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	たわむれに		 				  歌曲集「啄木に寄せて歌える」  | 									
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たはむれに母を背負ひて そのあまり軽きに泣きて 三歩あゆまず  | 																
    																
																
																
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これも有名な啄木の歌ですね。「初恋」なども含まれる歌集「一握の砂」の冒頭セクション「我を愛する歌」の中に母を歌ったものがいくつかあり、その中のひとつです。しみじみと悲しい音楽がついているかと思ったら、越谷はこれに非常にさっぱりした音楽をつけました。個人的にはちょっと印象が違うのですが、美しい歌ではあります。
( 2014.10.25 藤井宏行 )