Twice a week The Western Playland |
週に二回 西方の遊び場 |
Twice a week the winter thorough Here stood I to keep the goal: Football then was fighting sorrow For the young man's soul. Now in Maytime to the wicket Out I march with bat and pad: See the son of grief at cricket Trying to be glad. Try I will; no harm in trying: Wonder 'tis how little mirth Keeps the bones of man from lying On the bed of earth. |
冬の間じゅう 週に二回 ここに立ってぼくはゴールを守った そのときはフットボールは悲しみと戦ってくれたのだ 若者の魂のために 今この五月にはウイケットに向かって バットを持ち胸当てを着けて歩いて行く ご覧よ 悲しみの息子はクリケットで 自らを奮い立たせようとしているのだ 頑張るのだ、頑張って困ることは何もない こんなささやかな気晴らしで十分だとは驚きだ 人間が骨となって横たわるのを防ぐのに あの土のベッドの上に |
この歌曲集の中では珍しく激しい音楽となっています。やり場のない悲しみをスポーツで紛らわすかのような。「シュロップシャーの若者」の17番目の詩で、アイアランドにも同じ詩につけた曲があります。
( 2016.07.30 藤井宏行 )