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	農夫の吟		 				  明治唱歌 第5集  | 									
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蛙(かはづ)なく 門田の水に けむりゆく雨のどかなり 今ぞ時 生ひたつ苗も 今ぞ時 なはしろ水も 山吹の花さへ浮けて 静かなるわが世 富ませり 知るや人 山田の里の 春のこころを 夜はあけぬ 雲雀はそらに 日ははれぬ 雉子(きゞす)は谷に いざ子ども 残りし麦を 刈りてこん 背板わするな 孫も来て いちごある野に 木の葉笛 ふきても遊べ 知るや人 山田の里の 朝のこころを  | 																
    																
																
																
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( 2021.02.15 藤井宏行 )