徳星鉱山で天空の神殿に登る
北海道愛別町
上川郡愛別町から北東約13㎞の山中、丸山(海抜824m)付近に、
かつては200t/日の処理を行う青化精錬所があった。
大正12年頃発見された徳星鉱山は、昭和9年から急速に近代化され、
付近には1500人の住む鉱山集落が形成されていた。
産金量は本格操業の昭和9年から17年までの9年間の総計で1,109㎏と
道内金山の中で12位に位置しており、
深い山中でありながら青年学校、診療所、文化施設等設備は非常に充実し、
映画・演劇についても月1回以上の興行が行われ、福利厚生も手厚いもののようだった。
金山として最盛期を迎えるも、昭和18年からの軍需政策により
銅・鉛・亜鉛・石炭への設備、労働力の転用により、
本鉱山は休山へと向かう。
廃坑後、70年以上を経た、
鉱山跡で巨大な神殿に遭遇する。
石段、神殿、鹿路・・・