Andenken WoO.136 |
ぼくは君を想う |
Ich denke dein, Wenn durch den Hain Der Nachtigallen Akkorde schallen! Wann denkst du mein? Ich denke dein Im Dämmerschein Der Abendhelle Am Schattenquelle! Wo denkst du mein? Ich denke dein Mit süßer Pein Mit bangem Sehnen Und heißen Tränen! Wie denkst du mein? O denke mein, Bis zum Verein Auf besserm Sterne! In jeder Ferne Denk ich nur dein! |
ぼくは君を想う 林を突き抜けて ナイチンゲールの 歌声が響くとき! いつ君はぼくのことを想ってくれるのだろう? ぼくは君を想う たそがれの光の中 この夕暮れの明るさに 翳っている泉のそばで! どこで君はぼくのことを想ってくれるのだろう? ぼくは君を想う 甘い痛みと共に 不安な熱望と共に そして熱い涙と共に! どんなふうに君はぼくのことを想ってくれるのだろう? おおぼくのことを想ってよ 一緒になれる時のくるまで どこかすばらしい星のもとで どんなに遠くにいようとも ぼくは君だけを想っているんだから! |
これも作品番号はついておりませんがベートーヴェンの歌曲の中でも比較的良く取り上げられます。作曲者若き日の伸びやかなメロディがこれもまた非常に印象的で、とても爽やかな恋の歌になりました。彼の歌曲でしばしば効果的に使われるリタルダンドが、この曲では絶妙にはまっていて楽しい聴き物です。
( 2009.04.01 藤井宏行 )