第61回さやか会(松田紀子さん追悼ハイキング)

2015/4/29

日   時:4月29日  9:40A.M.

集    合:JR湖西線志賀駅改札口付近

コース:JR志賀駅→(バス)琵琶湖バレー口→ロープウェイ→打見山→蓬莱山→小女郎峠→小女郎池(往復)→小女郎峠からは、健脚者は権現山→霊仙山口→栗原まで歩き、栗原からバスでJR和邇駅にでます。

蓬来山頂付近を散策希望の方はきた道を戻り打見山からロープウェイで下山します。

健脚組 権現山頂 少年一人だけメッチャ元気

  

蓬来山頂 故・松田紀子さんを忍んで武奈ケ岳に向かって般若心経を唱え1分間の黙祷 紀子さんの夫、息子さんの家族、娘さんも参加

松田紀子さんのハイキング手記(武奈ケ岳) 1987年(昭和62年)429

8:56 京都発近江今津行き湖西線(生まれて初めて乗る人もありました)。間に合いましたがお待たせしました。
9:36 比良着 Kさん親子既に、三十分以上この田舎の駅で淋しく皆を待っていてくれました。満員のバスを一台見送って、次のバスでゆうゆうと行く事にして、女性、子どもはトイレへ。Sリーダーは朝弁当を駅の待合所で一人お召し上がり。Jちゃんたちは、おやつを仕入に駅前の売店へ。
10:10 イン谷口で下車。かなり暑くなってきた中を皆元気一杯で歩き始めました。管理事務所の前を紙に記入もせず通り過ぎ、割となだらかな林道を、行先に険しい山があるのを知ってか知らずかどんどんと進みました。前を行く健脚の中年の若人が一向に休憩してくれそうもないので、数人ずつ勝手に小休止。山肌を眺めると濃い緑の中、石楠花やつつじの花が咲き、「ほんまにきれい」この美しさがわかる中年になりました。
11:00 青ガレを目の前にして本格休憩及び後続グループの人を待ちました。半年ぶりでは、本当にしんどくて、休憩は唯一の楽しみです。
11:10 天まで届くかと(少しオーバーかな)思う様な青ガレを見て青息吐息。

でも登らなければ、お弁当は食べられません。意を決して遅れがちな人からアタックしました。ここから先、金糞峠までは、立ち止まれば、後ずさりしそうな道を、人に追い抜かれ「もう少しですよ」「あと5分位」などと声をかけられたりしながら、登りつめると、パッと目の前が開けて、風通しのよい、まさに峠にたどりつきました。
11:15 木陰がなく、みんなが一緒にお弁当を広げる程の場所もない所で、各自勝手にお弁当を広げ、あとは毎度のことながらSリーダーの美味しいコーヒーを戴きました。
12:50 八雲ケ原を目指して出発。荷物は軽くなるし、なだらかな下り道なので心も軽く、午前中遅れたJちゃんが先頭になり、まさにハイキングで~す。
1:30 難なくたどりついた八雲ヒュッテでジュース休憩。早々とビールを飲む不届き者あり。冬には、すばらしいスキー場になるゲレンデを見上げながらみんなで記念写真。
1:40 「天気もええし、ここまで登ってきたんやから」との声に全員武奈ケ岳に向かって出発。ここからあまり見通しがきかず、大雨がふれば川になるのかと思われる溝の中みたいな所を歩きました。頂上近くなって、砂地の滑りやすい所を上も下も右も左も見ず、ただ目の前の人の足元だけを見て上まで上がりました。
2:30 大した遅れもなく全員頂上まで登りつめました。バスを降りた所からは確実に千米を登ったはずです。春霞で琵琶湖などはあまり見渡すことはできませんでしたが、春風がとても気持ち良く、このすがすがしい風に吹かれる為に山に登るのです。又コーヒーをごちそうになりおやつを廻しながら下山のコースを考え、もう一度記念写真。どの顔もかなりぐしゃぐしゃじゃなかったかと思います。特に女性はね。
3:00 もっとゆっくりしてたかったけれども帰りのバスの時間や、家にたどりつく時間の事もあるので、下山開始。登りはしんどかったけれど下りは恐かった。景色を見たり、登って来る人に、道を譲る余裕は全然なし。遅れまいと思う一心でついて下りました。途中残雪がかなりあり、おいしかったし、気持ちよかった。八雲ヒュッテまで下り又休憩。
4:00 足の痛い人は北比良峠からロープウェイ・リフトという事で出発。歩き出すと元気になって、北比良峠の桜の五分咲きを見て通過。途中鎖場などがあり、変化に富んだところを皆黙々と歩きました。この頃より、つま先、足首、ふくらはぎ、ひざと痛いところが口をついて出るようになりましたが、小休憩一度きりで、朝登った林道に下りてホッと一息つきました。あとはバス停まで、川の水音を耳にしながら、右、左と見るゆとりもあり、バス停まで一直線。
5:50 「おめでとう」の声に迎えられ、ジュース、ビール、つまみで一服。ひどい姿を写されてもポーズをとる気力はなし、Sリーダーの写すがまま、撮られていました。最終バスなので「満員やったら、歩かなあかん」の声に「子どもだけや」「女だけや」と一騒ぎ。
6:07 バスはすいていて一安心。我グループ十五人は全員座れた様子。行きと帰りのバス代二百円、帰りは値打ちがある様に思いました。勝手やなあ!
6:20 JR比良駅着。駅前の売店でSリーダおごりのきつねうどんとカップラーメンをおなかの足しにして、時間がないので残りは電車の中に持ち込んで発車。
7:14 山科で乗り換え。ここでSさんとお別れ。茨木まで友達の情報交換会。半年会えない人もいるので、一気におしゃべりを。
7:55 Kさん、Yさん、松田さん七人にぎやかに下車。改札を出てから、Yさんどちらに降りるのかわからず「俺どっちへいくのかなあ?」無事家にたどり着いたかは未確認。以後新大阪までの人。そのさき長居公園の近くだといTさんはいつごろ家に帰ったのでしょうか。

追伸 我ながら良く歩いたと思います。二日間は階段を下りるのがつらかったです。立ったりすわったりも一声かけずには出来ませんでした。しんどかったけれど、足の痛いのが治ると又行きたいなあと思うのですからやっぱり山(というより歩くのが)好きやねんなあと思っています。
秋を楽しみにしています。

(松田 紀子記)

茨高18回ネットクラス会