Eti letnie nochi prekrasnye Op.14-5 Dvenadtsat’ romansov |
この美しい夏の夜 12のロマンス |
Eti letnie nochi prekrasnye, Jarkim svetom luny ozarennye, Porozhdajut trevogi nejasnye, Probuzhdajut poryvy vljublennye. Zabyvaetsja skorb’ neob”jatnaja, Chto daruetsja zhizn’ju unyloju, I blazhenstva kraja blagodatnye Raskryvajutsja tajnoju siloju... I otkryli drug drugu nevlastnye Nad soboju serdtsamy vljublennye, V eti letnie nochi prekrasnye, svetom jarkim luny ozarennye. |
この美しい夏の夜 明るい月の光に照らされて おぼろげな不安が呼び覚まされ 愛の衝動が湧き起こる 限りのない悲しみは忘れ去られる この人生を憂鬱にしてきた悲しみは そして祝福された世界の至福が 開かれるのだ 秘密の力によって そしてお互いに打ち明け合ったのだ どうしようもない 恋する心を この美しい夏の夜 明るい月の光に照らされて |
夢見るような美しいロシアの夏の夜の情景を描き出した愛の歌です。これは熱い訴えかけが最後まで続き、思い切り盛り上がって終わることから演奏効果が高いと思われるからでしょうか、しばしばリサイタルのプログラムを飾ります。
( 2011.08.13 藤井宏行 )