大まか世界史
古代文明 (紀元前3000年頃 - 紀元前500年頃)
- メソポタミア文明: チグリス・ユーフラテス川流域で発展し、楔形文字やハンムラビ法典が有名です。都市国家ウルやウルクが栄えました。
- エジプト文明: ナイル川流域で栄え、ピラミッドやスフィンクス、ファラオの統治が特徴です。ヒエログリフ(象形文字)が使われました。
- インダス文明: インダス川流域で発展し、ハラッパーやモヘンジョダロなどの計画都市がありました。高度な排水システムが特徴です。
- 中国文明: 黄河流域で発展し、殷や周の時代に青銅器文化が栄えました。甲骨文字が使われ、封建制度が確立されました。
古典古代 (紀元前500年頃 - 紀元後500年頃)
- ギリシャ文明: アテネやスパルタなどの都市国家が発展し、哲学(ソクラテス、プラトン、アリストテレス)、科学、芸術(パルテノン神殿)が栄えました。オリンピックの起源もこの時代です。
- ローマ帝国: ローマが地中海世界を支配し、法制度(ローマ法)、建築技術(コロッセオ、アクアダクト)、道路網が発展しました。キリスト教が公認され、後に国教となりました。
中世 (500年頃 - 1500年頃)
- 西ヨーロッパ: 封建制度が確立し、キリスト教が社会の中心となりました。十字軍(1096年 - 1291年)や黒死病(14世紀)が重要な出来事です。
- イスラム帝国: イスラム教が広まり、ウマイヤ朝やアッバース朝などの帝国が栄えました。バグダッドが文化と学問の中心地となりました。
- 中国: 唐(618年 - 907年)や宋(960年 - 1279年)の時代に文化や技術が発展し、シルクロードを通じて交易が行われました。印刷術や火薬、羅針盤が発明されました。
近世 (1500年頃 - 1800年頃)
- ルネサンス: ヨーロッパで古典文化が復興し、芸術(レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ)、科学(ガリレオ・ガリレイ)、文学(シェイクスピア)が大きく発展しました。
- 大航海時代: ヨーロッパ諸国が新しい航路を開拓し、アメリカ大陸やアジアとの交易が始まりました。コロンブス、マゼラン、バスコ・ダ・ガマが有名です。
- 宗教改革: マルティン・ルターによる宗教改革が起こり、プロテスタントとカトリックの対立が深まりました。カトリック教会の改革(対抗宗教改革)も行われました。
近代 (1800年頃 - 1945年)
- 産業革命: イギリスで始まり、機械化と工業化が進展しました。蒸気機関や鉄道の発明が経済を大きく変えました。
- フランス革命: 1789年にフランスで革命が起こり、王政が廃止され共和制が成立しました。ナポレオン・ボナパルトが台頭し、ヨーロッパ全土に影響を与えました。
- 第一次世界大戦: 1914年から1918年にかけて、ヨーロッパを中心に大規模な戦争が起こりました。戦争の結果、オーストリア・ハンガリー帝国やオスマン帝国が崩壊しました。
- 第二次世界大戦: 1939年から1945年にかけて、世界規模の戦争が再び勃発しました。ナチス・ドイツの台頭とホロコースト、原子爆弾の使用が特徴です。
現代 (1945年 - 現在)
- 冷戦: 第二次世界大戦後、アメリカとソビエト連邦の間で冷戦が続きました。核兵器の開発と宇宙競争が特徴です。
- グローバリゼーション: 経済や文化の国際化が進み、インターネットの普及により情報の共有が容易になりました。国際的な企業や貿易が拡大しました。
- 環境問題: 地球温暖化や環境破壊が深刻な問題となり、国際的な取り組みが求められています。パリ協定などの国際協定が締結されました。