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La serenata    
  Cinque liriche I
セレナータ  
     5つのリーリカ 第1集

詩: ポンピーリ (Vittoria Aganoor Pompilj,1855-1910) イタリア
      

曲: チマーラ (Pietro Cimara,1887-1967) イタリア   歌詞言語: イタリア語


Le cose belle che volevo dirti
se l'è bevute il mare;
bisognava di perle a popolare
le sue squallide sirti.

Le parole più tenere e amorose
che ti volevo dire
se l'è rubate il lido per fiorire
le sue siepi di rose.

E quelle che il desìo non dettò,quelle
dell’anima,incorrotte…,
o mia dolcezza,le ghermì la notte
per vestirsi di stelle.

美しいことたち ぼくが君に告げたかったことを
飲み込んでしまったんだ 海が
真珠が必要だった 賑わせるために
あのわびしい岸辺を

あの言葉たち とても優しく愛のこもった
君に言いたかったこと
それは盗まれてしまった その岸辺から 花咲かせるために
あのバラの生垣を

そして願望が命じたのではないこと 
魂のこと 汚れなきこと...
おおわが愛しの人よ 夜を掴み取っておくれ
星たちをドレスアップするために


5つのリーリカ、マッティナータ(朝の歌)に続いてはセレナータ(夕べの歌)で引き続き恋人を優しく誘います。なかなか哲学的でお洒落な歌詞に、愛らしくも美しいメロディがつけられています。おどけたピアノの合いの手などはまるでナイチンゲールの歌声のよう。これもとても素敵な一品です。リリックなテナーに歌って欲しい佳品。

( 2017.04.21 藤井宏行 )


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