(6)D若紫1北山の加持と明石入道の女の話
・接原因理由
(1) 1日もいと長きに、つれづれなれば(暇)、夕暮れのいたう霞みたるに紛れて、かの小柴垣のもとに
・接偶然条件
立ち出で給ふ(光源氏)。人々は帰し1給ひて、@惟光の朝臣とのぞき2給へば(光源氏)、2Aただこの西
面にしも、B持仏据ゑ3奉りて行ふ尼なりけり(尼)。簾少し上げて、花奉るめり(侍女)。中の柱に寄りゐ
て、脇息の上に経を置きて、いとなやましげに読みゐたる尼君、3ただ人と見えず(尼)。四十余ばかりに
て、いと白うあてに、やせたれど、つらつきふくらかに、まみのほど、髪のうつくしげにCそがれたる末も、
・格引用
4なかなか長きよりも、こよなう今めかしきものかな(尼)と、あはれに見4給ふ(光源氏)。
(注)@惟光の朝臣 光源氏の家来の名。光源氏の乳母子で、親しい腹心の部下。Aただこの西面 ちょうど目の前の西向きの部屋。B持仏 常に自分の身辺に安置して信仰する仏。Cそがれたる末 切りそろえられた髪の末。当時の尼は、髪を肩のあたりで切りそろえていた。
一 次の語の読みを現代仮名遣いで記せ。
1 小柴垣 2 惟光の朝臣 3 西面 4 奉る 5 脇息
二 次の語の意味を辞書で調べよ。
1 故柴垣
2 おこなふ
3 なやましげなり
4 あてなり
5 つらつき
6 まみ
7 なかなか
8 今めかし
三 登場人物を抜き出せ。傍線部1〜14の問いに答えよ。
1 季節はいつか。
2 (1)「ただ」はどこにかかるか。
(2)「しも」を文法的に説明し、この場面がどういう場面か説明せよ。
3 どんな人と直感したか。
4 どこにかかるか。
四 二重傍線部1〜4の敬語について、次の表を埋めよ。
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注意 |
4 |
3 |
2 |
1 |
番号 |
給ふ |
奉り |
給へ |
給ひ |
語 |
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主語 |
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種類 |
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会話地 |
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誰が |
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誰を敬う |
(2)清げなる@大人二人ばかり(女房)、さては童べぞ、出で入り遊ぶ(女の子)。中に、十ばかりにやあら
むと見えて、白き衣、A山吹などのBなえたる着て、走り来たるC女子、あまた見えつる子どもに似るべうも
あらず、いみじく1D生ひ先見えて、うつくしげなるかたちなり(若紫)。髪は、扇を広げたるやうに2ゆらゆ
・格
らとして、3顔は、いと赤くすりなして立てり(若紫)。「何事ぞや。童べと腹立ち1給へるか。」とて(尼)、
・格対象 ・接原因理由
尼君の見上げたるに(尼)、少しEおぼえたるところあれば(若紫)、4子なめりと見2給ふ(光源氏)。「雀の
・接逆接
子を、F犬君が逃がしつる(犬君)。伏籠の内にこめたりつるものを。」とて(若紫)、いとくちをしと思へり(若
紫)。このゐたる大人、(女房)、「5G例の、心なしの、6かかるわざをしてさいなまるるこそ、いと心づきな
・接逆接
けれ(犬君)。いづ方へか3まかりぬる。いとをかしう、やうやうなりつるものを(雀の子)。烏などもこそ見
・格
つくれ。」とて(烏)、立ちて行く(女房)。髪ゆるるかにいと長く、めやすき人なめり(女房)。H少納言の乳
母とぞ人言ふめるは、この子の後見なるべし(女房)。
(注)@大人 年配の女房。A山吹 襲の色目。表が薄朽葉、裏が黄色。Bなえたる のりが落ちた普段着。
C女子 のちに光源氏と結婚し、紫の上と呼ばれる女性。D生ひ先見えて 成人した時の美しさが今から小見やられて。Eおぼえたる 似ている。F犬君 遊び相手の童女の名。G例の、心なしの いつものように、うっかり者が。H少納言の乳母 乳母の呼び名。
一 次の語の読みを現代仮名遣いで記せ。
1 白き衣 2 尼君 3 犬君 4 伏籠 5 少納言の乳母
二 次の語の意味を辞書で調べよ。
1 さては
2 うつくしげなり
3 腹立つ
4 さいなむ
5 心づきなし
6 めやすし
7 乳母
三 登場人物を抜き出せ。傍線部1〜6の問いに答えよ。
登場人物
1 若紫の美貌をこの後から抜き出せ。
2 なぜか。
3 どのような顔をあらわしたものか。
4 なぜこう思ったか。
5 どこにかかるか。
6 具体的内容を記せ。
四 二重傍線部1〜3の敬語について、次の表を埋めよ。
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注意 |
3 |
2 |
1 |
番号 |
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まかり |
給ふ |
給へ |
語 |
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主語 |
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種類 |
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会話地 |
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誰が |
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誰を敬う |
(3)
尼君、「いで、あなをさなや。言ふかひなうものし給ふかな(若紫)。1おのが、かく2今日明日お
・係強意 ・格引用
ぼゆる命をば(尼)何とも1おぼしたらで、雀慕ひ給ふほどよ(若紫)。3罪得ることぞ(人)と、常に2
・格引用 ・接偶然
聞こゆるを、心憂く。」(尼)とて、@「こちや。」と言へ(尼)ば、Aついゐたり(若紫)。つらつきいとら
うたげにて、Bまゆのわたりうちけぶりいはけなくかいやりたる額つき、C髪ざし、いみじううつくし(若
・格引用
紫)。4ねびゆかむさまゆかしき人かな(若紫)と、目とまり3給ふ(光源氏)。さるは、限りなうD心を尽
・格対象 ・格主各
くし4聞こゆる人(藤壷の女御)に、いとよう似5奉れる(若紫)が、まもらるるなりけりと、思ふにも5涙ぞ落つる(光源氏)。
(注)@「こちや。」 こっちへいらっしゃい。Aついゐたり 膝をついて座っている。Bまゆのわたりうちけぶり 眉のあたりがほんのりとして。におうような美しさの形容。C髪ざし 髪の生え際。D心を尽くし聞こ
ゆる人 おしたい申している人。藤壷の女御を指す。
一 次の語の読みを現代仮名遣いで記せ。
1 慕う 2 罪得ることぞ 3 心憂く 4 似奉れるが
二 次の語の意味を辞書で調べよ。
1 言ふかひなし
2心憂し
3 らうたげなり
4 いはけなし
5 ねびゆく
6 まもる
三 登場人物を抜き出せ。また、傍線部1〜5の問いに答えよ。
1 誰か。
2 ここに表れている尼君の健康状態は、前のどの描写と対応するか。
3 どういうことを言っているか。
4 これと同じ意味の表現を抜き出せ。
5 (1)誰の涙か。(2)なぜそんけいごをもちいなかったのか。
四 二重線部1〜5の敬語について次の表を埋めよ。
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注意 |
5 |
4 |
3 |
2 |
1 |
番号 |
奉れ |
聞こゆる |
給ふ |
聞こゆる |
おぼし |
語 |
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主語 |
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種類 |
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会話地 |
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誰が |
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誰を敬う |
接反復継続 ・接逆接
(4)尼君、髪をかきなでつつ(尼君)、「けづることをうるさがり1給へ(若紫)ど、をかしの御髪や(若紫)。
・係強意
いとはかなうものし給ふこそ(わかむらさき)、あはれにうしろめたけれ(尼)。1かばかりになれば、いと2
・終詠嘆
かからぬ人もあるものを(人)。3@故姫君は、十ばかりに4A殿におくれ2給ひしほど、5いみじうものは思
・接仮定
ひ知り給へりしぞかし(故姫君)。ただ今、6おのれ見捨て3奉らば(尼)、いかで世に4おはせむとすらむ(若
格引用 ・格対象
紫)。」とて、いみじく7泣く(尼)を見5給ふも、8すずろに悲し(光源氏)。をさな心地にも、さすがに9うちまもりて、伏し目になりてうつぶしたるに、こぼれかかりたる髪、つやつやとめでたう見ゆ(若紫)。
(注)@故姫君 尼君の娘。A殿 尼君の夫。
一 つぎの語の読みを現代仮名遣いで記せ。
1 御髪 2 故姫君 3 心地
二 次の語の意味を辞書で調べよ。
1 けづる
2 はかなし
3 うしろめたし
4 おくる
5 すずろなり
三 登場人物を抜き出せ。また、傍線部1〜9の問いに答えよ。
1 具体的内容は何か。
2 具体的にどんな人か。
3・4 それぞれ誰のことか。
5 誰がどうであったのか。
6 誰のことか。
7 誰が鳴くのか。
8 誰がなぜ悲しいのか。
9 誰が誰をみつめているのか。
四 二重線部1〜5の敬語について、次の表を埋めよ。
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|
注意 |
5 |
4 |
3 |
2 |
1 |
番号 |
給ふ |
おはせ |
奉ら |
給ひ |
給へ |
語 |
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|
主語 |
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種類 |
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会話地 |
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|
誰が |
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|
|
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|
誰を敬う |
・格対象
(5) 生ひ立たむありかも知らぬ1若草を(若紫)
おくらす2露ぞ消えむそらなき(尼)
・接単純接続
また3ゐたる大人、4「げに。」とうち泣きて(女房)、
5はつ草の生ひゆく末も(若紫)
知らぬまにいかでか露の消えむとすらむ(尼)
と聞こゆるほどに(女房)、@僧都あなたより来て(僧都)、「こなたはあらはにや侍らむ(部屋)。6今日しも、
端におはしましけるかな(尼)。この上のB聖の方に、B源氏の中将の、Cわらはやみまじなひにものし給ひけ
・格対象 ・接原因理由
るを(光源氏)、ただ今なむ聞きつけ侍る(僧都)。いみじう忍び給ひければ(光源氏)、知り侍らで、ここに侍
りながら、7御とぶらひにもまうでざりける。」とのたまへば(僧都)、「Dあないみじや。いとあやしきさまを
、8人や見つらむ。」とて、簾下ろしつ(尼)。「この世にののしり給ふ光源氏(光源氏)、かかるついでにE見
奉り給はむや(僧都)。世を捨てたる法師の心地にも(僧都)、いみじう世の憂へ忘れ、Fよはひ延ぶる人の御
・接
ありさまなり(光源氏)。いで、G御消息聞こえむ。」とて立つ音すれば(僧都)、帰り給ひぬ(光源氏)。
(注)@僧都 僧正に次ぐ僧官の一つ。ここは尼君のあにの僧。B聖 高徳の僧。B源氏の中将 光源氏のこと。Cわらはやみ 熱病の一種。Dあないみじや まあ、大変だ。E見奉り給はむや 拝見なさってはいかがですか。Fよはひ延ぶる 寿命が延びる。G御消息聞こえむ。 ご挨拶申し上げよう。
一 次の語の読みを現代仮名遣いで記せ
1 露 2 僧図 3 聖 4 5 簾
二 次の語の意味を辞書で調べよ。
1 生ひたつ
2 おくらす
3 まじなふ
4 あやし
5 消息
三 登場人物を抜き出せ。また傍線部1〜10の問いに答えよ。
1 何の比喩か。
2 何の比喩か。
3 次の歌を詠んだ「ゐたる大人」の心情を述べよ。
4 何を肯定しているか。
5 何の比喩か。
6 「今日」を強めているが、なぜか。
7 具体的にどのような意味か。
8 この「人」は光源氏か、他人か。その根拠を記せ。
9 指示内容を抜き出せ。
10 どういうことを意味しているか。
四 二重線部1〜5の敬語について次の表を埋めよ。
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|
|
注意 |
5 |
4 |
3 |
2 |
1 |
番号 |
給は |
奉り |
のたまひ |
まうで |
おはしまし |
語 |
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主語 |
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種類 |
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会話地 |
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誰が |
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|
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|
誰を敬う |
(1) (2) (3) (4) (5) |
節 |
日長い 徒然 夕暮れ 霧 小柴垣 西面 持仏 中の柱 |
時 場所 |
←行く 惟光とのぞく → しみじみ思う → 成長していく先を見たい → 子供か? → 成長していく先が見たい → 藤壷(23才)に似ているのだ 訳もなく悲しい 境遇 → |
光源氏(18才) |
(尼)勤行 脇息のうえの経を読む 四十ばかり 色白 やせ 顔つきふっくら 目元 髪 (大人二人) (童べ)十才 白衣 他と違う 成長後可愛い 髪扇のよう (尼)40才 「何をした。」 「雀の子を犬君が逃がした。」 (少納言の乳母)髪長く ゆるやか いい感じ (尼)「幼い。今日明日の命。」 顔つき可愛い 眉のあたり 顔の様子 髪の生え際 (尼)「きれいな髪。亡母は十才で母に死なれた。境遇 髪素晴らしい (大人)歌ア「若草を置いていく露。」 (大人)歌イ「梅雨は消えよう。」 (僧都)「端はだめ。源氏が来ている。」 (尼)「見苦しい様子を人が見たかも。」 (僧都)「挨拶に行こう。」 |
若紫(10才) |
五 構成
六 口語訳
(1)日もたいそう長い時に、所在なく、夕暮れ時でひどく霞んでいるのに紛れて、(光源氏は)あの小柴垣の家にお出かけになる。人々はお帰しになって、惟光の朝臣とのぞいて御覧になると、ちょうどこの西向きの部屋に、守り本尊をお据え申し上げて仏道修行しているのは尼君であった。簾を少し上げて、(女房が)花を差し上げるようだ。中の柱に寄りかかって座って、脇息の上に経文を置いて、たいそう苦しそうに読んでいる尼君は、ただの人とは思われない。四十歳余りで、たいそう色白で上品で、やせているけれども、顔つきがふっくらとして、目もとのあたりや、髪がきれいに切りそろえられた末も、かえって長い髪よりも、この上なく現代ふうあるとしみじみと趣深く御覧になる。
(2)こざっぱりとして美しい年輩の女房が二人ほど(いて)、そのほかに童女たちが、出たり入ったりして遊んでいる。その中に、十歳くらいであろうかと見えて、白い衣にの着物などでのりが落ちたふだん着を着て、走って来た女の子が、(そのあたりに)たくさん見えていた子供たちに似るはずがない。たいそう成人したときの美しさが思いやられて、かわいらしい容貌だ。髪は、扇を広げたようにゆらゆらとして、顔は、大層強くこすって立っている。「何をしたの。子供たちとけんかをなさったのか。」と言って、尼君が見上げたのに、少し似ているところがあるので、(源氏は)尼君の子であるようだと御覧になる。「雀の子を、犬君が逃がしたの。伏籠の中に入れておいたのに。」と言って、たいそう残念に思っている。座ってい大人は、「いつものように、うっかり者が、こういうことをして、しかられるなんて、本当に気にいらない。どこへ行ってしまったのか、大層趣深くだんだんなってきていたのに、「烏などが見つけたらたいへんだ。」と言って、立って行く。髪はゆったりとしてたいそう長く、見た目に見苦しくない人のようだ。少納言の乳母と人々が呼んでいるようなのは、この子の後見なのだろう。
(3) 「なんと、まあ幼いことよ。言っても仕方のないことをしなさるなあ。私がこのように今日にも知れない命であるのに、何も考えないで、雀を慕いなさることよ。罪つくりだといつも申しているのにつらい。」と言って、「こっちへ。」と言うと膝をついて座っている。(少女の)顔の様子はたいそうかわいらく、まゆのあたりはほんのりとして、子供らしくかき上げた額の様子、髪の生えざま、たいへんかわいい。成長してゆく先の様子を見たい人だと思うと、(源氏は)目がとまりなさる。それというのも実は、このうえもなくお慕い申し上げている人〔藤壺の宮〕に、たいそうよく似申し上げているのが、(心がひかれ、)視線もおのずと見詰めるのだと、思うにつけても涙が落ちる。
(4)尼君は、(少女の)髪をかきなでかきなでして、「くしで梳かすこともうるさがりなさるけれども、趣深い御髪だ。(あなたが)たいへんたわいなくていらっしゃるのが、しみじみと心を動かされ気がかりだ。これくらいになれば大層こうでもない人もいるのに。故姫君は、十歳ぐらいで父残されなさった頃、たいそう物事を理解していらっしゃった。今、私が(あなたを)お見捨て申したら、どうやって生きていらっしゃろうとするだろうか。」と言って、ひどく泣くのを(源氏は)御覧になるにつけても、わけもなく悲しい。(少女は)幼心地にも、そうはいってもやはり(尼君の顔を)じっと見つめて伏し目になって、うつぶしているのにこぼれかかった髪が、つやつやとしてすばらしく見える。
(5) 成長していく先も知らない若草を後に残して露はその消えていく空もない。
(と尼君が歌をよむと、)またそこに座っていた大人は、成るほどと泣いて、「ごもっともで。」ともらい泣きして、
初草が成長していく末も知らない間にどうして露は消えようとするのだろう。
と申すうちに、僧都が向こうからやって来て、「こちらはまる見えではありませんか。まさに今日、端近においでになった。この上の聖の坊に、源氏の中将が、わらわやみの治療にいらっしゃったことを今聞きつけました。ごく内々でお忍びでいらっしゃったので、知りませんで、ここにおりながら、お見舞いにも参らなかった。」とおっしゃるので、「まあたいへんだ。ひどく見苦しい様子を、人が見ただろうか。」と言って、簾を下ろした。「世間で評判でありなさる光源氏を、こういう折に見申しなさいませんか。世を捨てた法師の心地にも、大層世の心配を忘れ、寿命が延びるようなあの方のご様子だ。さあ、ご挨拶を申し上げよう。」と言って立ち上がる音がするので、(源氏は寺に)お帰りになられた。
(6)D若紫1北山の加持と明石入道の女の話 解答
(1)
一 1 こしばがき 2これみつのあそん 3 にしおもて 4 たてまつる 5きょうそく
二 1 雑木の細い枝を編んで作った丈の低い垣。 2 勤行する。 3 苦しそうだ。 4 上品だ。
5 顔つき 6 目元 7 かえって G現代風である。
三 登場人物 惟光の朝臣 尼 光源氏
1 春(三月下旬) 2 西面 3 高貴な家柄の人 4 今めかしきもの
四
|
|
|
|
注意 |
4 |
3 |
2 |
1 |
番号 |
給ふ |
奉り |
給へ |
給ひ |
語 |
(見=光源氏) |
(すゑ=尼) |
(のぞき=光源氏) |
(帰し=光源氏) |
主語 |
尊敬 |
謙譲 |
尊敬 |
尊敬 |
種類 |
地 |
地 |
地 |
地 |
会話地 |
作者 |
作者 |
作者 |
作者 |
誰が |
光源氏 |
仏 |
光源氏 |
光源氏 |
誰を敬う |
(2)
一 1 しろききぬ 2 あまぎみ 3 いぬき 4 ふせご 5 しょうなごんのめのと
二 1 それからまた 2 かわいい感じだ 3 喧嘩する 4 しかりつける 5 気に入らない
6 見苦しくない 7 母親の代わりに子供に乳を飲ませ養育する女
三 登上人物 女房 女の子 若紫 犬君 光源氏 雀の子
1 髪が豊か 顔が可愛い 成長する先が美人 2 走ってきたから 3 泣いて目めあたりをこすって
4 似ているので 5 「心なしの」 6 雀の子を逃がしたこと
四
|
|
|
注意 |
3 |
2 |
1 |
番号 |
まかり |
給ふ |
給へ |
語 |
雀の子 |
(見=光源氏) |
(腹立ち=若紫) |
主語 |
謙譲 |
尊敬 |
尊敬 |
種類 |
会話 |
|
地 |
会話地 |
女房 |
|
尼 |
誰が |
若紫 |
|
若紫 |
誰を敬う |
(3)
一 1 した 2 つみう 3 こころう 4 にたてまつ
二 1 言っても仕方がない 2 つらい 3 いかにもかわいらしい 4 こどもっぽい
5 成長していく 6 じっとみつめる
三 登場人物 尼 若紫 光源氏
1尼 2 「脇息の上に〜尼君」 3 生き物をとらえておくのは罪業
4 「いみじく生い先見えてうつくしげなるkataいなり」
5(1)光源氏
(2)藤壷の女御に恋することは倫理的にゆるされることではないから(身分を捨てた恋に狂う一人の並 みのおとことしてえがいているから
四
四
|
|
|
|
|
注意 |
5 |
4 |
3 |
2 |
1 |
番号 |
奉れ |
聞こゆる |
給ふ |
聞こゆる |
おぼし |
語 |
(似=若紫) |
(尽くし=光源氏) |
(とまり=光源氏) |
尼 |
若紫 |
主語 |
謙譲 |
謙譲 |
尊敬 |
謙譲 |
尊敬 |
種類 |
会話 |
会話 |
地 |
会話 |
会話 |
会話地 |
作者 |
作者 |
作者 |
尼 |
尼 |
誰が |
藤壷女御 |
藤壷女御 |
光源氏 |
若紫 |
若紫 |
誰を敬う |
(4)
一 1 みぐし 2 こひめぎみ 3 ここち
二 1 髪を櫛でとかす 2 たよりない 3 気がかりだ 4 誰かが先に死んで青のあとに残される
6 わけもなく
三 尼 若紫 故姫君 光源氏
1 十ばかり 2 頼りなくない人 3 故姫君(尼君の娘 少女の母) 4 殿(尼君の夫 少女の祖父)
5 故姫君が道理を知っていた。 6 尼君 7 尼 8 光源氏が少女の境遇が自分の少年時代と酷似しているので 9 若紫が尼を
四
|
|
|
|
|
注意 |
5 |
4 |
3 |
2 |
1 |
番号 |
給ふ |
おはせ |
奉ら |
給ひ |
給へ |
語 |
(見=光源氏) |
若紫 |
(見捨て=尼) |
(おくれ=故姫君) |
(うるさがり=若紫) |
主語 |
尊敬 |
尊敬 |
謙譲 |
尊敬 |
尊敬 |
種類 |
地 |
会話 |
会話 |
会話 |
会話 |
会話地 |
作者 |
尼 |
尼 |
尼 |
尼 |
誰が |
光源氏 |
若紫 |
若紫 |
故姫君 |
若紫 |
誰を敬う |
(5)
一 1 つゆ 2 そうず 3 ひじり 4 すだれ 5 しょうそこ
二 1 成長する 2 先に死んで人を後に残す 3 神仏に祈り病気災いを除く 4 見苦しい
5 訪問すること
三 尼 若紫 故姫君 光源氏 僧都
1 若紫 2 尼 3 気弱になっている尼を励まそうとしている 4 死ぬにも死ねないという尼の気 持ち 5 若紫 6 源氏が近くに来ているから 7 お見舞い 8 他人 1尼君は源氏がのぞいていることをしらない 2 源氏なら「見給ひつらむ」 僧都は知っているので敬語を使う。9 「この上の聖〜給ひける」10 この世を捨てた法師の心地(感情を退けた
四
に対する敬語 |
二方面 |
|
|
|
注意 |
5 |
4 |
3 |
2 |
1 |
番号 |
給は |
奉り |
のたまひ |
まうで |
おはしまし |
語 |
(見=尼) |
(見=尼) |
僧 |
僧 |
尼 |
主語 |
尊敬 |
謙譲 |
尊敬 |
謙譲 |
尊敬 |
種類 |
会話 |
会話 |
地 |
会話 |
会話 |
会話地 |
僧 |
僧 |
作者 |
僧 |
僧 |
誰が |
尼 |
光源氏 |
僧 |
光源氏 |
尼 |
誰を敬う |