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Richard II Quarante    
  Quatre chants de la France malheureuse
40年のリチャード2世  
     4つの不幸なフランスの歌

詩: アラゴン (Louis Aragon,1897-1982) フランス
    Le Crève-coeur  Richard II Quarante

曲: オーリック (Georges Auric,1899-1983) フランス   歌詞言語: フランス語


詩:著作権のため掲載できません。ご了承ください
わが祖国はまるで小舟のようだ
その乗組員どもに見捨てられた
そしてわしはあの君主にそっくりだ
あの不幸な どんな不幸よりも
そやつが苦悩の王であった時

生きることは他ならぬのだ 方便に
風はろくに知らぬ 涙を乾かすことも
憎まねばならぬのだ わしの愛するものすべてを
もはや持たぬものを わしは与えよう
わしはあり続けるのだ わが苦悩の王で

心臓が鼓動を止めることもあろう
血は流れよう 熱がなくとも
2たす2はもはや4ではない
盗賊どもの鳩の飛翔にあっては
わしはあり続けるのだ わが苦悩の王で

太陽が死のうと 蘇ろうと
空は失ったのじゃ その色を
やさしきパリよ わが青春の
さらば春よ 花の波止場の
わしはあり続けるのだ わが苦悩の王で

抜け出すのじゃ 森や泉を
黙らせよ やかましい鳥どもを
お前らの歌は隔離されねばならぬ
今は鳥刺しの治世なのじゃ
わしはあり続けるのだ わが苦悩の王で

今は苦しみの時代だ
ジャンヌがヴォクルールに着いた時の
ああ!切り刻まれるのだ このフランスは
その日は蒼ざめることとなろう
わしはあり続けるのだ わが苦悩の王で

(詞は大意です)


( 2019.03.01 藤井宏行 )


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