Der Pokal Op.69-2 TrV 237 Fünf kleine Lieder |
杯 5つの小さな歌曲 |
Freunde,weihet den Pokal Jener fremden Menschenwelt, Die an gleichem Sonnenstrahl Sich erhellt,Gesellt,Gefällt; Glück den lieben Unbekannten, Lichtgesandten,Herzverwandten, Deren Augen übergehn, Wenn sie in die Sonne sehn. |
友人たちよ、さかずきを祝福しよう あの遠い世界よりやってきたさかずきを その世界でも同じ太陽が 彼らを照らし、仲間を集め、楽しませる 愛すべきその見知らぬ世界に幸いあれ 光の使者たちや 心の近親者たちに 彼らの瞳には涙があふれる 彼らが太陽を見るときには |
軽めで短い曲の多い作品69ですが、これはその中でもひときわ短いです。沸き立つような酒盛りでの高揚感をさりげなく音楽にしています。
詩はわかりにくいですが、別の世界でも今同じように人間たちが生きていて、同じように太陽のもとで生き生きと暮らしているのだ、というコスモポリタニズムの発露のようなことでしょうか。
( 2009.12.19 藤井宏行 )