ukhodi,ne prostivshis’ so mnoi Op.68 Chetyre stikhotvorenija Rabindranata Tagora |
行かないで、私に別れも告げずに タゴールによる4つの詩 |
Ne ukhodi,ne prostivshis’ so mnoi,moj milyj! Mne ne spalos’,i teper’,dorogoj moj, Sna prevozmoch’ ne imeju ja sily. Esli usnu,ja tebja poterjaju! Ne ukhodi,ne prostivshis’ so mnoj. Vzdrognuv,tebja ja kasajus’ v trevoge. Esli b,svjazav tvoi ruki, Ja serdtsem svoim krepko derzhat’ u grudi ikh mogla by! Ne ukhodi... Ja shepchu,zasypaja: “Ne ukhodi... ne ukhodi... ne ukhodi... ne ukhodi!” |
行かないで、私に別れも告げずに、いとしい人よ! 私は眠ることができなかった、そして今も、いとしい人よ 眠気に打ち勝とうにも もう私に力はないの でももし眠ったら 私はあなたを失ってしまう! 行かないで、私に別れも告げずに 震えながら 私はあなたに触れる 不安に駆られて あなたの両手を縛って 私の胸に固く押し当てることができたなら! 行かないで...私はささやく 眠りに落ちながら 「行かないで...行かないで...行かないで...行かないで...」 |
第3曲目も詩は詩集「園丁」より。第34番目の詩です。この歌曲集中でもピカ一のロマンティックな美しいメロディ。オブリガートがヴァイオリンでもフルートでも、とても美しく声と絡み合ってたいへん魅力的な歌になりました。タゴールの原詩には(英語版しか見ていませんので恐らくですが)ない最後の「行かないで」の繰り返しが実にいいです。
( 2011.11.11 藤井宏行 )