多 々 良 沼 の 水 位
◇ 説明
 多々良沼は多々良川の一部にあって、利根川水系一級河川にある湖沼と位置付けられている。その多々良川は渡良瀬川の太田頭首工から取水している農業用水や流域の排水などを集めて多々良沼へ流入し、さらに孫兵衛川を合流して、多々良沼下流の木戸堰を経て矢場川に注ぐ流路延長 約9.5Kmの河川である。
 これにより、多々良沼の水位は、太田頭首工からの取水量と農業用水の利用・排水および木戸堰の開閉に大きく依存し、水深は渇水期 約6.2m、増水期 約8mと1.5〜2.0mの水位差が生じます。
 多々良沼の水位変動はこちらのグラフをご覧ください。
◇ 太田頭首工
 渡良瀬川から取水して、渡良瀬川と利根川に挟まれた藤川・多々良川流域や休泊川流域の農業用水を計画的に供給している。(2007.8.25撮影)
◇ 多々良川下流 木戸堰
 木戸堰の水門は例年、4月11日ころ閉められて水位が急速に増え、9月30日ころ全開されて急激に水位が下がります。(2008.4.11撮影、閉められた水門)
◇ 多々良沼の水位標
<旧水位標>
2008年11月の「夕陽の小径」護岸工事着工まで、多々良沼水位標は松林寄りのここにありました。
渇水期の最低水位、ほゞ 0 m 増水期の最高水位レベル、2.12 m
<現在の水位標>
新たに、多々良橋(夕陽の小径北)寄りに設置された水位標。(写真左は渇水期、右は増水期)
渇水期の最低水位、 0 m 増水期の水位、1.88m (5月満水時)