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早朝、 霧の中を大門山に登り始める。かなり登ったあたりで霧が晴れて、陽が射し始めた。ふと振り返ると、アズキナシが小さな赤い実を鈴なりに付けていた。その実ひとつひとつに霧がしずくになって付き、吹きあげる風にしずくが飛んだ。