大事にしたいこと

この場所でお教室を開いて10年が経ちました。

将来プロになりたい
趣味で音楽を楽しみたい
基礎から丁寧にやりなおしたい
学校のオーケストラでかっこよく弾きたい

いろんな方がいろんな目的を持って在籍していらっしゃいます。

やりたいことに、とことんお付き合いするスタンスは、
お教室オープン時から変わっていません。




わたしも同じ

バイオリンを教え始めてもうすぐ20年が経とうとしていますが、
バイオリンを教えるだけではなく、
生徒の皆様から様々なご相談を受けてきました。


わたしも上手くなりたいですし、いまだにレッスンに通っています。
ゴリゴリ練習します。
本番前はすごく緊張します。
思い通りに弾けなくて、悔しくて泣いたこともたくさんあります。

練習がやりたくなくて逃げたこともあるし、寝たふりもよくしました。
練習を見てくれる父親に生意気な口をきいたこともあります。

自分の子供にバイオリンを教えていて、
上手く弾けなくて怒鳴りつけたこともあります。

バイオリンをやめたいと思うことなんて、日常茶飯事。

ひとりの子供として
親として
演奏家として
これから皆さんが辿るであろう道を歩いてきました。

親御さんのお気持ち、お子さんのお気持ち、舞台に立つと思い通りにいかない悔しさ、
どれもよく分かります。

楽しいことばっかりではないよ、と先に言っておきます。
ただ、その辛い気持ちを一番分かって差し上げられる先生でありたいと、
いつも思っています。




一緒に考えよう

やり方だけを教え続けたら、早く上手く弾けるようになるでしょう。
え、それが仕事でしょ?教えてくれないの?と思われると思いますが、
どうやったら弾けるようになるのかを
なるべく生徒さんと一緒に考えたいと思っています。

自分の音を聴ける
自分の動きを観察できる
真似ができる
どうしたらいいか考えられる

すごく大事なことだと思うのです。
考えることから逃げる子供になってほしくないなぁと
これは個人的な思いです。




親戚のおばさんのような先生

ご挨拶、礼儀、きっちり指導します。
両手で渡す、ノックする、お返事する、
今の時代的にどうなの?と思われるかも知れませんが
しつこく言います。

親戚のおばさんよりたくさんお会いすることになるでしょう。
長いお付き合いになります。
そういうところも、お子さんと長くかかわる先生の大事な役割と考えています。


フレキシブルであること

目標をどこに設定するか。
みんな違うから、指導の内容もそれにより大きく変わります。

細く長く続けること、楽しむことが目標の方、
ごりごり、常に前に進むスピード感を大事にする方、
基本に忠実に、足場を踏み固めて着実に上手くなりたい方、
音高・音大志望、

いろんな目標の方がいらっしゃいますが、
一番難しいのは、音楽を好きでいてほしい、
細く長く続けていってほしいと親御さんが望まれるパターンと思います。

わたしが出来ることは、勉強をやめないことと、
待つこと。

根気よく、
手を変え品を変え、
何人も音楽が好きな子供に育ててきました。
相性もあると思うけれど、
根気は負けない!!と思う!!

「続けていて良かった。」
「先生に会いたいからレッスンに来てる。」
「楽しい!」
「先生だから続けられています。」
嬉しい言葉、お褒めの言葉をたくさんいただきます。






カセッタバイオリン教室 横浜市青葉区 あざみ野