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Les Couronnes   Op.27-3  
  Trois Lieder de Camille Mauclair
冠  
     カミーユ・モークレールの3つの歌曲

詩: モークレール (Camille Mauclair,1872-1945) フランス
      

曲: ショーソン (Amédée-Ernest Chausson,1855-1899) フランス   歌詞言語: フランス語


C'est la fillette aux yeux cernés,
Avec son air étonné
Et ses trois frêles couronnes:
L'une de fraîche pimprenelle,
L'autre de vigne en dentelle,
Dans la troisième une rose d'automne.
La pimprenelle est pour son âme,
La vigne est pour l'amuser,
La rose à qui voudra l'aimer.
Beau chevalier! Beau chevalier!
Mais il ne passe plus personne,
Et la fillette aux yeux cernés
A laissé tomber les courronnes.


それは目のまわりに隈のある少女だ
驚いてるような様子をして
そして3つの弱弱しい冠を持っている
ひとつめはさわやかなパンプルネルの花
もうひとつはダンテルの蔓
そして三つめには秋のバラ
パンプルネルは魂のため
蔓は喜びのため
バラは愛を求める者のため
美しき騎士よ!美しき騎士よ!
だがもはや誰も通らない
目のまわりに隈のある少女は
その冠を地面に落とした


これも詩の象徴的な表現がさっぱり掴めず、とんでもなく勘違いをしている可能性が高いですが、とりあえず暫定的にアップします。間違いに気がつけば直しますが、永遠に直らない可能性もあります。
詩だけ読むとなんだか悲しい情景を想像するのですが、ショーソンのつけた曲はほんのりとした悲しい響きを感じさせながらもどこかユーモラスな表情も現れて、不思議な佇まいの音楽になりました。この歌曲集、第1曲を除くとめったに取り上げられることはありませんが、機会がありましたらぜひ聴いてみてください。言いようのない充実感があります。

( 2011.11.03 藤井宏行 )


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