かなかな |
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啼くな、かなかな。 啼けば遥かが暮れ易い。 啼くな、かなかな、 小竹(ささ)の入日が薄れます。 |
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詩は最初雑誌「詩と音楽」に掲載。のちに詩集「水墨集」に載せられました。シンプルで短い曲ですが小声でささやく晩夏の夕暮れの哀調ただよう佳曲です。
( 2015.10.09 藤井宏行 )