多 々 良 沼 の 景 [Ⅲ]
多々良沼のコブハクチョウと仲間たち ― 2008年
5羽親子に異変、メス親を病気で亡くし、縄張り範囲は劇的に変わりました。(08/9-10月)
<5羽親子> メス親は体調異変により、保護されましたが病死、親子は西の方へ追いやられてしまいました。
08.9.9 船着場を拠点に、いつもの通り一緒です。     
08.9.14 メス親(写真左)は元気がなくなり、家族一緒の行動から離れることが見られるようになりました。 
08.9.24 オス親と3羽の子供の家族は母親抜きで散歩です。母親は元気なく、食事もとれなくなりました。
08.9.24 嘴が開いたままになり、相手のオス親から追われるシーンも見られるようになりました。この後、衰弱が
     激しくなり市役所に保護され、やや回復しましたものの、まもなく亡くなったとのことです。
 
<勢力図の大変化> メス親を欠いた親子はにわかに弱気になり、縄張り拠点の船着場を放棄しました。
08.9.30
信じられないことに、あの4羽親子が船着場に来ています。 母親が離れ4羽になった親子は、水位が下がって現れた、西側の小島(築島)で休んでいます。
08.10.7
沼東から弁天島周辺を拠点にしていた4羽親子は、今や船着場の主になっていました。 母親を欠いた親子は、西に追われ築島で餌を貰っています。
親子は餌を食べていますが、その上の方に2つの点(4羽親子の子供)がこちらに気づいたようです。 その子供たち(4羽親子の幼鳥)は、親と同じ威嚇ポーズで迫ってきました。
食事していた親子は、気づいて逃げます。ボス親(写真右上)は真っ先に西桟橋の方へ逃げます。 4羽親子は、子供に代わってボス親(写真右)がさらに追い討ちをかけます。
4羽親子は、さらに西の築島まで縄張りを拡げたようです。 母親がいなくなった親子は、西桟橋の奥の方に追われてしまいました。
<一人ぼっち> ほかの2羽のハクチョウはそれぞれマイペースで過ごしています。
08.10.2 この春ここで無精卵を産んだハクチョウ。
     沼の水位低下で拠点の天沼が干上がり、
     船着場に上がって来ました。 
08.10.15 船着場の周りは2組の親子が占領。
     沼にも入れず、次第に体調が弱り、市に
     保護されました。
08.10.2-4 もう1羽の「首曲りハクチョウ」は美術館裏の多々良川下流を拠点に悠々自適。 
縄張りはしっかり守っています。(08/7-8月)
<5羽親子> 船着場を拠点にしています。
08.7.24 いつも一緒です。     08.8.6 船着場の駐車場をかっ歩します。
08.8.16 こんなに大きくなりました。 08.8.19 阿部さんが餌をやってます。
     親達の見守る姿は相変わらずです。
08.8.19 もう、一人前だよ。泳ぎながらの足干しや 陸に上がっての羽繕い。やることは親と変わりません。
      また、子供たちの単独行動やオス親が離れる姿も見られるようになりました。
<4羽親子> 沼東南側のヨシ原周辺および弁天島周辺を縄張りにしています。
08.8.30 4羽親子は、弁天島周辺で過ごす時間が多くなっています。
08.8.30 親子の拠点、沼東南側のヨシ原周辺。
08.8.10 弁天島周辺でくつろぐ親子。餌が少ないためか、2羽ともやや小ぶりです。
<縄張り争い> それぞれの縄張りに近づくと親ボスが怒ります。
08.8.10

邑楽町公園北側で遊ぶ親子。そのはるか北の方向(沼西側)には5羽親子がかすかに見えます。 突然、5羽親子のボスが飛んできました。
待ち受ける4羽親子のボス。(写真右側) ボス同士が距離を隔ててしばらくにらみ合います。
お互い無駄な争いは避け、無事収まりました。
08.8.20
めずらしいことに5羽親子が、4羽親子の拠点である東側ヨシ原まで来ています。
はるか弁天島東側にいた4羽親子のボスが見とがめ、こちらへやってきます。
5羽親子はあわてて逃げます。写真の右奥が自分たちが拠点とする船着場。
<一人ぼっち> この5月までは船着場で餌を貰っていましたが、今は帰ることができません。
  両親子から責められ天沼を1羽でうろうろしてます。この4月、船着場で産卵(無精卵)しました。
  もう1羽の「首曲りハクチョウ」は多々良川下流をうろうろしています。
5羽の親子は縄張りを拡げて大威張り。船着場を独占しています。
08.6.28 餌は漁協組合員がやってます。
08.6.28 陸に上がったヒナたち。
08.7.6 何やら邪魔ものが入って来たかな。 オス親は、邪魔ものに向かって猛烈に突進します。
08.7.12 ここは4羽親子(左側の2つの白い点)
     の縄張り。5羽の親子は悠々散歩です。
写真上が4羽親子。
手前の5羽の親子はニアミスもお構いなし。
08.7.14 ヒナたちもにわかに大きくなった感じです。
4羽の親子は沼東岸から南側、浮島・天沼方面を縄張りにしています。
08.6.27 浮島弁財天周囲を散歩する親子 08.7.6 沼東岸へやってきました。
08.7.6 4羽の親子が近づいて来ると、この船着場周辺を縄張りとする5羽のオス親はすかさず防戦態勢です。
     4羽の親子は圧倒されて、拠点の東南ヨシ原方向へ退却します。
08.7.14 天沼・浮島方面で過ごすことが多くなっている親子が、久しぶりに沼東岸へやってきました。
      この日は5羽親子は近くに居らず何ごともなく、トラブルは起こりませんでした。
二組の親子が出くわすと、子供を守る縄張り争いが起こります。(6月23日10時頃確認)
西桟橋北岸に巣作りをした5羽親子は、多々良川下流と船着場周辺から西側をゆっくり散歩しています。
沼東南のヨシの中に巣作りした4羽親子は、東岸から東桟橋先端周辺、沼南を主に散歩します。
08.6.23 中間地点で出くわすと父親が素早く近づき、これ以上近づかないよう、張り合い争います。
左は2羽のヒナを連れた母親、右側は3羽のヒナを連れた母親。父親の争いはしばらく続きます。
戦いのあとは静かに分かれます。 そして、互いの縄張りでリラックスして、しばし休息。
もう一組のペアにもヒナが生まれました。(6月20日朝8時過ぎ確認)  ≪原 茂一さん撮影≫
08.6.20 沼東南のヨシの中で抱卵していたペアに2羽
 のヒナが誕生。東桟橋先端近くへ初めてのお散歩。    
  母親にぴったり寄り添う赤ちゃん、ジーッと見守る
  父親。2羽ともオスかな?。     
産毛に包まれたヒナ、ママにくっついて離れません。 08.6.21 左側のママの背中に隠れて、沼の初探検。
待望のコブハクチョウのヒナが誕生したよ(6月10日朝8時頃確認)
08.6.10 今朝、沼に現れた3羽のヒナを連れた親子。今日が初めてのお披露目。
かわいいね
ママの背中はいいな、最高だよ
邪魔ものが来ると、パパが直ぐ反応し追い出します。 仲間のコブハクチョウ(写真左)にも
近づくとパパ(写真右)は怒ります。
<08.4.21 9:44> 先の産卵水没の悲劇(下記)にもめげず、新たなチャレンジです。
<08.4.30> その結果、卵を抱いているペアの姿が確認されました。
場所は西側桟橋のほゞ中央北側、原歯科医院南のヨシの中です。今度は水没の心配はなさそうです。
二世誕生までには悲しい苦難もありました。
08.4.9 東側桟橋下に、ゴミを集めて巣作りして卵を抱く姿が確認されました。
08.4.15-4.17 4月11日木戸堰の水門が閉められ、水位上昇による水没は必至の状況にあったが、
        枯れ草や稲わらを落としてやり、かすかな望みを託しました。
08.4.18 9:40 折からの強雨が重なり、急速な水位
        上昇に、ペアで必死の抵抗です。
08.4.19 7:00 努力もむなしく、ついに職場放棄。
08.4.17- 同じころ、水没の心配ない船着場で卵を抱く姿が見られたが、こちらは残念ながら無精卵です。
多々良沼に放鳥されているコブハクチョウ ― 2007年
・・・・・・ ・・・・・・ 幸せです
日向漁協 原 茂市さんが撮影しました。(07.4.28 AM 9:23)
桟橋のすぐ横に生んだ卵(07.5.7撮影) 落ち着けないためか、抱くのを諦めてしまいました
アヒルと話すハクチョウ 陸に上がったコブハクチョウ
コブハクチョウ6羽、全員集合です。
釣りを見ているハクチョウ 子どもからパンくずの餌をもらうハクチョウ
いじわるハクチョもいました                      撮影日 : 07.8.2 / 07.8.18
ボス・ハクチョウが餌を独占してます 若いハクチョウがちょっと、食べようとすると、
ボスが怒ります カモも威嚇されます
カッコウは良いのですが、 追っかけます
みんな逃げます 一羽がターゲットになりました
追いかけられ、逃げます 威嚇するボスと遠く離れた一人ぼっちの若ハクチョウ
◆ コブハクチョと遊ぶ                             撮影日 : 07.9.2 / 07.9.15
07.9.2 07.9.2
07.9.2 07.9.15
07.10.12 猫に怒ってます (07.10.2)
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