KWM-380のキーパッド

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 KWM-380はキーパッドを使用すると機能が拡張する。しかし、オリジナルのキーパッドは入手困難なので、代替品を使用して再現した。ついては、その再現方法と拡張できる機能を紹介する。
 なお、キーパッドを使用する為にはオプションのインターフェース・ボード、メモリー機能を使用する為にはKironメモリーの搭載が必要となる。
 

 
1.背景

 インターフェース・ボードやKironメモリーを搭載したKWM-380をよく見かけるが、キーパッドがないとその機能はほぼ使えない。一方、キーパッドは既に中古市場でも入手が難しく、プレミアム価格が付いている。仮に入手出来たとしても、経年変化によるキーの接触不良やチャタリングが発生して快適なキー操作が出来ない可能性が高い。この中で、オリジナルのキーパッドを製造したPipo社では代替品を未だ販売しているので、外見が若干異なるが、オリジナルと同一機能なので、これを使用してキーパッドを再現した。また、オプションのオートチューナー用に準備されている出力低減機能も使用出来る様にした。

 なお、このキーパッドはマトリクス回路になっているが、行列のオンと同時に+5Vを印加する特殊構造をしているので、一般的なキーパッドでは代替ができない。


 
2.部品の手配
  • キーパッド
     ✓ 米国Pipo Communications社製 CPK-16
     ✓ 注文は次のURLから (オーダーフォームが無いのでメールで注文をする)
         ⇒CPK-16 Collins Keyboard – Pipo Communications
     ✓ 注文内容:キーパッド、台座、ピン・ヘッダー
  • 本体接続ケーブル
     ✓ DSUB-25ピンコネクター付 2m程度
     ✓ ケ−ブルは25ピン全てが接続されている物が良い 
     ✓ HARD OFFでよく見かける
  • 電力低減スイッチ
     ✓ ON/OFFが1回路有ればよい (SPSTスイッチ)
  • ケース
     ✓ タカチ傾斜型ケース TS10-8 使用 (Amazonで買える)       

キーパッドの内部


 
3.製作上のポイント

 製作は難しくないが、キーパッドとケーブルの接続が厄介。
  • キーパッドの中に説明書が一応入っているが、実際のキーパッドのピンとケーブルの25本の線のどれとどれを接続するかは実機で調べる必要がある。
  • パワー低減機能は、25番ピンがアースに落ちた時にローパワー(30W程度)になるので、スイッチをその様に接続する。
  • 台座は内部写真の様に裏にマウントした方がしっくり来た。

キーパッドの外観

 

4.キーパッドの操作方法

 機能は、周波数のダイレクト入力、メモリーの登録となる。

 1.周波数をダイレクト入力する
   ・ 周波数入力 (例えば7.130)
   ・ ENT
 2.表示周波数のメモリー書き込む
   ・ STO
   ・ メモリー番地 (メモリー番地は00〜99だが、ROMのバージョンにより0〜9がある)

 3.現在の運用周波数を変えずに、新しい周波数をメモリーに書き込む
   ・ 新周波数入力 (例えば、7.100)
   ・ STO
   ・ メモリー番地

 4.メモリー周波数を呼び出す
   ・ RCL
   ・ メモリー番地

 5.メモリー周波数を順次呼びたす
   ・ STPを続けて押す (押すたびに順次呼び出される)

 6.メモリー周波数を消去する
  ・ 電源投入時に、5とCLRを同時に押しながら電源を入れる
    (個別にメモリーを消去することが出来なく、全てのメモリーが消える)

 メモリー周波数はメインダイヤルで変更可能で、再度呼び出すと登録時の周波数となる


 
【参考資料】

Collins Service Manual (AC-3803 Control Interface Kit)
ADD KEYPAD TO COLLINS/TURNER MICROPHONE (By Lee Carner WB6SSW)