を眺めながらから湧別川河口を廻って16時過ぎた頃に宿へチェックイン。
事前に送っておいた荷物を解いて整理し、チューリップの湯へ行って身体をほぐした。
2月22日
毎年のことだか、金曜日に早く寝たので早く目が覚めるかというとそうでもなく、いつもと同じ6時半に目が覚めた(笑)。
7時に朝食を摂り、8時半にゴール地点へ行って少し練習。
去年と同じく雪温は0℃。まだ圧雪されていない。本番もこのままなのかな?っと思いながら板を変えながらトラックを6周した頃に五鹿山からコース整備の圧雪車かやってきた。
コース整備はかなり遅れているよ模様。
大会関係者らしい人が来て、コースオープンしてないから練習するなら五鹿山スキー場へ行ってくれと言われたが、面倒くさいので宿へ帰った。
大会ホームぺージには木金はコース内に入るなとアナウンスされていたけど土曜日については書かれていなかったんだよね。けど、しょうがない。
予定よりかなり早く練習を切り上げたのでチューリップの湯もまだ営業していないし、図書館で時間を潰した。
GPSログを見ると、両杖滑走ではカーボンライトコールドが速いがスケーティングではスピードマックス3Dプラスか早い。体感的にはスピードマックス3Dプラスの方が速く感じるがログを見るとたいして変わらない。
日向でスケーティングで走る時間が長いだろうからと安易にスピードマックス3Dプラスを選ふことにした。
11時を待ってチューリップの湯へ行き、で一風呂浴びて昼食はオホーツクほたて丼にした。
シティマートでビール買って宿に帰って寛いでいると留萌のWさんと苫前のTさん到着。
夕食まで四人でワイワイガヤガヤ話は尽きない。
2月23日
5時過ぎにに目が覚めた。
再び寝て6時に再起床。
6時半に朝食
Iさんがスタート地点まで車で送ってくれることになったのでスタート地点に向かうバスをキャンセル。
スタート地点でIさんの車お降り、受付を済ませて、想定タイムが2時間から2時間半くらいなので、欲を出して1時間45分から2時間の看板あたりの一番左の列に板を置いた。
用足を済ませて岡山のNさん、大阪のTさんと話をしているとSetskoさんがビデオ撮影しながら声をかけてくれた。
9時半、湧別町長の旗振りでスタート。
GPS ウォッチで測位を開始して走り始めた。
板は良く滑っており両杖滑走でスルスルと快調に走り出した。
昨年と同じ様に空いていたコース左側のクラシカルレーンに入りダブルストックでグイグイ前に出て人が少なくなった頃合いを見計らってスケーティングに戻った。
板はよく滑っているのだが、たまに左右に流れる感じでうまくコントロールしきれず途中でバランスを崩して転倒。練習不足だねぇ。
去年ほどの滑りではなかったが、今年も気持ち良く走れた。
とはいえ最初の給食所でちょっとドタバタがあった。
給食所は長机が並べてあってその上からドリンクやちょっとした食べ物をもらうのだが、気を利かせたボランティアさんがお盆に乗せてテーブルから離れて配ってくれていることがあって、それはとても有難いのじゃが、そのポジションが今回悪かった。
そのボランティアさんはテーブルが空いているのに手前に立って配っていたのでそこに行列ができる。
私は行列を避けて空いているテーブルへ行こうと、そのボランティアを通り過ぎてテーブル側へ進路を寄せたらそのボランティアからドリンクをもらって飲み終わった選手が動き出した。
そしてその選手を避けたところまでは良かったが。その後の動線が悪くテーブルに寄りすぎてしまいあわやテーブルをひっくり返しそうになり、それを避けるべくスライディングでテーブル下に滑り込むというアクロバットを演じた(笑)。
右足が完全にテーブルの向こう側まで突き抜けてしまい、板でボランティアに怪我をさせるところだった。
とりあえずはテーブルも倒れず誰も怪我をすること無く事なきを得たが、あわや大惨事になりかねないヒヤリハットである。
手持ちボランティアはありがたいのですが、テーブル近くで配る必要はないので、テーブルが渋滞してテーブルに寄れない選手や、走り抜けながらドリンクを取ってゆく選手のためにテーブルの対岸で配っていただいたほうが、このようなヒヤリハットも無くなるだろうと思う。
その後は特にこれといったアクシデントはなく淡々と距離を消化。
最後の下り坂をクローチングで一気にスピードアップしてゴール前のトラックに入った所でIさんが出迎えてくれて写真を撮ってくれた。
ゴール後にすぐにSetsukoさんが声をかけてくださり、写真を撮ってくれた。
ゴール後の蕎麦とお汁粉、そして特別純米「湧別」酒粕の甘酒を昼食がわりにして、いったん宿に戻り、ちゅーりっぷの湯に出直して、風呂上がりに大反省会(笑)。
今年もTさんにビール奢っていたたきました。ごっつぁんです。
暗くなるまでちゅーりっぷの湯で過ごし、イルミネーションに飾られた文化センターTOMをチラ見して宿に帰った。
そして夕食後も大反省会の続き。
とにかく、年に一度この大会の時しかお会いできないので、色々な話が飛び交う。
毎年のことだが、誰の何のための反省会なんだか?。
2月24日
広島へ送り返す荷物をまとめて朝食を摂り、留萌に車で帰る渡辺さんの車に便乗して遠軽まで送ってもうつもりが旭川まで送ってもらえることになった♪。
ありがとうございま?す。
旭川駅に着いたらちょうどいい札幌行きの高速バスがあったので、それに乗車して札幌へ。
道中にTさんにラインで旧都ホテル界隈の状況を伝え、札幌でちょっとお茶しようということになった。
道庁近くであまち合わせて地下のカフェで、旧都ホテルの処分の話や、昨年5月に金沢でニアミスがあった時の関連話など、1時間ほど暇つぶしにお付き合いいただき、その後テムズに行って、今後スキー大会が中止になった時に備えて海アメ釣りやその他近年の北海道の釣り事情を情報収集。
相変わらず、何も買わず油売るだけの迷惑な客である。
日が暮れてから凍り始めた路面を歩いてホテルへ向かったのだが、新調したウィンターブーツのグリップ性能には驚かされた。合皮アッパーの見た目かかなりプアなのじゃが、ツルツルに凍り始めた圧雪路面で走れる。買ったばかりでソールの角が立っているというのもあるだろうが、タイヤにしても靴にしても路面に接する部分は新しいに越したことはないというのを実感した。
この日は外食はせず、セコマで晩飯を買ってホテルにチェックイン。
セコマで買った晩飯に加えて中湧別で食べきれなかった黒豆せんべいとIさんからもらった富山の白エビ煎餅もあり、ボリボリガリガリと静かに夜は更ける。
2月25日
6時半に目覚ましをセットしていたが6時前に目が覚めた。
のんびり身仕度をし8時に朝食を摂ってチェックアウト。
市内をブラブラして札幌駅に行くと何だか大混雑している。
どうやら事故があってダイヤが大幅に遅延している模様。
とりあえず道産子プラザで自宅用のワインと日本酒を発送してもらい、マックで時間を潰そうとしたが、皆考えることが同じようで、マックも長い行列。
しょうがないので北口のQBハウスで散髪。
散髪が終わってもまだ快速エアポートは動いていない。
もう普通列車で移動することにして、ちょうど発車時刻を迎えた各駅停車に乗って北広島駅まで移動した。
列車に乗って気がついたのだが、切符を新千歳空港まで買わずに白石までにしてニッセンスポーツに寄って去年教えてもらったルートで空港へ移動すればよかった。
っで、北広島で列車を降りると、快速エアポートが動き始めていた。まあ、ごった返す札幌駅で過ごすよりは良かったかな?。
列車は当然満員。2〜3本スルーしてもよかったのだが、そのまま乗った。
新千歳空港のお食事処はどこも大行列。
スカイデッキのフードコートで 醤油ラーメンまかない丼セットを食べ、食後はスーパーラウンジで携帯バッテリーを充電しながら時間をつぶした。
保安検査は毎度のことながら大渋滞。
そして飛行機遅延。
今年の冬はドタバタと終わった。毎度のことながらあっという間の6日だった。
エピローグ
だんだんと年を取って無理できなくなったということもありますが、とにかく気持ちよく走ることだけに専念し、タイムや順位なんてどうでもよくなりつつあります。
そもそも遠征の魅力って、新たな人との出会いとか再開なんですよね。
本文中では触れませんでしたが、今年も楽しい出会いがありました。
いや〜、すごい人がいたもんだ@@。