女声合唱と筝のための「秋来ぬと」 |
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1 そよ 秋来ぬと
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目にはさやかに 見えねども 風の音にぞ おどろかれぬる |
2 梁塵秘抄と名づくる事
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3 山伏の
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腰につけたる法螺貝の ちゃうと落ち ていとわれ 砕けてものを思ふころかな |
4 君が愛せし
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落ちにけり落ちにけり 加茂川に 川中に それを求むと尋ぬとせしほどに 明けにけり 明けにけり さらさらさいけの秋の夜は |
5 ゐよゐよ 蜻蛉よ
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堅塩参らむ さてゐたれ 働かで 簾篠の先に 馬の尾縒り合はせて かい付けて 童 冠者ばらに繰らせて 遊ばせん |
6 われを頼めて
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角三つ生ひたる鬼になれ さて 人に疎まれよ 霜 雪 霰降る水田の鳥となれ さて 足冷たかれ 池の浮き草となりねかし と揺り かう揺り 揺られ歩け |
7 そよ 津の国の
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長柄の橋も 尽くるなり 今はわが身を 何にたとへん |
( 2021.04.26 藤井宏行 )