「抗炎症薬」は、何してる?
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5月5日は「薬の日」です。 日本書紀によると、611年5月5日、推古天皇が、大和の兎田野(現在の奈良県宇陀市)で、 薬になる草や木を採取する“薬狩り”なるイベントを催したのをきっかけに、 その後、毎年、行われるようになり、この日を「薬日(くすりび)」と定めたようです。 ・・・というわけで、今月は「薬学」に関する話題です。 高校の「生物基礎」で「免疫」について学びます。 微生物などの体内への侵入に対する第1バリアは、粘膜による物理的防御や、粘液による化学的防御ですが、 それらの障壁を突破して体内に侵入してきた細菌・真菌・原虫などの微生物に対しては、 白血球の仲間が、自身の細胞内に取り込み、消化します(食作用)。 体のある部分で、食細胞(食作用をもつ細胞)が抗原を取り込むと、 サイトカイン(情報伝達物質)を放出して、毛細血管を拡張させ、血管透過性が高まります。 これにより、免疫に関わる白血球が、血管内から組織内へ出てきやすくなり、 血漿も、通常時より多く組織内へしみ出してきます。 これが「炎症反応」で、患部に腫れが生じ、痛みを感じるのは、このためです。 腫れや痛みを抑えたければ、炎症反応を止めたら良いわけで、 「そもそも、免疫反応を止めたら、炎症が起こらない!」と考えたくもなります。 そこで「免疫抑制薬」の登場か!・・・と思いきや、そうならないのは、 免疫反応そのものを止めてしまったら、治るものも治らなくなってしまいます。 「うーむ、じゃー、どうしよう?」 ここで登場するのが「抗炎症薬」です。 (抗炎症薬)=(免疫抑制薬)とはなっていないことに注目しましょう! 抗炎症薬は、いったい、何を行っているのでしょうか? |
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