心の洗濯ロード(こころのせんたくろーど)            [木曽] 1780m

 日和田高原から続く

 「スノーシューの人はリフトに乗れません。」
コース利用の届けを出しに行ったマイアスキー場の窓口の人の言葉は非情だった。

 今回はクロカン4人、スノーシュー1人で来ているのだが、これでは一緒に行動できない。スキー場のHPには「スノーシュー&クロスカントリースキー専用コース」と書いてあったじゃないか。
 「心の洗濯ロード」はゲレンデの途中から分かれる林道コースなので、リフトに乗れないとゲレンデを下から歩いていかなければならないのだ。うーん、これじゃ意味ないじゃん。

 仕方なく、Ta君がスノーシューに履き替えてIさんに同行することにし、クロカン隊3人はコースの上から、スノーシュー隊2人は下から歩いて途中で出会うことにした。
 どうも昨日から、「仕方なく」が多いなあ。

 第1クワッドリフトを降りて、ゲレンデを少し下った右手に「心の洗濯ロード」の入口があった。

 昨日からの新雪が積もって、コースのコンディションはいい。スキーを滑らせると、トップが粉雪を散らしながら雪面を切っていく。

心の洗濯ロード入口
 
 コースは林道コースで、わずかに下っていく。天気が良ければ御岳を仰ぐことが出来るのだろうが、残念ながらまた粉雪が落ちてきた。

 林間ために展望はないが、1箇所、開田高原が見下ろせるところがあった。

 スノーシューをクロスした図柄の黄色のプレートが、所々木の幹についていてコースを示しているが、小さくてあまり目立たない。もっとも一本道なので迷うことはない。 

林道コース
 
 雪に埋もれた橋を渡り、滑りにちょうどいい傾斜が続いた後、やや広い雪原に出た。ぷつぷつと棒のようなものが雪原から突き出ていて、よく見るとみなタラノキだった。
 あまり速く歩くとスノーシュー隊に出会わない先に出口についてしまうので、のんびり歩いてきたが、地図を見るとこのあたりが折り返し地点のようだ。携帯をかけてみたが、電波がうまく届かない。でも、 谷をはさんだ向こうの尾根から声が届いて、じきにスノーシュー隊が姿を見せた。
 

 少々早いが、ここでランチにする。お湯を沸かしてIさんの北海道みやげのトナカイのソーセージを温める。サラミっぽい味だが、うまい。その湯でインスタントスープも作る。

 青空ものぞいてきていい感じになってきたと思っていたが、長くは続かず、また雪が落ちてきた。コーヒーは後にして、撤収してスキーを履く。

 

ランチタイム
 
 少し下った後は、ほぼ平坦な道が続く。スノーシュー隊は同じ道を帰ることになり申し訳ない。
 一箇所左手に登っていく分岐があって、スノーシュー隊は来るときにちょっと迷ったそうだ。
スノーシュー
 
 わずかな時間でコースの出口に着いてしまった。ここからはゲレンデを下る。

 ゲレンデは緩やかで、エッジ付きのクロカン板なので、テレマークで下れる。スノーシュー隊はゲレンデの端を一直線に下ってきて、スキー隊とあまり時間は 変わらなかった。

コースの出口
 

  「心の洗濯コース」は林道コースそのもので、あまり変化がなくてさほど面白くはない。ましてやスノーシューであれば、ゲレンデを登ってきて歩くほどのものではない。
 久しぶりに名古屋のアウトドアショップ「MOOSE」のマスターにスキー場の食堂で会ったが、駐車場の下から北へ延びる林道があり、その先に牧場があ って、そちらの方が面白いということだった。次回はそれにしよう。

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[山行日]   2005/3/13(日)
[天気] 雪時々晴れ間
[アプローチ] 中央自動車道 中津川I.C. (R19)→ 木曽福島 →(R360)→ 開田高原 →(R360)→ マイアスキー場    [約90km]
[コースタイム] 10:00 第1クワッドリフト降り場 (0:05) 心の洗濯ロード入口 (0:50) 中間地点ランチ (0:25) 心の洗濯ロード出口 (0:10) ゲレンデ下  12:40    (計1:30)
[地図] 木曽西野 (1/25000)
[装備] クロスカントリースキー(エッジ付き)

 

[スキー場] 開田高原マイアスキー場
・駐車料金不要。
・第1クワッドリフトの料金 ポイント券(2ポイント分)800円。デポジット料500円必要。
・「心の洗濯ロード」はスキーレンタルの窓口で届出が必要。
・クロスカントリースキー、スノーシューのレンタルもある。どちらも1回3,000円。
・本文中にも書いたがスノーシューはリフトに乗れないので注意。