スピードアップのための古典的なクロックアップから始まり、発振回路の改造、ロジックボードの交換などが写真入りでていねいに説明されています。またアナログボードを改造することでディスプレイの解像度を上げる方法が紹介されます。さらにはコネクタの配線まで入れ替えて、PPC603eで動作させるという極めつけのものまであります。
とても高価だった発売当時のMacintosh からは考えられないことですが、Macの値段も他のパソコン並に下がってきた今では、こういう動きがでてくるのも当然ではないでしょうか。Apple以外のMacOS搭載機がたくさん売られるようになり、CHRP機が登場すればこの流れはさらに加速されるに違いありません。
最近のAppleのマシンは中級以上のクラスのものが多くなり、かつてのLCシリーズに相当するものが見あたらなくなってきました。入門機のPerforma5280にしても、かつての一体型Macintoshからは程遠いイメージです。この辺の不満がユーザーを改造に向かわせるもう一つの要因になっているのではないでしょうか。
この改造ブームのため、中古市場でのColorClassicの人気が急上昇したとかで、一時はColorClassic IIに\128,000などという高値がついていました。たしか新製品で売られていたころは、デザインが悪いとか(SE/30に比べて?)いわれて、あまり評価が高くなくて最後には10万円そこそこで売られていたことを思えば、なんと様変りしたことか。
関連するサイトを紹介しておきますので、興味のある方は見てください。
* MYSTIC ROOM (Tak's HomePage)
記1997年6月30日