There pass the careless people A Shropshire Lad |
悩みを知らぬ人々が通る シュロップシャーの若者 |
There pass the careless people That call their souls their own: Here by the road I loiter, How idle and alone. Ah,past the plunge of plummet, In seas I cannot sound, My heart and soul and senses, World without end,are drowned. His folly has not fellow Beneath the blue of day That gives to man or woman His heart and soul away. There flowers no balm to sain him From east of earth to west That's lost for everlasting The heart out of his breast. Here by the labouring highway With empty hands I stroll: Sea-deep,till doomsday morning, Lie lost my heart and soul. |
通り過ぎて行く 気楽な連中が 自分の魂が自分のものだと思い込んで ここの道端を ぼくはぶらついている することもなく ひとりぼっちで ああ 重りを急に静めても 海の中では音も聞こえず ぼくの心と魂と感覚は 終わりのない世界で 溺れてしまうのだ その愚かさには限度がない 昼間の青空の下で 男にでも女にでも与える奴は 自分の心と魂とを 奴を浄める香草には花がない 地球の東から西に至るまで そいつは永遠に失っているのだ 自分の胸から心を この労苦の街道の脇を 手ぶらでぼくはうろついている 海の底深く 最後の審判の日の朝まで ぼくの心と魂はさまよったままだ |
シュロップシャーの若者 原詩集では14番目の詩です。いくつか聴けた録音ではこのうちの1・3節しか歌われておりませんでしたのでもともとがそうなのかも知れませんが、全部取り上げて訳しております。
( 2016.07.02 藤井宏行 )