みだれ髪 |
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1 海こひし
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少女となりし父母の家 |
2 やは肌の
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さびしからずや道を説く君 |
3 乱れ心地
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わかき二十才の春のひととき |
4 細きわが
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支えたまへな夜明くることを |
5 春はただ
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わが黄金の盃にこそ |
与謝野晶子の大胆な愛の描写が発表当時にも評判になったという歌集「みだれ髪《、平井はその中から代表的ともいえる五首を選んで曲をつけています。彼らしいゆったりとした日本情緒が美しい佳曲ですが、それだけに第2・4曲のエロスはちょっと減退した健全な歌になってしまったのが残念ではあります。詩人の有吊さと音楽の素晴らしさから今でもよく取り上げられるようで、Youtubeにもたくさんの歌唱がアップされており聴くには困りませんでした。
( 2018.01.24 藤井宏行 )